Internet Week 2006

 
T25 : フローベースのトラフィック計測と解析
日時 12月8日(金)10:00-13:00
主催 Internet Week 2006 プログラム委員会
講師

ファイブ・フロント株式会社
進藤 資訓

略歴
1988年 東京電力(株)入社。情報システム系の研究開発に従事。
1992年 カーネギーメロン大学コンピュータ科学学科へ留学。 分散システムの研究を行う。
1997年 アセンドコミュニケーションズジャパン(株)(当時)[現、 ルーセントテクノロジー(株)]へ入社。 VPN、VoIP、セキュリティー等の分野で活躍。
2000年 コサインコミュニケーションズ(株)入社。 同社の立ち上げ、および日本のIP-VPN市場の牽引に寄与。
2003年 プロキシム(株)入社。 無線LANのセキュリティーに関する啓蒙活動を行う。
2004年 ファイブ・フロント(株)を設立、CTOに就任。 フロー・テクノロジーに関する活動を行う。

 

株式会社インターネットイニシアティブ
長 健二朗

略歴
(株)インターネットイニシアティブ 技術研究所 主幹研究員。
北陸先端科学技術大学院大学客員教授。
WIDEプロジェクト ボードメンバー。
インターネットのトラフィック計測、QoS通信、 オペレーティングシステムのネットワーク機能の研究に従事。
1984年 神戸大学工学部卒業。
同年 キヤノン(株)入社。
1993年 コーネル大学コンピュータサイエンス学科修士課程修了。
1996年 (株)ソニーコンピュータサイエンス研究所入社。
2001年 慶應義塾大学より博士号(政策・メディア)取得。
2004年より (株)インターネットイニシアティブ勤務。
参加料 事前料金 \15,000 当日料金 \18,000
内容 従来ネットワーク監視はSNMPを使って行うのが一般的でした。 SNMPで知ることのできるトラフィック情報はインターフェースを流れた「パケット数」や「バイト数」といった情報に限られてしまいます。 例えば、 アプリケーションの分布やエンド・ツー・エンドの通信状況、 ピアリングの最適化に必要となるAS別トラフィック情報、 などについてはSNMPでは知ることができません。


本セッション前半では、 これらのSNMPの弱点を補うことのできる「フロー」をベースにしたネットワーク監視・分析技術について解説を行います。 具体的にはNetFlowやsFlow、 まもなくIETFで承認予定の標準フロー・プロトコルIPFIX (IP Flow Information eXchange)などについて解説を行います。


また本セッション後半では、 フローデータを使ったトラフィック解析について紹介します。 ここでは、利用者毎のトラフィック使用量の分析や、 その時間帯別利用パターン解析など、 具体的な応用例をデータ処理手法や解析結果を交えて解説します。
対象者 トラフィック計測に携わるネットワーク運用者。
フローベースのトラフィック計測や解析に興味があるネットワーク技術者。
キーワード ネットワーク監視、NetFlow、sFlow
問合せ先 Internet Week 2006事務局
E-mail:iw2006-info@nic.ad.jp