D4 IP Meeting 2011 〜とびらの向こうに〜
日時 |
2011年12月2日(金) 9:30〜17:30
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参加料 |
事前料金 ¥10,000、当日料金 ¥14,000 |
内容 |
IP Meetingは、Internet Weekの母体とも言うべき会議で、
JEPG/IP(Japanese Engineering & Planning Group/IP)によって
1990年に第1回が開催され、以来 毎年開催され、今回は21年目を迎えます。
現在はInternet Week中のメインプログラムとして、
インフラとしてのインターネットの動向に興味のある方、
運用に携わる方を対象に、
その年のネットワークの状況を総括し、
最新動向を伝え、
今後に向けた議論を行う会合として機能してきました。
今年の午前中のセッションでは「Internet Today!」と題し、
インターネットの運用にかかる今年のホットトピックを振り返ります。
また、IW2011の全最新動向セッションを総括するライトニングトーク大会も実施します。
「Today」を知らずして、
「とびらの向こう=Tomorrow」を考察することは難しいからです。
その後、「インターネット&ライフスタイルII」と題し、
参加者同士の世代の違いを認識した
上で、インターネットを軸に、
直面している時事・経済・最新ライフスタイルを見つめ、
今後の私たちが開かなければならない「とびら」を考察します。
現在と今後に対する共通理解を得ることで、
とびらの向こうにあるものと対峙するための、
知恵と勇気を得られるセッションにしたいと考えています。
午前の部(9:30〜12:00) 「Internet Today!」 |
9:40〜10:20 |
現在のインターネット運用動向
講演者:
吉田 友哉(インターネットマルチフィード株式会社)
内容:
2011年のルーティング・トポロジー・トラフィック・DNS等の運用の動向を総括し、
これからの運用の方向性を提示します。
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10:20〜10:40 |
インターネット新技術の標準化動向
講演者:
関谷 勇司(東京大学情報基盤センター/WIDEプロジェクト)
内容:
IETFにおける技術標準化動向のうち、主に、
以下の総括を行い、
これからの技術の方向性を提示します。
- セキュリティ、冗長化技術動向
- IPv4アドレス在庫枯渇に対応するための技術動向
- アーキテクチャ改善に関する技術動向
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10:50〜11:30 |
2011年ネットワークセキュリティ最新動向
内容:
ネットワークセキュリティの問題に関して、
今年を象徴するトピックを紹介します。
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11:30〜12:00 |
インターネット資源をめぐるガバナンスの状況
講演者:
前村 昌紀(社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター)
Ray Plzak(ICANN 理事)
内容:
2011年のインターネット資源をめぐる国内外の状況や動向を総括します。
この時間の中で、今年6月の議決で話題になった、
2012年1月から始まる、
ICANNによる新gTLD申請受付開始について、
ICANN理事のRay Plzak氏から発表してもらいます。
<今年の主なトピック>
- IPv4アドレス在庫枯渇/IPv6共存・移行を含むIPアドレスに関する動向
- IDN ccTLDや新gTLDなど新しいドメイン名に関する動向
- DNSSECに関する動向
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午後の部(13:15〜17:30)「とびらの向こう」 |
13:15〜14:30 |
ライトニングトーク集「どーんといきましょ!IW2011総括!!」
進行・スピーカー:
法林 浩之(IW2011プログラム委員)
SおよびDセッション(最新動向セッション)を担当したプログラム委員13名
セッション |
担当者 |
S1「HTTP Meeting 〜スマートフォン時代のWeb技術〜」 |
木村 泰司 |
S2「3.11から考えるディザスタリカバリ」 |
松下 和弘 |
S3「送信ドメイン認証運用実践」 |
樋口 貴章 |
