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「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」および「汎用 JP ドメインにおける日本語ドメイン名に関する技術方針(案)」に対するご意見 (2/3) (30件:9月11日〜9月28日)
[ご意見一覧]
Date: Mon, 11 Sep 2000 03:36:54 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 127] 「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」 に対する意見 こんにちは。はじめまして。 「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」を読んでいた時に、 一つ疑問に思った個所がありましたので 私の意見をメールで送付させていただきました。 「6-2-2. 同時申請期間中の登録ルール その1」の中で 書かれている部分に、 * 対象ドメイン名の文字列が同じになる登録者が複数いる場合は、 ドメイン名の登録年月日が一番早い登録者を優先する。 とありました。 取りたい「属性型 JP ドメイン名」がすでに誰かに取得されてる と言う理由などで、「汎用 JPドメイン名」で登録をする チャンスを与える、と言うのがドメイン名空間新設の理由ではないのでしょうか? もしそうなら、すでにドメイン名を持っている方が取得する時に 優先権を持っていては、新たに登録したい人には そのドメイン名を手にするチャンスは回って来ないのではないでしょうか? ドメイン名を持っている方と持っていない方、双方が同じチャンスで 取得できるようにしなければ公平には行かないと思うのですが。 御一考いただければ幸いです。 Date: Mon, 11 Sep 2000 10:39:54 +0900 (JST) Subject: [JPNIC dotjp-cmt 128] 汎用JP ドメイン名に関する方針 (案)」 に対する意見 SLD の解放には強く反対します. ******* > - 登録資格要件の緩和 > - 1つの組織・個人が登録できるドメイン名の数を制限しない > - ドメイン名の移転可能 > - 簡素化された登録手続きの提供 には賛成しますが, > - EXAMPLE.JP のような、SLD(Second Level Domain) への登録 と上記要件をリンクさせる必然性はありません. SLD の解放が与える既存のドメインへの影響を考えると, 汎用の SLD を新しく作って そこでやるべきです. > 可能性1 複数の SLD を新設し 3LD に登録を行う > 形態: EXAMPLE.AAA.JP、EXAMPLE.BBB.JP、EXAMPLE.CCC.JP 等 > 長所: SLDの種類を追加することができるため、ドメイン名空間の広さと拡張 性の制 > 限が少ない。 > また、SLD で緩やかなカテゴリーを表現することができる。 > 短所: SLD の種類が増えれば増える程、3LD に同じ文字列を含むドメイン名が増え > るため、ユーザに混乱をもたらす可能性がある。 の短所は, すでに 3LD の重複を許した時点で検討され, 「2LD と 3LD を合わせて認識すれば短所ではない」と納得している人も 大勢います. 逆に, フラットな 2LD 空間の中に無理やり似たような名前を押し込めて 微妙に異なる文字列になる方が混乱します. 例: takashimaya.jp takashima-ya.jp takashimaya-co.jp 既存の 3LD で納得している人々も, 2LD が解放され 世間の空気が 「2LD に名前が入ってるほうがなんとなく今っぽいし 正式っぽい」という 方向に流れることを懸念して, 確保に走ることは目に見えています. #「本来は 3LD で納得しているのに」という部分が重要です また, > 可能性2 SLD に登録を行う > > 形態: EXAMPLE.JP > 長所: SLD に任意の文字列を登録できるため、可能性1 と比較して、短いドメイン > 名を構成することができる。(ユーザの覚え易さ、タイプ打ちの容易さという観点か > ら長所) という長所は短絡的で近視眼的すぎます. 2LD がないために覚えやすくなるか, 逆にわかりにくくなるかは, 状況により どちらもありえます. *********** - 日本語ドメイン名の登録 については, 将来的には賛成ですが >JPNIC としては、技術的な側面においては標準化に向けた実験をしつつ、登録サービ > スとしては正式な受付を開始する予定で準備を進めております。最終的には標準化 > された技術にてこのサービスを提供する予定です。 という状況で受付を開始すると混乱を招きます. せめて標準化の目処がたってからにしてください. それまでは「将来的にやります」という方針を示すだけで十分です. *********** 以上 Date: Mon, 11 Sep 2000 11:48:16 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 129] ご意見 始めまして当社は、地域活性化を旗印に、今年初めから活動いたしております 今回の「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」について意見を少し述べさせてい ただきます。 現在当社は、neドメインを54取得しています なぜ54もと不思議がるかもしれませんが、理由は ドメインを全国県庁所在地の市外局番で取得しています (市外局番と電話番号の組み合わせ)で特許出願済みです 例 http://0761.ne.jp/65-1821/ といった具合で全て数字の組み合わせでホームページURLを表示しました ですから47都道府県プラス北陸三件の第二都市 ですからドメインの不足は、じゅうじゅう承知しておりますが 今から全国展開を図ろうかと思っている当社にとっては非常に痛手です 提案その1 市外局番と電話番号の組み合わせで 特許申請を出していますので 汎用 JPの汎用の部分をtelにし てもらって 現在取得しているne.jpを移行して頂けないでしょうか? 提案その2 日本語ドメイン利用可能になった場合は、市外局番.jpで先行取得は、可 能ですか、、 どっちにしろ市外局番と電話番号の組み合わせは、特許出願してあ りますから 他の誰かが利用しようとしても無理だと思うのですがいかがでしょ うか。 以上お願いと提案 Date: Mon, 11 Sep 2000 13:39:50 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 130] 汎用ドメインの登録について ご担当者 様 いつも大変お世話になっております。 「汎用ドメインの登録について」 既存のJPドメインについては従来どおりとし、汎用ドメインを新設という決定は、 今後のインターネット環境の拡大を考えた場合に、InteNIC的で必要なドメイを誰 でもが取得可能となるのは柔軟性に富んだ方法と思います。 