Internet Week 2004
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T7 : ISPバックボーンネットワークにおける経路制御設計 〜実践編〜
日 時 11月30日 15:00-18:00
主 催 Internet Week 2004 プログラム委員会
講 師 吉田 友哉 [NTTコミュニケーションズ株式会社]

吉田 友哉
略歴
1998年 日本電信電話株式会社入社
OCNバックボーンや対外接続部の運用構築を担当
1999年 NTTコミュニケーションズへ
現在に至るまで、同ネットワークの運用・構築・設計に従事
2000年〜 Networld+Interop NOCメンバ
2002年〜 JPNIC IPアドレス検討委員
2003年〜 JPNIC IRR企画策定専門家委員Co-Chair
2004年〜 JPNIC IRR企画策定専門家委員 Chair
その他 JANOG10,11,12 実行委員、IDG NetworkWorld/日経等執筆
参加料 事前料金 \14,000 当日料金 \18,000
内 容

近年のインターネットの爆発的な発展に伴って、 そのインフラを支えるISPバックボーンネットワークも益々巨大化し、 スケーラビリティを考慮した経路制御設計が必要不可欠となっている。

また、回線・ルータの配置設計だけでなく、 BGPとIGPを組み合わせた論理的な経路制御設計が、 安定稼動の上で非常に大きなウェイトを占める。

本チュートリアルでは、 「ISPバックボーンネットワークにおける経路制御設計〜理論編〜」における基本事項の習得に引き続き、 それらを用いた具体的な局面に触れ、 その場面における実際のコンフィグ例を紹介しながらより実践的な設計・運用手法の習得を目指す。

またマルチベンダ環境における実装の差異や留意点や、 セキュリティを考慮した設計など、 実際に起こっているケースを交えながら解説する。

以下、予定している内容の一部

  • 全般
    • ハードウエア設計
    • アドレス設計
    • 冗長性設計
    • FIB、RIB、ルーティングテーブル
    • トポロジー情報と経路情報
    • 論理網と物理網
  • OSPF
    • エリア設計
    • コスト設計
    • デフォルトルートの広告と扱い
    • 内部経路と外部経路
    • DR/BDR設計
    • 安定性
    • OSPFv3
  • BGP
    • ポリシー設計
    • ローカルプリファレンス/MED設計
    • RR階層化、クラスタID設計
    • ローカル経路の広告と安定性
    • ホットポテト、コールドポテト
    • BGPコミュニティ網制御設計
    • BGPマルチパス、BGPマルチホップ
    • BGPダンプニング
    • BGP4+
  • セキュリティ設計
    • BPG Max Prefix、Prefix Limit
    • Unicast RPF (strict、looseモード)
    • TTL Hack (GTSM)
    • Black Hole、Sink Holeルーティング
    • Prefixのハイジャックと対応策
    • IRRと経路フィルタ
  • マルチベンダ関連 他
    • ベンダ毎の各種パラメータの差分
    • BGPベストパスセレクション
    • OSPFのループバックコスト値とBGPの経路選択
    • ルーティングテーブルとBGPテーブル
    • フローモニターからの設計へのフィードック
      • netflow、cflow、sFLOW、IPFIX

なお、 「T3:ISPバックボーンネットワークにおける経路制御設計 〜理論編〜」は本チュートリアルと関連性の深いチュートリアルになっておりますので、 併せて受講されることをお勧めします。

対象者 ISPバックボーンネットワーク、 あるいは大規模な企業内IPネットワークの運用・設計に携わっている(あるいは携わろうとしている)方々を対象とし、 TCP/IPに関する基本的な知識やルータ設定スキル、またある程度、 経路制御プロトコルの知識を有した方々。 なお、本講義の前編にあたる「ISPバックボーンネットワークにおける経路制御設計 〜理論編〜」または過去のInternet Weekにおける同等の講義を受講されていると、より望ましい。
問合せ先 Internet Week 2004事務局
E-mail:iw2004-info@nic.ad.jp
 
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