ネットワークに繋がっていることが普通になるにつれ、通信環境維持の重要性は益々大きくなっています。機器の性能・使い勝手は年々良くなってきていますが、高度化・大規模化により通信維持のための管理項目は増えていっていますし、ワームや不正アクセスなどのセキュリティ対策も新たな必須項目になるなど、気苦労は増える一方です。ここで重要になってくるのは、沢山の機器の組合せで構成されているネットワークの問題発生を早期に検知し、問題箇所を特定する「監視」業務ということになります。
本セッションでは「監視」業務に着目し、何を監視するべきか、どのように監視するべきかということについて解説していきます。
具体的には、小規模の企業ネットワークを想定し、そのネットワークの監視システムをオープンソースのツールにて構築するというシナリオの上で、監視業務の要件についての考察・監視における着目点の整理・有効なツールの紹介と、 NMS(Network Monitoring System)の構築手法などの説明を行います。 |