今回の「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」の登録要件として「DNS」の設 定について何も記述がないことに「案」に対し不足を強く感じております。 ドメイン申請時にはネームサーバ設定が必要である考えておりますが、JPNICでは いかがお考えでございましょうか。 既存ドメインについては、ネームサーバ設定と接続承認までに猶予期間がございま すが、これは環境設定までの準備期間のためと理解しております。 誰でもが低価格で複数のドメインを申請可能となりますと、ドメイン名の申請を行 う際に「とりあえず、あれも、これも申請しよう」という風潮が生じると思います。 たとえば、名刺に所属部署やブランド名のドメイン名を印刷するだけのためとか、あ るいは大量にドメインを登録して、「自社商品の景品的」にインターネットに関係な くお好みのドメイン名を、「今ならサービスする」とか、ドメイン移転の自由化が歪 曲して利用されないとも限りません。 ネームサーバ設定が行われれば、上記のような事は起こらないとは言えませんが、不 当な申請あたるかどうかは別として、DRPの裁定の範囲を外れたトラブルに対しても、 事前に抑止できるのではないかと思います。 InterNICではドメイン登録の申請はネームサーバの登録の有無によって違うようで すが、JPNIC独自の汎用ドメインとしての登録方法をご検討ください。 日本語ドメインの文字列につきまして、1.全角文字に全角アルファベットの混在使 用は可能でしょうか。2.全角文字と半角英数文字の混在使用は可能でしょうか。 3.半角英数文字と全角アルファベットの混在使用は可能でしょうか。 よろしくご検討お願いいたします。 Date: Mon, 11 Sep 2000 22:40:23 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 132] 分からないこと はじめまして。鈴木と申します。 1.新JPドメインについてですが、アドレスの部分が日本語になると言うことですよ ね? ・・・となると当然海外からのアクセスは日本語OSあるいは日本語フォントが入っ ているコンピュータのみのアクセス となります。そうなるとどう考えても今よりも断然不便になると思います。その辺り はどう考えているのでしょうか。 2.現状もそうですが、ドメイン登録料が高いです。ハッキリ言って。なんでそんな に維持費が掛かるのかと思っています。 例を挙げるとアメリカのネットワークソリューションです。2年間で75$です。日 本円で大体8000円くらいでしょう。1万円を切っていますね。差し出す証明書も *.eduや*.milというような特別なドメインのみです。しかし日本のドメインを登録し ようとすると、印鑑証明など提出・・・どう考えても面倒くさい限りです。おまけに 1年間2万円もかかりますね。なんで同じ「ドメイン」というものを取るのに外国と では料金の大差が出来てしまうのでしょうか。全世界共通のものでしょう。これはか なり昔から言われていますよね?もはや「知らない」「知らなかった」では済まされ ないでしょう。しかし*.co.jpなどの法人のみ取得できるドメインについては1年間 2万円は問題視していません。私が言いたいのは*.ne.jpや*.or.jpなどの個人でも取 得できる日本ドメインのことを言っているんです。ですからこれを機会に日本語ドメ イン実現と共に登録料減額を考えた方がいいと思います。もちろんサーバーなどの維 持費を考えても2万円より減額なんぞできない。というのならば明確な回答をサイト 上に載せるべきです。もちろん納得する回答を。 私もドメイン所持者の一人ですが、日本ドメインを取れるにも関わらず経済的な理由 でアメリカの*.comドメインを取らざるを得ませんでした。こういう人はいくらでも います。どうかこの点をお考え下さい。よろしくお願いします。 Date: Tue, 12 Sep 2000 13:45:29 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 133] 「汎用JPドメイン名に関する方針(案)」について 2000年9月12日 社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター御中 日本知的財産協会 商標委員会 委員長 中塚 賢朗 「汎用JPドメイン名に関する方針(案)」について 拝啓 時下ますますご隆昌のこととお慶び申し上げます。 標記に関する日本知的財産協会・商標委員会の意見を下記に述べます。 敬具 (記) 1. 汎用JPドメイン名空間の新設について インターネットの急速な普及により、ビジネスや経済活動の基盤としての重要度 も高まっていることから、公共財たるドメイン名空間を拡大する必要性について は理解し得るところではありますが、今回の新設案全般の必要性を検討するに足 る十分な情報が開示されておりません。制度の変更にあたっては、それがもたら すメリットとデメリットを比較考量して判断することが必要であります。特に汎 用JPドメイン名空間では、現行のJPドメイン名空間における原則のうち、移転・ 売買の禁止、1組織1ドメインの原則を廃止し、更にSLDへの登録による組織属性を 撤廃するといった非常に大幅な制度の変更であり、まずは、貴センターにおかれ まして今回の制度変更の必要性、またそれにより改善を意図される点につき詳細 かつ具体的なご説明を頂きたく存じます。 このようなご説明がない状況においては、汎用JPドメイン名空間の新設には、賛 成致しかねます。 2.日本語ドメイン名及び多言語ドメイン名について これらにつきましても具体的かつ詳細な情報開示を待って、新空間においていか なるメリット・デメリットが考えられるのかを総合的に検討のうえ意見を申し上 げたいと存じます。 3.上記1、2に関する懸念 上述のように議論の前提が不明であるために十分な検討ができない段階ではあり ますが、現段階でのコメントを申し上げますと本件については下記の懸念があり ます。是非ともご再考を願う次第です。 5-1-2登録数の制限の撤廃と5-2汎用ドメイン名空間の設計について ・TLD(jp)のみで、可能性2によりSLDによる属性が全くなくなった場合、正当な 権利者間の紛争が増大することが懸念されます。このような紛争については、本 年10月より運用開始されるJPドメイン名紛争処理方針の対象とはならないため、 相当な混乱を 引き起こす虞があります。この混乱を完全に回避することはでき ないにしても、可能性1のように属性を設けることである程度の共存・棲み分け を図ることは、一定の効果があるものと考えます。 ・また、ユーザーの立場からも、商標・商号・人名等と競合して、取得したいド メイン名が簡単に取得できない状況になれば、空間拡大が目的とする使い易いド メイン名の実現は達成できないものと考えます。 ・ 多分に感覚的ではありますが、xxx.co.jpよりもxxx.jpの方が格上の印象があ り、xxx.jp空間への流出により、既存のドメイン名空間の存在意義が薄れていく ことが予想されます。このような場合には、単に混乱の多い空間に置換されるだ けの結果となり、空間の拡大には繋がらないものと考えます。 ・優先期間は設定されているものの、属性がなく先願優位であることから、使用 の如何に拘らず防衛的な観点から登録申請しておかなければならないといった事 情からの、いわば本来の目的を逸脱した登録が多数発生することが予想されま す。企業にとっては、管理業務の負担増加が憂慮されます。 4.その他要望事項 JPドメイン名登録業務を複数の登録業者に委譲するにあたっては、登録業者に対 して、 以下の点を義務付けることを希望致します。 (1)登録業務を行なう際の広告等に「不正な目的をもった登録は取消される可 能性が あること」「本来の主旨に則った健全な登録を希望する。」等の注意 喚起の文面を 掲載すること。 *なお、この文面は貴センターにより策定し、全登録業者に掲載を義務付けるこ とが望ましいと考えます。(その場合あまりに目立たない態様での表示は不 可。) (2)不正な目的を持った登録者を助長させるような広告は慎むこと。 例えば「著名表示はこうすれば必ず取れる。あきらめずにやってみよう。」等 [理由] 昨今、登録業者が不正登録を助長するような文言での登録募集が目に付きます。 ドメイン名空間の規制緩和の方向に動くのであれば、助長は論外であり、知的財 産との 関連においてユーザーの意識を啓蒙する行動が必要であると考えます。 以 上 Date: Tue, 12 Sep 2000 22:20:23 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 136] 日本語ドメイン名に関して 堀本です。 日本語ドメイン名に関して反対の意見を持っています。 一見便利そうですが、過去において日本語によるプログラミング言語が現れて は長続きせずに消えていった事を考えると継続性を必要とするドメイン名に使用 する事には混乱のみで、使い易さよりも混乱で賑やかになるのが結末であると思 うからです。 もちろん、「日本語.jp」なるドメイン名と「nihongo.jp」なる今まで同様の ドメイン名がなんらかの形で連携していれば自分が日本語ドメイン名を使うか使 わないかを選択できるから良いですが。 多言語化されてハングルとかキルリ文字などのドメイン名が出来たらインター ネットのボーダーレスという魅力が(私にとっては)半減してしまいます。 Date: Tue, 12 Sep 2000 23:26:05 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 137] 「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」についての意見募集 私は漢字でドメイン名を作成出来る事を望みます。 ただ、それだけです。 Date: Wed, 13 Sep 2000 09:29:06 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 138] 意見 年内の申請の場合、現在co.jp等のドメインを取得しているものが優先というのは、 貴組織の見解では、不公平をなくすとのことですが逆のような気がします。 現在、ドメイン取得しているものは、それをそのまま使用すればいいだけで、新たな ドメインは、別な者に優先権をあたえるべき。 Date: Wed, 13 Sep 2000 10:28:49 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 139] 汎用jpドメイン名に関する方針案に対する意見 掲題の件に関しまして下記意見を申しあげますので ご検討ください。 1.優先権に関し今年3月31日までの登録と されてますが,その時点では掲題の要旨が その時点では広く一般に公表されておらず 現に当社の代理店は本件を全く知らず、 もちろん当社も全く知らず、この7月に co.jpのドメイン登録を行いました。 その後当該ドメイン名を公表して当該ホームページを 多額の資金を使って作成、活用して各種の 活動をしてきてます。 従って当該ドメイン名は関係業界ではすでに 周知となってます。 2.然るに今般突然3月31日までとの案の 公表を知りましたが、それを知っていれば 当該ドメイン名の登録を遅らせたかあるいは 業界での公表を行わなかったものです。 3.従って3月31日以降の登録であっても 個別審査して、実体において当該登録を 活用しているドメイン登録名には 3月31日以降の登録で あっても優先権を与えるべきであると 思います。 以上 Date: Wed, 13 Sep 2000 07:18:30 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 140] 新 TLDについての意見 新TLDについての意見 1.日本語対応・・・漢字、ひらがな、カタカナ 2.“.com”のように短いドメイン・・・co.jp⇒cjp、ne.jp⇒njp 3.地域のわかるドメイン・・・東京⇒tjp、大阪⇒ojp ドメイン紛争は、競争を促す過程としては仕方がないと思います。 しかし、競争と不満がアンバランスになった時は、インターネット普及の阻害になるで しょう。 よりよい社会を創るためにも頑張って下さい。 Date: Thu, 14 Sep 2000 14:29:49 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 141] 汎用 JP 柳町と申します。お世話になります。 汎用JPドメインについての意見です。 1.SLD の開放に賛成します。やはり魅力が違います。 個人でも、つい登録申請を行いたくなります。 実際に使わなくても、取得(DNS 登録有)だけでもしておきたい。 2.登録料、維持料は安価に設定して、一般への更なる浸透を。 登録料 : 1,000円程度 年間維持料 : 5,000円程度 ※今回は、接続承認不要ですので、「直販」がメインになると予想され ます。登録数が増えれば、料金が安くても、維持費としては問題ない のではないでしょうか。 簡単ですが、以上です。 よろしくお願いします。 Date: Thu, 14 Sep 2000 17:43:20 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 144] 賛成します 既存JPドメイン保有者に優先権を与えることは必ず必要です。 現ドメインを費用をかけて広告等で広く周知したにも関わらず、 同じドメイン文字を他に取得されると広告の効果が薄れます。 例: so-net.jpをソニーグループ以外に取得される場合。 Date: Thu, 14 Sep 2000 18:46:04 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 145] 汎用ドメインについて 社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター御中 拝啓 新涼の候、ますますご清栄のことお喜び申し上げます。 