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T1 : ISPバックボーンネットワークにおける経路制御設計 〜理論編〜
日 時 12月2日 10:00-13:00 
会 場 5F  501 
主 催 Internet Week 2003 プログラム委員会 
定 員 180名 
講 師 前村 昌紀[フランステレコム] 
略 歴
space 前村 昌紀 space
1991年 九州芸術工科大学 芸術工学部 音響設計学科 卒業 NEC入社
パケット交換サービスの設計を担当
1994年 同社インターネットサービス立ち上げに参加 以降バックボーンネットワークの設計、対外接続部の設計運用、渉外業務を担当
1997年 JANOG(日本ネットワークオペレーターズグループ)運営委員
1998年 JPNIC(日本ネットワークインフォメーションセンター)運営委員
2000年 グローバルワンに入社。同社IPプロダクトサポートを担当 APNIC(Asia Pacific Network Information Centre)理事
2001年 フランステレコムに転籍。アジア地域IPプロダクト担当シニアマネージャー
2002年 JPNIC IPアドレス担当理事
 
参加料
参加料
一般:15,000円
内 容

近年のインターネットの爆発的な発展に伴って、ISP バックボーンも急激に巨大化し、スケーラビリティを考慮した経路制御設計が必要不可欠となっている。
また、ISP のバックボーンネットワーク設計においては、回線・ルータの配置設計だけでなく、BGPとIGPを組み合わせた論理的な経路制御設計が、安定稼動の上で非常に大きなウェイトを占める。

本チュートリアルでは,経路制御に関する基本を整理するとともに、インターネットバックボーンの経路制御で必要となるBGP、OSPFの2つのプロトコルに関して、特にプロトコルの成り立ちや技術事項の整理といった理論面を中心に解説する。

以下、具体的に取り扱う予定の内容
- ルーティング基礎事項の整理
   - ルーティングとは
   - RIP
   - クラスレスルーティング
   - IGPとEGP

- OSPF
   - 経緯と概要
   - リンクステートアルゴリズムとその特長
   - リンクステートデータベース
   - リンクステート広告とその種類
   - アジャセンシー,ネイバ,DR/BDR
   - エリアとサマリー
   - コストとパス選択
   - IS-ISとの比較

- BGP
   - 経緯と概要
   - クラスレスルーティング,CIDR,階層的経路制御
   - パスアトリビュート
   - ポリシルーティング
   - セッション確立とパケット種別
   - iBGPシステムの設計
   - ルートリフレクタ
   - BGPコンフェデレーション
   - スケーラビリティの解決

- 設計への適用
   - BGPとOSPFのインターアクション
   - 経路制御設計論

 
対象者 ISPバックボーンネットワークや大規模な企業内IPネットワークの運用・設計に携わっている(あるいは携わろうとしている)方々を対象とし、TCP/IPに関する基本的な知識を有する方々
なお、本講義の後編にあたる「 ISPバックボーンネットワークにおける経路制御設計 〜実践編〜」との内容的連携を図っている。 
問合せ先 Internet Week 2003 事務局
e-mail:iw2003-info@nic.ad.jp 
上記の「内容」と「対象者」は、本チュートリアルの講師によって執筆されたものです。
  受講プログラムの選定にお役立てください。