Internet Week 2005 Internet Week 2005

C4 : 第二回迷惑メール対策カンファレンス
日 時 12月7日(水) 10:00-17:00     会場:501+502
主 催 財団法人インターネット協会 迷惑メール対策委員会
プログラム委員:http://www.iajapan.org/anti_spam/event/2005/conf1207/p_c.html 
参加料
事前料金 一般:¥5,000
会員:¥3,000
  当日料金 一般:¥7,000
会員:¥5,000
内 容
・カンファレンス概要:
 5月の迷惑メール対策カンファレンスの大成功を受け、 第二回迷惑メール対策カンファレンスを Internet Week 2005の一部として開催します。

これまで日本では、 携帯電話向けの迷惑メールが問題視されてきました。 しかしながら、携帯電話事業社の多大な努力により、 ユーザに到達する迷惑メールについては沈静化をしてきています。 事実、ある携帯電話事業社では、 3ヶ月間1通も迷惑メールを受け取らないユーザの割合が70%に達しています。

一方で、ゾンビやフィッシングに象徴されるように、 インターネットでの迷惑メールの問題は、 日本でも深刻となってきました。 ISP/ASP は、 上り25番ポートのブロッキングやドメイン認証といった抜本的な対策を講じ始めています。 また、今年5月に特定電子メールの送信の適正化等に関する法律が改正され、 法律が施行される11月から今までより実効性の高い規制が実現するはずです。

このような背景を踏まえ、 今回の迷惑メール対策カンファレンスは迷惑メール対策の状況や法律に関して知識を共有し、 十分な議論ができる場にしたいと考えています。
 
・プログラム:
※講師略歴につきましては、下記URLをご覧ください。
http://www.iajapan.org/anti_spam/event/2005/conf1207/program.html
 
10:00-10:10 プログラム委員長挨拶
  山本和彦(株式会社インターネットイニシアティブ)
10:10-11:30 outbound port 25ブロッキング
  ・セッション概要:
   迷惑メールの多くは、 動的IPアドレスからプロバイダの送信メールサーバを利用せず、 直接、宛先のドメインのメールサーバにTCP25番ポートを用いて接続し送信されていると言われています。 この対策として、このポートの接続を遮断し、 ユーザが自網外のメールサーバに直接接続出来なくする、 Outbound Port25 Blockingという方法が効果的であるとされ、 日本のISPにおいても採用され始めています。 このセッションの目的は、何故Outbound Port25 Blockingが必要か、 また実施に向けて技術的に対策すべきことは何か、 実際に導入する際に何を行うかを議論することです。
  ・プログラム内容
  司会:若松広司(ボーダフォン株式会社)
- 導入の是非
  講師:本間輝彰(KDDI株式会社)
- 設定のノウハウ
  講師:赤桐壮人(株式会社ぷららネットワークス)
‐運用経験の共有
  講師:池田武(パナソニック ネットワークサービシズ株式会社)
13:00-14:30 ドメイン認証
  ・セッション概要:
    このセッションは、ドメイン認証に関する知識や経験を共有し、 問題点を議論することを目的とします。 論点としては、SPFの宣言を厳しくするタイミング、 受信側でのSPFの導入、DKIMの導入/運用などが挙げられます。
また、IPアドレスやドメインの格付け(ブラックリストやホワイトリストも含む)を提供する信頼できる機関の設立/運用についても話し合います。
  ・プログラム内容
    - SPF
  講師:山本和彦(株式会社インターネットイニシアティブ)
- DKIM
  講師:森健(ヤフー株式会社)
- レピュテーション
  講師:曽田哲之(株式会社SRA)
15:00-17:00 ISP/ASPのための迷惑メール対策実務(運用編)
  ・セッション概要:
   11月1日に今年5月に改正された特定電子メール法が施行されました。 改正法では迷惑メール送信に対する規制が強化され、 送信者を偽ったメールを送信したものに対し、懲役1年以下、 罰金100万円以下の直罰も盛り込まれ、 従来送信元の詐称により効果が十分とは言えなかった法的な対策に抜本的な手が加えられました。
 一方迷惑メールの対策にあたって、 ISP/ASPはインターネット利用者の保護とともに、 通信の秘密など電気通信事業法上の義務にも留意する必要があります。
 このセッションでは電気通信事業者が自らの防衛策として迷惑メール対策のために法的にできること、 できないことと、 迷惑メール撲滅のためにISP/ASPが送信者に対し法的にどのように対処を行うかなどについて、 具体的な話を、 総務省で迷惑メール対策の現場を指揮される担当官とISPの実務担当者が議論します。
 具体的な告発の方法のほか、 迷惑メール送信者のISP/ASP間のワタリを防止するべく、 事業者同士で迷惑メール送信者情報の交換をすることなどについて、 行政、法律、事業者のそれぞれの分野の専門家を迎え、 技術面以外の迷惑メール撲滅のための方策について議論したいと思います。
  ・プログラム内容
    - 防御策としての送信ドメイン認証やOP25Bなど各種対策実装時の手順と留意点
    - 迷惑メール送信者への法的対処の方法
    - 迷惑メール送信者情報の事業者間の共有
  ・司会 木村 孝(ニフティ株式会社)
  ・パネリスト
    渋谷 闘志彦(総務省)
伊藤 哲哉(株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ)
別所 直哉(ヤフー株式会社)
 
「迷惑メール対策 BOF 〜 会社を背負わず本音で話そう 〜」
18:30〜20:30 (会場が302に変わります)   参加費無料
夕食を挟んで引き続き迷惑メール対策BOFも開催します。

http://www.iajapan.org/anti_spam/event/2005/conf1207/program.html#bof
対象者
メールサーバ管理者/メールサービス担当者
迷惑メール対策の現状と将来に関心がある方
  このカンファレンスは今年5月に開催された第1回迷惑メール対策カンファレンスの続編です。 今回から参加する方は、 第1回で触れた内容(OP25B、SPF、DKIM、 特定電子メール法などの基礎)について、 あらかじめ前回の資料に目を通しておかれることを強くお勧めします。
  「第一回迷惑メール対策カンファレンス」
  http://www.iajapan.org/anti_spam/event/2005/conf0510/index.html
問い合わせ先 財団法人インターネット協会事務局 小泉、小南
E-mail: sec@iajapan.org
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