貴社の日本のインターネットを支える大黒柱としての これまでの長きにわたるご尽力に心より敬意を表しますと共に、 インターネットユーザーの一人として厚く御礼を申し上げます。 さて、汎用ドメイン名に関する方針案につきましては、 これらを作成いただいた皆様の卓越したご見識ならびに ひとかたならぬご苦労にたいし、重ねて敬意と御礼を申し上げます。 ここ1〜2年の間に国内におけるインターネットユーザーの増加に伴い、 JPドメイン名につきましてもその数が急速に増加していると伺います。 その要因としては特に、バーチャルホストサービスによって、 一般のユーザーも安価で手軽にJPドメインを利用できる環境が 整備されたことが挙げられます。 これはあくまで私見ではございますけれども、このようなドメイン名の 取得サービスを提供してきたプロバイダーの中に、ドメイン名の永続的占有権を 強調して先願取得を煽るプロモーションが少なからずあるように思われます。 すでにjpドメインにおいても、プロバイダーにホスティングを委託したのみで、 実際にはインターネット上では利用されないドメイン名が結構多いのではないでしょうか。 今回の方針案において、同時申請期間の設置によるドメイン名の優先配布を 行う際に、事実上占有されたのみの多くのドメイン名がSecond Levelに移行される 可能性が捨て切れません。もしもこれが見過ごされた場合、特に新規の利用者にたいし ドメイン名の取得機会において著しい不公平感を与えてしまう事が懸念されます。 そこで1つだけご提案したいのですが、同時申請期間の汎用ドメイン名の 取得の優先権を得る条件につき、方針案では、2000年3月31日までに登録された ものとされておりますが、これを2年程度遡ったものにしてはいかがでしょうか。 この時期には、会社名など、商標権にふれるメジャーなドメイン名は 殆ど確保されておりましたでしょう。またそうでないドメインにつきましても 2年以上それを運用した実績は、それをSLDに移行する権利を得る条件として、 概ね納得できるところと存じます。 もっとも、この方法では多くのドメイン名が抽選配布に廻ることになり、 そのことによって生ずる貴社の手続作業の増加が懸念されます。 けれども方針案通りに実施が行われた場合、事実上、優先権のある ドメインは、その殆どがSLDへのオファーがなされると予想され、その作業 量もまた上記のものに匹敵することなろうと思われます。 従って、いずれにせよ、SLDの優先取得を時期によって絞ることによる 作業量の増加は、相対的にあまり大きいものにはならないとも思われます。 現在の方針案には、既存のドメイン空間の所有者に、 広く汎用ドメインの取得を進めるかのような印象がございます。 それは結果的に、汎用ドメイン空間の早期の枯渇を招くとともに、 既存ドメインのプライオリティを損なうことになりはしないでしょうか。 このたびの汎用ドメインのリリースは、二度とない貴重な機会です。 貴社におかれましては、これからも日本のインターネットの健全な発展のために、 平等性ならびに透明性を第一とした施策を進められることをご期待申し上げます。 末筆ではございますが、スタッフの皆様のご健勝ならびにご活躍をお祈り申し上げます。 Date: Sun, 17 Sep 2000 00:08:31 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 146] 「汎用JP ドメイン名に関する方針(案)」について 時代に沿ったようにポリシーを変更することは重要なことだと存知ます。 「汎用 JP ドメイン名に関する方針」についても基本的に賛成です。 ただ、ちょっと前に、多くのISPのドメイン名がor.jpからne.jpに 変更されたばかりですが、結局のところ事業者や利用者の負担と混乱が 増えただけであり、それといった利益をもたらさなかったと個人的には 思っています。「汎用 JP ドメイン名」についても、安易なポリシーの 変更により、同じような結果に終わってしまうのではないか、心配です。 また、他のトップレベルドメインと比較すると、現状の JP ドメイン名 は登録・維持にかかる費用が著しく高く、ポリシーについても厳し過ぎ ます。特に、わたしたちのような個人事業者に対しては排他的なポリシー であることは否めません。改善をお願いしたいです。 「汎用 JP ドメイン名」については、国際的に妥当な価格水準になり、 寛容なポリシーを持ったものとなることを期待します。 Date: Mon, 18 Sep 2000 12:43:40 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 147] 「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」に 対する意見 平井と申します。 ntt.jpを無くした経緯の説明を読んだ事のあるものとしては 汎用JPドメインの新設は多少納得がいかない点もありますが 目前に迫っているため1点だけ意見を述べさせていただきます。 すでにインターネット上のドメインはその有用性が各方面に 認識されており先願順で申請を認めた場合、転売目的や企業 による囲い込みが行われる懸念が多分にあるかと思われます。 そこで新設から3年程度の年限を切った上で1社(1名)につ き1ドメインまでのように出願数に制約を設けることはできな いでしょうか? 商標などの事例を見る限り先行企業による 不使用名称の囲い込み登録が多々見られ、ドメイン名の場合 は商標のような対象範囲もなく「ドメイン」がすべてとなる ことから囲い込みが行われた場合の弊害は公共制の観点から 見た場合、かなり大きな物となると思われます。 #大手商社や企業が一般名詞を片っ端からドメイン登録され た場合、私の所属するような中小企業は完全に割を食う事 になってしまいます。 Date: Tue, 19 Sep 2000 15:49:26 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 148] 「汎用JP ドメイン名に関する方針(案)」に 対するご意見 はじめまして 今回の汎用jpドメインに関しまして 意見を述べさせていただきます。 内容は 6-2-2. 同時申請期間中の登録ルール その1 に関してです。 この部分の優先の受付の件ですが 内容からすると 最優先として、国内のドメイン取得者の 登録順となるようですが この優先順を何とか考えてほしいケースが 弊社にあります。 というのは 弊社、ダイワ精工(株)といいまして スポーツ・レジャー産業(特に釣具)のブランドとしまして ダイワ を用いています。 現在、弊社のドメインは daiwaseiko.co.jp ですが これは当時、daiwa.co.jp が取得できず(大和證券さんが取得して タッチの差だったと記憶しています)このドメインを使用させていただいていま す。 