過去のInternet Week

今年のInternet Weekは無料のプレ期間を含めて5日間

Pre Internet Week Internet Week
1日目 2日目 3日目 4日目 5日目
JPOPM21 BizEx2011
Open ID Summit

Internet Weekとは

インターネットに関する技術の研究・開発、構築・運用・サービスに関わる人々が一堂に会し、 主にインターネットの基盤技術の基礎知識や最新動向を学び、 議論し、理解と交流を深めるためのイベントです。
また、「Internet Week」で得られたものを、 ご自分のフィールドで役立てていただくことにより、 インターネットの普及・促進・発展に貢献する(繋げる) ことを当イベントの目的としています。

昨年行われたInternet Week 2010を 各種メディア でご紹介いただきました。 実際の内容や雰囲気をご理解いただく一助になるかと思います。

Internet Weekの特色

ランチセミナーの様子
セッションの模様

【インターネットの技術を語るイベント】

Internet Weekの対象者は、インターネットの技術者、 およびインターネットに関する技術の研究・開発、構築・運用・サービスに関わる人々です。

【質問や議論が活発なイベント〜技術者同士の刺激がある〜】

Internet Weekのプログラムでは質問や議論が活発に行われています。 各セッションには質問タイムがありますので、 そこで日頃の疑問や困っていることなどを相談してみれば、 役立つ情報や解決策が得られることでしょう。

【人との出会いがある〜業界の著名人が多数参加】

講演者はこの業界の最先端でご活躍される方々ばかりです。 普段会うことのできない人の話が生で聞けたり、 講演終了後に質問したりできる貴重な機会です。

【非商用イベント】

主催、後援団体をご覧いただくとおわかりの通り、 昔からインターネットの発展のために活動してきた団体が協力しあい、 創り上げているイベントです。 ビジネスカラーはできるだけ出ないように配慮しています。 それだけに偏りなく、 ハイレベルを維持したプログラムをご提供できるのです。

ご挨拶とIW2011のテーマ

今年もInternet Weekのご案内ができることを喜ばしく思います。

2011年、私達は未曾有の大震災を体験しました。 3月11日の東日本大震災です。 お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りするとともに、 被害を受けた方々には、心よりお見舞い申し上げます。

この震災では、通信基盤としてのインターネットが注目を集めました。 地震直後には電話が不通となる中、インターネットが、 通信手段、情報収集手段として機能し、その後は、 特にTwitterやFacebookなどのソーシャルメディアが、 さまざまな被災地支援に活用されました。 また、電力供給の不安から、 データセンターなどの基盤における節電にも注目が集まりました。

また私達の業界に目を転じると、 インターネットは非常に大きな節目を迎えました。 IPv4アドレス在庫枯渇です。 2月3日にIANAの中央在庫が、続いて4月15日には、 五つのRIRの中で初めてAPNICの在庫が枯渇し、 在庫を共有するJPNICにおいても、 通常のIPv4アドレス割り振りができなくなりました。 技術標準化以来30年余りにわたって、 インターネットの黎明期から成熟期を支えてきたIPv4では、 今後のインターネットの発展が賄えなくなりました。 インターネット全体がIPv6に対して本格的な取り組みを求められ、 本格的なIPv6インターネットアクセスが提供され始めました。

広々としたアドレス空間を持つIPv6インターネットは、 単に不足する識別子を補うだけでなく、 真の"Internet for Everyone"を実現し、 さらに"Internet for Everything"を射程に入れ、 まったく新しい価値をユーザーに提供するに違いありません。

インターネット基盤におけるもう一つの動きは、 TLDレジストリにおける相次ぐDNSSECの導入です。 IPアドレスを認証するRPKIを含め、 今までは比較的単純な機構で取り扱われていた、 経路制御におけるIPアドレスや、DNSにおけるドメイン名に対して、 真正性を担保しようとする動きが本格化していると言えます。

さらにICANNにおいては、 新gTLDプログラムが申請受付期間を明記した形で実装承認に至り、 実施に向けた最終段階となりました。 国際化ドメイン名を含む自由な文字列で新たなトップレベルドメイン名が新設できることとなり、 今後のインターネットの風景を大きく変えていくかもしれません。

このように、 インターネットが大きな転機を迎えた2011年のInternet Weekのテーマを、 「とびらの向こうに」としました。 今までのインターネットから、 扉の向こうに広々と広がるこれからのインターネットに足を踏み出すには、 上に挙げたようなさまざまな課題に取り組む必要があります。 そのために開けなければならない扉は、 軽いものではないかもしれませんが、 インターネットの今の姿を理解することが、 これからのインターネットへの扉を開ける鍵になるのではないか、 今年のInternet Weekがその扉を開く一助となるように、 という想いを込めました。

Internet Week 2011に数多くの皆さんが足を運ばれるよう、 プログラム委員の皆さんと心を込めて準備してまいります。 ぜひともご期待ください。

開催概要

正式名称 Internet Week 2011
テーマ とびらの向こうに
開催地 富士ソフト アキバプラザ
東京都 千代田区 神田練塀町3 富士ソフト秋葉原ビル
開催日程
Pre Internet Week  2011年11月28日(月)〜11月29日(火) 2日間
Internet Week 2011年11月30日(水)〜12月2日(金) 3日間
主催 社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)
後援
  • 総務省
  • 文部科学省
  • 経済産業省
  • ICT教育推進協議会(ICTEPC)
  • IPv6普及・高度化推進協議会
  • 財団法人インターネット協会(IAjapan)
  • 一般社団法人OpenIDファウンデーション・ジャパン(OIDF-J)
  • 仮想化インフラストラクチャ・オペレーターズグループ(VIOPS)
  • クライメート・セイバーズ コンピューティング・イニシアチブ(CSCI)
  • 一般社団法人クラウド利用促進機構(CUPA)
  • 社団法人コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)
  • 一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)
  • 社団法人情報サービス産業協会(JISA)
  • DNSSECジャパン(DNSSEC.jp)
  • 社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
  • 社団法人日本インターネットプロバイダー協会(JAIPA)
  • 特定非営利活動法人日本ウェブ協会(W2C) [申請中]
  • 日本DNSオペレーターズグループ(DNSOPS.JP)
  • 財団法人日本データ通信協会(Telecom-ISAC Japan)
  • 一般社団法人日本電子認証協議会(JCAF)
  • 日本ネットワーク・オペレーターズ・グループ(JANOG)
  • 特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)
  • 日本UNIXユーザ会(jus)
  • WIDEプロジェクト(WIDE)
対象者 インターネットの技術者
参加予定者数 約2,200名
Internet Week
開催目的
  1. インターネットの発展を推進する
  2. インターネットに関する議論の場・交流の場を提供する
  3. セミナー開催によるインターネット基盤技術の普及を図る

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