S4「ひろがるインターネット 〜Machine to Machine/Internet of Thingsの動向〜」 |
藤崎 智宏 |
S5「インターネットとID連携 〜OpenIDとアイデンティティ・フレームワークの標準化〜」 |
秋山 卓司 |
S6「押さえておきたいインターネット法2011」 |
木村 孝 |
S7「ルーティング関連セッション (I) 〜 備える!インターネットルーティングセキュリティ 〜」 |
岡田 雅之 |
S8「ルーティング関連セッション(II) 〜 経路爆発を考える 〜」 |
印南 鉄也 |
S9「仮想化時代のパケットフォワーディング」 |
関谷 勇司 |
S10「スマートフォンセキュリティ」 |
山田 幸志 |
D1「DNS DAY」 |
米谷 嘉朗 |
D2「ここまで来ている IPv6インターネット!」 |
中川 あきら |
D3「仮想化DAY 〜組み合わせで作るクラウドシステム〜」 |
細木 正司 |
内容:
IW2011で開催した「最新動向セッション」全13セッションを、
それぞれの担当プログラム委員が5分間で紹介します。
総括・ネタ・小話アリです。
この中で、
「今後のとびらを開ける」と感じさせたものを、
参加者の皆様に、
IP Meetingの最後に「IP Meeting 2011
Award」として投票してもらいます。
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14:30〜15:40 |
とびらの向こう セッションI: 各事業者の観点で、2011年を振り返り、今後の心構えを考える
講演者:
・ISP事業者として:南 雄一(NECビッグローブ株式会社)
・IDC事業者として:小川 晋平(株式会社インターネットイニシアティブ)
・コンテンツ関連事業者として:Erik Kline (Google Inc.) ※講演は英語となります
・グローバルクラウドプラットフォーム事業者として:古田 敬(エクイニクス・ジャパン株式会社)
内容:
事業者ごとに主に二つのテーマでこの一年を振り返っていただきます。
テーマの一つは"震災後"。
初動段階で何が起きていてどう動いていたのか、
節電社会になって私たちはどう変わったのか。
二つ目はIPv6。
IPv4アドレスの在庫枯渇に対してどのように動き、
World IPv6 Dayなどのイベントでどのように対応したのか。
最後に、今後の心構えを、
各立場の方々に述べていただきます。
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15:40〜15:50 |
休憩 |
15:50〜17:00 |
とびらの向こう セッションII:世代毎の、「インターネット」に対する期待を考える(パネルディスカッション)
講演者:
モデレータ:砂原 秀樹(慶応義塾大学/WIDEプロジェクト)
パネリスト:大川 加世子(コンピューターおばあちゃんの会)
太田 智美
小林 洋子(NTT Com チェオ株式会社)
瀧田 佐登子(一般社団法人 Mozilla Japan)
内容:
「インターネットに対する期待感や接し方は、
その人がインターネットに
最初に接した時代と体験に影響を受ける」
という仮説を元に、
インターネットの世代を仮に6つに分けます。
- 第一世代「フロンティア世代」(1970年代)
- 第二世代「技術確立世代」(1980年代)
- 第三世代「サービス過渡期世代」(1990年代)
- 第四世代「インターネット前提の世代」(2000年代)
- 第五世代「メディア融合の世代」(2005年代)
パネリストがどの時代にインターネットに接したのか、
今までにインターネットから得た恩恵とはなんだったのか、
そして、「今後への期待」と、
可能であれば私たちが得られる
「知恵」についても述べてもらいます。
そうしたディスカッションを通じて、
参加者の皆様にとっても、
「自分にとってのインターネット」
を考えてもらう契機とすると共に、
今後、自分はインターネットをどうしていきたいのか、
そのために何をすべきなのかにも気づいてもらえるセッションにしたいと考えています。
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17:00〜17:30 |
クロージング |
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対象者 |
インターネットの基盤技術の動向に興味のある方
(インターネットに携わる学生、ネットワーク管理者、技術者の方など) |
※時間割、内容、講演者等につきましては、
予告なく変更になる場合がございます。
あらかじめご了承ください。