ところが、弊社はワールドワイドに業務を展開していることもありまして daiwa.com ドメインを 北米の関連会社が既に取得して 使用しています。 今後、世界統一ブランドとして daiwa.com を使用していきますが 日本のオリジナルドメインとして 今回の daiwa.jp を取得したいと考えていますが この優先項目では またしても、汎用jpドメインは 大和證券さんにとられてしまいます。 このように、国際化も照準にいれた考え方も あると思いますので この優先的な考え方において 日本だけでなく、 現在取得していますワールドワイドな考え方における 優先を是非、考えに入れていただけませんでしょうか。 よろしくお願いいたします。 Date: Wed, 20 Sep 2000 02:11:58 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 149] ドメイン名規制の緩和案について 私は、JPNICのドメイン取得資格(登録法人)がないため 代行業者に依頼してcomを取得しました。 インターニックは言語の関係で自分での取得が難しいと 判断したからです。 ですから、このたびの汎用ドメインの案は歓迎です。 ただ、従来のJPドメインとの間に一線を引くということは ちょっと賛成しかねます。 CO.JPドメインを取得済みの法人は、格付けされている ような印象がありますが、その点については単に日本的な 錯覚に過ぎないと思います。日本が真の意味で国際化しなけ れば本当の意味でのIT革命にはならないでしょう。 もっと柔軟な環境作りが大切と思います。 Date: Thu, 21 Sep 2000 10:48:04 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 152] 汎用JPドメインの件 「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」に対するご意見の募集 を拝見させていただきました。 現在個人事業を行っておりますが、co.jpドメイン が法人でないと取得できないなどの理由により取得困難な状態です。gr.jpや地域型 などはあまり好ましくない業界なものですから汎用タイプが出来、取得できるように なれば、幸いかと思っております。是非、一日でも早く取得できるようお願い致しま す。 Date: Thu, 21 Sep 2000 11:25:02 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 153] 他社の商号を名乗ったドメイン名申請の防止について インターネットがこれほど一般化した現時点では、他社の商号、商標などをドメ イン名として申請、占有している問題は、違法行為に準ずるものと見なして、防 止策を講じていく必要があると判断されます。 JPNICの掲げる諸方針を拝見する限り、こうした問題に関する意識は大変乏しい と判断され、「申請は何でも受け付ける。問題は後で解決すればよい。」など後送 りの姿勢と判断したとしても、言い過ぎとはいえないでしょう。 方針では、公平性にも配慮されているようですが、善意の者を保護し、紛争は未然 に防止することこそが、真の公平性の確保とは言えないでしょうか。 新ドメイン空間である汎用JPドメイン名の導入に当たっては、下記に配慮頂きま すよう、強くお願いします。 1)商号、商標を用いたドメイン名の申請があったときは、妥当性を審査ください。完 璧な審査が難しいことは承知しておりますが、被害の発生を少なくすることが、より 重要です。却下した場合に発生する問題は、例えば、申請者のJPNICに対する異 義申し立て手続きなどを設けることで対処できます。 2)ドメイン名の登録者が、汎用JPドメイン名も申請した場合は、プライオリティを付 けることなく、ドメイン名の妥当性審査をされますようお願いします。 3)インターネットの普遍化に鑑み、JPNICは、ITに偏することなく、社会通念 、商 慣行、消費者保護などにもご配慮頂きますようお願いします。 Date: Thu, 21 Sep 2000 13:18:42 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 154] 「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」について こんにちは(^^)/ 「日本語ドメイン名」については絶対反対です。 はっきり言って日本の恥です。やめるべきです。(^^;) 細かいことを逐一書くつもりはありません。 あまりにも馬鹿げていると思うからであり、 一般に言われている事だからです。今更・・です。 簡単ですが、一意見として参加の意味でメールします。 Date: 21 Sep 2000 16:56:16 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 155] 「汎用JP ドメイン名に関する方針(案)」に 対する意見 株式会社ノヴァの大西と申します。 「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」に対する意見を述べます。 ただ、私の意見の骨子はすでに domain-talkで出されているものです。 ・SLDのみの開放には反対である。 3LDとSLDのペアで開放する。 ・SLD は自由な文字列を選べる(3文字以上)。 ・汎用ドメイン名空間と地域ドメイン名空間は統合される。 ・3LD には場合によっては制限を設ける。 (例えば、CITY, TOWN, VILLなど)。 当然、すでに地域ドメイン名の3LDとして使用されているものは 使用できない。 例: asahi.news.jp news.asahi.jp tokyo.internet.jp bluelight.yokohama.jp ・地域ドメイン名は凍結する。既存の地域ドメイン名は有効。 地域ドメイン名は 4LD以上のレベルが開放された、特殊な汎用ドメイン名とみなす。 ・多言語ドメインは専用のSLD(domain-talkでは .ja.jpという意見があった)を設ける。 例: 株式会社なんとかかんとか.ja.jp 朝日新聞.ja.jp 以上です。 Date: Thu, 21 Sep 2000 18:15:46 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 156] 「汎用 JP ドメイン名に関する方針(案)」に ついて 今までの非常に閉鎖的・戒律的なドメイン管理に対して、 今回のJPNICの方針案には賛成であるが、ドメイン名の 登録ルールにおいて、相変わらず既得権者の利益ばかりを 優先する姿勢は、現政府に勝るとも劣らぬほど、愚かな 提案と言わざるを得ない。 登録ルールにおける 『汎用 JP ドメイン名の登録要件(日本にローカルプレゼンスがある)を満たす既存 の JP ドメイン名登録者は、同じ文字列での SLD 登録の優先権がある。』 