日本UNIXユーザ会と日本Linux協会は、BSD及びLinuxを中心とするオープンソー スシステムに関する議論を行う場として「BSD/Linux Day」を開催します。
このイベントでは、参加者とともに活発な議論を行い、オープンソースに関わ る多くの人々の今後に有益な示唆を示すことができればと考えております。皆さんふるってご参加ください。
最新情報はjusのWebサイト(http://www.jus.or.jp/)をご覧ください。
◇◆プログラム◇◆
各セッションとも、前半はテーマに関する現状の説明(合計30分程度)、後半は参加者を交えた自由討論です。
09:30-09:35 |
開会のあいさつ:
鵜飼文敏(日本Linux協会 会長) |
09:35-11:05 |
ブラウザ(Chairman: 砂原秀樹(奈良先端大)) |
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- Mozilla |
神部竜二(もじら組) |
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- Lynx |
畑口剛之 |
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- Navi2ch |
菅原泰樹 |
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- w3m |
鵜飼文敏(Debian JP Project) |
ブラウザは、今やインターネットに関わる非常に重要な基盤ソフトウェアとなってきました。BSDやLinuxには、グラフィカルなものからテキストベースの非常にシンプルなもの、特定ページを見ることに特化した専用ブラウザなど、多くの選択肢があります。このセッションでは、現在BSD/Linuxで利用可能なブラウザの特徴やTipsなどを紹介し、インターネット基盤ソフトウェアとして必要となる要件について議論します。
11:10-12:40 |
パッケージングシステム(Chairman: 能城茂雄(日本Linux協会/奈良先端大)) |
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- dpkg(apt)/Debian |
鵜飼文敏(Debian JP Project)
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- ports/FreeBSD |
今野元之(FreeBSD Project Development Team) |
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- rpm(apt-rpm)/Vine |
松本庄司 |
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- portage/Gentoo |
中野正智 |
BSDやLinuxは、様々なフリーなソフトウェアを使って環境を構築しています。UNIXでは、伝統的にはソースで配布されているソフトウェアは各ホストの管理者が必要があれば修正もくわえてソフトウェアごとに異なった方法でインストールなどをしてきました。フリーなソフトウェアの数も増えてきた今、これらの多くのソフトウェアを統一的な方法で管理するためのパッケージングシステムが必要となってきているといえるでしょう。このセッションでは、BSDやLinuxで使われているメジャーなパッケージングシステムをとりあげ、その特徴や違いなどについて議論します。
12:40-13:40 |
昼休み |
13:40-15:10 |
デスクトップ環境(Chairman: 小山哲志(ビートクラフト)) |
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- KDE |
菰田泰生(日本KDEユーザ会) |
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- StarSuite/OpenOffice.org |
奈良隆道(サン・マイクロシステムズ) |
クライアントOSとしてBSDやLinuxを使う場合、デスクトップ環境の良し悪しはユーザーの使い勝手を大きく左右します。KDE,GNOMEという2大デスクトップ環境がお互いに競争する形で開発が大きく進んだため、現在ではほぼ実用に足るものになりつつあります。このセッションでは、いよいよ本格普及に向けての課題などを、各コミュニティの方々を交えて議論します。
15:15-16:45 |
統合開発環境(Chairman: 樋口貴章(日本Linux協会/サン・マイクロシステムズ)) |
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- Wide Studio |
平林 俊一 |
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- Sun ONE Studio/netbeans |
大野圭一(サン・マイクロシステムズ) |
vi/emacs/gcc/makeといった伝統的なコマンドが、オープンソースの発展を支えてきた主要な開発ツールです。今後、オープンソースにおけるGUIの進展に伴い、統合開発環境(IDE)の重要性が高まっているのではないかと言う視点から、オープンソースでマルチ・プラットホームのIDEであるWide
Studioと、JavaのIDEであるSun ONE Studio を中心に、今後のオープンソースにおける開発環境の現状および展望に関して議論します。
16:45-16:50 |
閉会のあいさつ:
小山哲志(日本UNIXユーザ会 会長) |
司会: 法林浩之(インターネット総合研究所)
記録(by T-Code): 前田薫(リコー)、能城茂雄(日本Linux協会/奈良先端大)
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