の記述は、本提案の趣旨である以下の記述 『更に、既存空間の登録要件を緩和という方法では、これまで資格要件を満たさな かったため登録できなかった人たちへの不公平感が生じると予想されます。公平感維 持の観点から、既存空間の登録要件緩和は必ずしも適当とは言えません。』 に完全に相反し、先願主義および「一社一ドメイン名」の 犠牲となってきた多くのパブリックユーザーの希望を 更に踏みにじる提案と考える。 当然、新ドメイン空間は今までjpドメインを利用できなかった 人々に優先的に解放されるべきであり、既存jpドメイン取得者の 優先順位は最高位に配されるべきと意見する。 Date: Sun, 24 Sep 2000 10:30:32 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 159] [汎用ドメイン名に関する方針(案)」に対する意見 日ごろ,インターネットについてご努力くださっていること,利用者の一人として 深くお礼申し上げます. 募集中の「汎用ドメイン名に関する方針(案)」について意見を述べさせていただ きます. 1.インターネットは国際的なものですから,ここに異質の「漢字,全角かな」を混入 することはいろいろ不都合が生じる恐れがありますので,十分ご注意願いたいと存じ ます. 2.たとえば,「となりの<すしや>はこれでよいが,わが<すしや>の<す>は< 寿をくずした文字>」という要求もでがちです.こうすると,「寿,壽」のほかに もう一文字必要となり,限度がなくなります. ちょっと聞くと,笑い話のようにも感じられますが,さきの<ユニコード技術委 員会>で日本側が「4種類のくさかんむり」を持ち出したという話を聞きますと, こういうことのないようにとくにご注意願いたいと存じます. 3.ドメイン名は固有名詞ですが,「漢字は固有名詞でとくに無秩序」のように感じま す.この無秩序さを世界にまき散らかすことのないように,とくにご注意願います. 4.インターネットは本質的に国際的なものと思います.たとえ「漢字かなドメイン名」 があっても,「ローマ字ドメイン名」が必要と考えられます. 現在のドメイン名が「ローマ字ではなくて英字」となっている点が問題です. ご存知のように,英語はローマ字で「文字に記号を必要としない少数派のことば」 です.ドイツ語でも,フランス語でも,スペイン語でも文字はローマ字ですが,少し の記号(ウムラウト,アクセントなど)を必要とします.日本語でも,「東京」は 「トキョ」でもなければ「トウキョウ」でもなく「トーキョー」です.正式のローマ 字では“Tokyo"の "o"の上にやまがた"^"が必要です."a e i o u" の上に,やまがた "^" を書けるようにすることは,「ウムラウトやアクセント」を書けるようにする ことと同様に,日本のわがままではなくて大多数の国の要望です. ほんの少しの追加ですから8ビット文字コードで十分できることです. 「英語の英字」から「世界のローマ字」へ これこそ,いまドメイン名の改良に必要なことと存じます. 以上 Date: Mon, 25 Sep 2000 12:19:39 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 160] 自由化はサードレベルドメンとすべき!! 別府@東京医科歯科大と申します。 今回のセカンドレベルドメイン自由化に付き意見を述べたいと思います。 これは、まれにみる愚挙と言わざるを得ません。 ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^ 日本の持つ唯一のファーストレベルドメインである jp を、一瞬にして枯渇させて しまうであろう事は灯を見るより明らかであります。しかも、セカンドレベルドメ インの内、利用度の高いものは全て既に jp ドメインを取得している既得権者に与 えられてしまうという、不公平性をも併せ持つものであります。 これは少し考えてみれば明らかなもので、ある企業が example.co.jp を既に持って いれば、example.jp を申請することは明らかなので、他の example.ne.jp 保持者、 example.gr.jp 保持者が取得できないばかりでなく、他の company ドメイン希望者 も取得できず、今までの不公正さが強調されるばかりになるでしょう。例え最初の 団体が申請しなくても、次のが申請してしまえば、不公平さが残ることに変わりは ありません。寡占が進む、といって良いでしょう。 もう一つ例を出しましょう。個人の場合です。 鈴木一郎という人がいて、jp ドメインを取りたいと思ったとします。当然一番欲し いのは suzuki.jp でしょうが、当然これは既に suzuki.co.jp を取っている企業に 取られてしまいます。そこで、次に 鈴木.jp や すずき.jp、スズキ.jp を申請する でしょうが、これは全国に何万人もいる鈴木さんとの争いに勝たねば得ることはで きません。非常に取得は難しいと言わざるを得ません。しかも、今回の自由化が一 度発効してしまえば、二度とこの様な分かりやすいドメインは取得することはでき なくなってしまうのです。永久に。 <<<< 提案 >>>> そこで、私案を提案いたします。今回の自由化は、セカンドレベルではなく、 サードレベルドメインの自由化とするのです。例えば、先の鈴木さんの例では、 ichiro.suzuki.jp を申請するようにするのです。そうすれば、他の鈴木さんもじゃ まされずに済みます。また、他のすずきいちろうさんは、例えば suzuki.ps.jp (ps はpersonal を意味する)、suzuki.pe.jp、suzuki.pers.jp、などいくらでも 選択肢ができます。「個人のドメインは ps が標準的」等というルールは、そのう ちネット上で自然にできあがって行くでしょう。 これでは、有名企業と紛らわしいドメインができてしまう、という心配は無用です。 たとえば、sony であれば、すでに sony.co.jp を持っているわけですから、 sony.ps.jp や style.sony.jp というドメインがソニーのものではない、というこ とは一見すれば分かります。最初は紛らわしいかもしれませんが、数ヶ月でネット 上の常識になるでしょう。今後永久にドメイン名の枯渇と戦う代償としては軽いも のと言うべきでしょう。 既に company.co.jp を持っている企業に対する優先処置としては、「申請があれば www.company.jp や ftp.company.jp などを優先的に割り振る」などということで充分 ではないでしょうか。これでもかなりのアドバンテージといえます。これ以外の全ての ****.company.jp の使用権をその企業に与えてしまう今の案はあまりに不公平です。 何しろ重要なのは、このままセカンドレベルドメインを開放してしまっては、あっと いう間に枯渇する、という事実です。漢字を取り扱えるようにする、という話とは 次元が違います。それなら、既にある co や ne に漢字を導入し、制限を緩やかに すればよいのです。com がそうだったように。アメリカがセカンドレベルドメインを 開放しているのは、ファーストドメインがアメリカの支配下にあるからです。足りな くなったらいくらでもファーストドメインを増やせばよいのです。しかし、日本には ファーストドメインは jp しかないのです。この状態でセカンドレベルを自由化して しまっては、足りなくなったときにどうすればよいのでしょう。 JPNIC に猛省を促すと共に、早急に対策を練られることを期待いたします。 Date: Tue, 26 Sep 2000 12:16:42 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 163] 汎用JPドメイン名についてご意見 汎用JPドメイン名ご担当さま 国立情報学研究所の鷹野です。いつもお世話になっております。 SLD(第2レベルドメイン)の扱いについてひとつご意見です。 「汎用JPドメイン名に関する方針(案)」によるとSLDについて は上位ISPの接続承認が不要になり,手続きが簡素化されるそう です。 これにより一層のインターネット普及につながるということで 喜ばしいことなのですが,私共で運用している学術情報ネット ワークでは,少し問題が生じるのではと危惧しています。 文字どおり学術情報ネットワーク(SINET)は,学術系インターネ ット・バックボーンであり学術研究の促進を目的とするもので あって営利目的では利用できない(企業は加入できない)こと になっています。 接続承認というシステムは非常によくできていると私は思って いるのですが,これにより大学内でCO.JPドメインを勝手に立ち あげるのを防いでくれます。(COM,ORGは無理ですが) しかし,SLDの場合,その接続承認はなされずに利用できるため, 大学の学生が営利目的のベンチャー企業を学内で立ち上げるとな るとそのトラフィックがSINET内を流れることになり,純粋に基礎 研究を行う研究者の利用するSINETのリソースを消費してしまう可 能性があります。 私共としてはそれを防ぐ手段がないわけで,各加入機関の規則の 遵守をお願いするしかありません。 以上気づいた点を記載してみました Date: Tue, 26 Sep 2000 16:33:41 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 164] 汎用JPドメイン名に関する方針(案)について 社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター 御中 セイコー株式会社 法務部長 若 杉 覚 件名:汎用JPドメイン名に関する方針(案)について 前略 此度貴法人より公表されました首記方針案「5-4.ドメイン名と商標等との紛争処 理」及び「6-2-2.同時申請期間中の登録ルール その1」に関しまして、当社として下 記のとおり意見を述べさせて頂きます。 記 貴方針案によりますと、サイバースクワッティングの問題は、JPドメイン名紛争処 理方針(以下DRPという)により解決することを基本とされ、 ・現在の登録規則に基づく登録はサイバースクワッティングの問題が少な いこと ・著名商標の定義が困難であること 等の理由から、汎用JPドメイン名の登録に当たっては、仮に著名商標であったとし てもこれを斟酌すること無く、現行のドメイン名登録者を優先登録させるものと理 解いたします。 当社と致しましては、上記運用では、反って無用な混乱を招くものとして、同意致 しかねます。理由の詳細は以下のとおりです。 <理由> ①現在の登録規則に基づく登録はサイバースクワッティングの問題が少ない とのことですが、現行の登録規則による登録制度は、当初インターネットの仕組みや有 用性を充分理解されない中、サイバースクワッティングの問題を解決す るための制度が何等存しない状況下で先願主義が採用されたこと、及びドメイン名と商 標 の関係や不正競争防止法の適用が非常に不明確であったこと等から、著 名商標が関係の無い第三者にドメイン名として取得されるという状況を招き、現在もそ の 状況は解消されないまま今日に至っているのではないかと推測されます 。実際当社の保有する著名商標でありハウスマークでもある「SEIKO」についても、ド メイ ン名は九州の某社に取得されたままになっており、本格的な電子商取引 の実施を前に、当社と致しましては非常に憂慮すべき問題と考えております。 ②又、著名商標の客観的基準作成が困難であるとのことですが、特許庁にお いては防護商標の登録要件を運用基準として持っており、又、社団法人日本国際工 業所有権保護協会は日本有名商標集を作成している等、決して客観的基 準の作成が不可能なわけではないと考えます。 ③何等の事前手続のないまま、無条件で既存の登録権者を優先して登録する ことは、著名商標と同一又は類似するドメイン名の登録がなされる都度、当該著名商 標権者は稀釈化を防ぐためDRPに従い申立を行わなければならず、著名商 標権者にとっては非常な負担となります。 確かに貴方針案とおり、登録後DRPにおいて事後決着をつけるべきとの考 えもあり得ますが、一旦登録を認めるということは、例え短い間とはいえ当該ドメイン 名 の使用を許すということであり、その間に一般消費者が著名商標と同一 又は類似のドメイン名使用により被害を受ける可能性があります。 以上のことから、著名商標の保護、一般消費者の保護を考えますと、著 名商標に関する何等かの事前措置は必要であると思料いたします。一番望ましいのは、 貴法人における事前審査ではありますが、現実問題として事前審査が非 常に困難であるとするならば、少なくとも著名商標権者に異議申立の機会を与え、審議 を 尽くすべきであり、当該ドメイン名の登録はその異議が解消されてから 行うべきものと考えます。 以上のとおり、本格的な電子商取引の時代を迎え、重要な役割を果たすドメイン名の登 録におきましては、著名商標、ハウスマーク等を保有している企業並びに一般消費者の 利益のためにも、貴法人における登録承認前に、商標権者(著名商標権者)による異議 申立が可能となるよう是非ご配慮頂きたく、宜しくご検討のほどお願い申し上げます。 草々 Date: Wed, 27 Sep 2000 23:41:54 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 166] 汎用ドメインについて 中村と申します。 JPNIC の汎用ドメインの方針について一言申し上げます。 日本語ドメイン名という方針に賛成します。 高齢化社会を迎えるにあたり、 インターネットはお年寄りに対しても大きな可能性を持っていると思われます。 高齢者の間にインターネットが普及する際に、 「わかりやすさ」というのは非常に重要なポイントだと思います。 もちろん日本語ドメイン名はインターネットのグローバリズムに反するかもしれませ んが、 グローバリズムだけがインターネットのもつ可能性ではありません。 現在私の身の回りのお年寄り(祖父や祖母)の状況を考えても、 PCやインターネットに対して近寄りがたく感じてしまう理由に、 アドレスにせよ用語にせよ日本語が少なくて難しいということがあげられると思いま す。 SLDの解放、複数ドメインの登録等、JPNICの汎用ドメインの方針は、 よりインターネットを普及させる際に重要な「わかりやすさ」 に対して非常に重要な貢献だと思います。 Date: Wed, 27 Sep 2000 23:59:39 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 167] 日本語ドメイン意見 日本語ドメイン、大賛成です。 組織コード(co,ne,or,grなど)が不要かつ日本語OKというだけで、 インターネットの活用度はかなりアップするでしょう。 特にマーケティング目的、商用目的でサイトを 運営している場合には、URLが大きな障壁になっていました。 告知→記憶→入力によるサイトリーチにいたるまでのプロセスで、 手間とミスの発生があって、これらがマイナス要因となっていました。 この障壁が取り払われるだけで、企業から見るとインターネット市場が 実質的に拡大したのと同じ効果があると思います。 Date: Thu, 28 Sep 2000 07:59:04 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 168] 汎用jpドメイン名についての意見 汎用jpドメイン名についての意見 今回の汎用jpドメインの方針案についてご意見致します。 特に、なぜもっと早く開放しなかったのかということについてです。 ドメインネームは本来それ自体意味のあるものではなく、一意性を確保するための 記号に過ぎないという認識があったわけですが、現実にはドメインネームが特定の 名前を示すものとして使用されてきたのは周知の事実です。 そうしたなかで、厳格に交通整理的な役割に徹する、というのもひとつのやり方で はあるかもしれませんが、インターネットのなかでユーザが望んでいるのは、整然 としていても使いにくいようなドメインネームではなく、名前の認知に役立つよう なドメインネームです。だからこそ、多くのユーザが.comのようなusefulなドメイ ンを取得して使っていると思います。もちろん、.jpも多くのユーザによって使わ れてはいますが、極端なことをいえば、それは単に手続きが日本語でできるから、 というくらいの理由ではないでしょうか。そうでなければ、料金も高く制限も多い ようなドメインをわざわざ選ぶ理由もないように思います。 標準や規則がトップダウンにあるのではなく、ユーザが望んで、選ばれてきたもの が結果として標準になっていくというのがインターネットの基本的なありかたのは ずです。 これは私見ですが、ドメインネームは結局、高速回線の一般化やサーチエンジンの データの整備などによって、本来そうであったような記号的なものに戻っていくも のではないかと思います。しかし、たとえば5年後にそうなるとしても、現状で求 められているものが今すぐなければ意味がないのがインターネットの世界です。半 永久的な安定性や制限だらけのルールを持ち込むという発想自体がそもそもかなり 苦しいという気がします。 ですから、今回公開された方針の内容には基本的に賛成なのですが、なぜもっと早 く動かなかったのか、というのが正直なところです。上で、.jpは日本語で手続きが できるだけ、みたいなことを書きましたが、ドメインそのものがusefulであるなら ば、それにこしたことはありません。公開されている文書を読んだ限りでは、まだ 個々のルールについては不明ながらも、かなり思い切ったことをしようとしている ように見えます。ユーザとしてみれば中途半端に新しいものができたところであま り意味がないので、この方針がいまさら逆戻りしたりしないことを期待しています。 以上、簡単ですが意見とさせていただきます。 Date: Thu, 28 Sep 2000 11:17:42 +0900 Subject: [JPNIC dotjp-cmt 169] 汎用JPドメイン名に関する方針( 案)に対する意見 キヤノン株式会社の中沢と申します。 * 以下は、私個人の意見でありキヤノン株式会社としての意見ではありません。 1.汎用JPドメイン名空間の新設は、通商産業省が検討を進めているドメインネー ムの 不正登録・使用を規整する実体法の整備を待って行うべきであると考えます。 本年10月よりDRPの運用が開始されますが、訴訟においての確固たる法的な裏付けが ないことから、ユーザーとしては非常に不安定な立場におかれることとなります。現 状の 契約法的な規制に留まらず、不正行為として明確に規定する実体法が整備された上で の新設を要請致します。 2.汎用JPドメイン名空間の新設を、SLDへの登録により行う場合は、DRPの 対象外で ある商標・商号・人名等の正当な権利者間の紛争が増大し、相当な混乱を引き起こす虞 があります。 同時申請期間は設定されているものの、属性がなく先願主義であることから、使用の 如何 に拘らず防衛的な観点から登録申請しておかなければならないといった事情からの、 言わ ば本来の目的を逸脱した登録が多数発生することが予想されます。 この場合、イン ター ネット空間の有効活用には繋がらず、また企業にとっては登録・管理業務の負担増加が 憂慮されます。 SLDへの登録に関しては以上のような懸念はありますが、空間の新設に際しては、混乱・ 混同を極力回避するための対応策として、是非とも下記をご考慮いただきたく存じま す。 記 ① 著名商標・商号を予約語とし、登録の初期段階において事前除外する 著名な商標・商号は、正当な権利者以外が登録することによる弊害が甚大であり、 予約 語として事前除外するべきであると考えます。 ICANNでの議論では、定義が困難であることが指摘されておりますが、世界的な著 名性 が要求されるgTLDとは異なり、ローカルプレゼンスが維持されている日本における著名と いうことであれば、一定の判断は可能なものと考えます。 著名性の判断基準としては、1)防護標章 2)日本国特許庁が参考資料としている「日本 有名商標集」(社団法人日本国際工業所有権保護協会発行)3)審決例4)判決例等が 妥当 と考えます。 ② 同時申請期間中の登録は、登録商標・商号の権利者を優先する 理由は以下の通りです。 ・著名な商標・商号であっても、①の判断基準に該当しないものが存在する ・著名でなくとも商標・商号を正当な権利者以外が登録することによる弊害は大きい ・既存JPドメイン名登録者優先により、既存の不正登録者が優先登録される ・日本語ドメイン名の既登録は存在しないため、登録商標・商号を権利者以外に登録 されてしまう可能性がある ・登録、登記を要する登録商標・商号は、権利として確立されており優先の判断基準と して適当 ③ ①、②による登録拒絶に不服な場合は、パネルによる裁定 登録拒絶された申請者が、登録されるべき正当な理由を有している場合も想定されるため、 パネルに裁定を求め、当事者間での解決を図ることを可能とする手当てが必要と考えます。 以 上 |
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