C5:IP Meeting/Internet Forum 2007 
日時 2007年11月22日 09:30 - 17:00
主催
参加料 カンファレンス1日通し券 一般(事前:8,000円 当日:10,000円)
※NTTコミュニケーションズ(株)様ご提供のランチ(無料)付きカンファレンスです。
講師
内容

午前の部 9:30-12:30  2007年 Operational Issue

ネットワーク基盤に関わるオペレーショナルなテーマについて、 2007年の動向を振り返り、 今後の展望についてレポートします。 これに参加すればこの1年のインターネット技術動向をクイックに把握することができます。

09:40-10:20
(40分)
吉田 友哉/NTTコミュニケーションズ株式会社/JPNIC IRR専門家チーム

1) ルーティング・トポロジ動向

講演者: 吉田 友哉/NTTコミュニケーションズ株式会社/JPNIC IRR専門家チーム

内容: 2007年におけるルーティング・トポロジ・トラフィック・DNS等の動向を総括します。

10:20-11:00
(40分)

2) 国際関係(インターネットガバナンス)

講演者:
コーディネーター:
前村 昌紀/JPNIC
パネリスト:
会津 泉/財団法人ハイパーネットワーク社会研究所
高橋 徹/財団法人インターネット協会(IAjapan)
穂坂 俊之/(社)日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC)

内容: IPアドレス、ドメイン名、IGF、 ICANN等インターネットに関わる今年の国際関係を総括します。

前村 昌紀/JPNIC
前村 昌紀
会津 泉/財団法人ハイパーネットワーク社会研究所
会津 泉
高橋 徹/財団法人インターネット協会(IAjapan)
高橋 徹
穂坂 俊之/JPNIC
穂坂 俊之
11:10-11:50
(40分)

3) セキュリティ

内容: 今年のホットなセキュリティissueについて述べます。 具体的には以下の3点に焦点をあてます。

中谷 昌幸/有限責任中間法人 JPCERT コーディネーションセンター

1 近時の情報セキュリティに関する脅威の動向

組織化、潜行化が進む近時の攻撃手法の動向と、 日本国内における対策の状況について、 この1年間を振り返り、総括を試みます。

講演者: 中谷 昌幸/有限責任中間法人 JPCERT コーディネーションセンター

 
小宮山 功一朗/有限責任中間法人 JPCERT コーディネーションセンター

2 セキュリティインシデントの海外動向および国際連携の状況

各国における情報セキュリティ対策上の関心の動向や、 国際連携の状況について、現在の状況を総括し、 紹介します。

講演者: 小宮山 功一朗/有限責任中間法人 JPCERT コーディネーションセンター

 
杉浦 芳樹/日本コンピュータセキュリティインシデント対応チーム協議会 運営委員長/NTT-CERT

3 日本CSIRT協議会の活動の状況について

本年夏に設立された日本CSIRT協議会の活動の状況について紹介します。

講演者: 杉浦 芳樹/日本コンピュータセキュリティインシデント対応チーム協議会 運営委員長/NTT-CERT

11:50-12:30
(40分)

4) 基盤技術の標準化・ディプロイメント状況

内容: 2007年の基盤技術の標準化・ディプロイメント状況をIETFの話を中心に総括します。

1 ルーティングエリア

4バイトAS、uRPF、フロー解析、 BFD (Bidirectional Forwarding Detection)、 ロケーターIDなど

2 DNSエリア

DNSSEC、v6 DNS運用上の問題点など

関谷 勇司/東京大学 情報基盤センター 助教

3 セキュリティエリア

soBGP、sBGP、リソース証明書

講演者: 関谷 勇司/東京大学 情報基盤センター 助教

 

4 リアルタイムアプリケーションエリア

VoIP、SIP、IMS

講演者:
大江 将史/WIDE プロジェクト
吉田 良雄/エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社 次世代ネットワーク推進本部 技術部

大江 将史/WIDE プロジェクト
大江 将史
吉田 良雄/エヌ・ティ・ティ・アドバンステクノロジ株式会社 次世代ネットワーク推進本部 技術部
吉田 良雄

午後の部 13:30-17:00

「The Internet changes everything (インターネットが全てを変える)」と言われ、 インターネットが社会インフラとしての占める地位も磐石なものとなりつつあります。 今や「Everything on the Internet (全てがインターネット上へ)」の流れは誰にも止められないものではないでしょうか。

インターネットが生活に不可欠になったからこそ、 「ネットワークはどうあるべきか」ということが、 総務省をはじめ、多くの有識者によって協議されています。 しかし、 考えてみれば、「インターネットにどうあって欲しいのか」は、 人それぞれによって異なります。 そう考えると、本当の「Everything on the Internet」の実現は重い命題です。

放送と通信の問題、 著作権を守りながらのデジタルコンテンツの配布をどうとらえるのか、 はたまたIPv4アドレスの在庫枯渇が迫っている中、 どのようにインフラの拡張をしていくのか・・・。 こういったグローバルな視点もあれば、 デジタルディバイドや周波数に至るローカルな課題もあるでしょう。 インターネットが乗り越えなければならない波は、 まだまだ高いのです。

「あなたにとってのインターネット」とはなんでしょうか。 インターネットにどうあってもらいたいのでしょうか。 こういったことを、 今回のInternet Week 2007をコーディネートしたプログラム委員を交え、 様々な観点から皆様とともに議論していきます。

13:35-14:20
(45分)

基調講演: The Internet for everyone(仮題)

講演者: 篠田 陽一/北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)

内容: インターネットは様々な可能性を広げましたが、 しかし技術的には実装可能でも、 実現できていないこともまだ多くあるのが現状です。 また、インフラとなったインターネットだからこそ、 克服しなければいけない課題も出てきています。 インターネットが皆に広くあまねくあるために、 どうあるべきなのか、それを考えていきます。

14:30-17:00
(150分)

パネルディスカッション:
「ネットワークはどうあるべきなのか 〜Internet Weekプログラム委員が考える現状の問題提起と今後に向けて〜」

モデレータ:
江崎 浩/東京大学/Internet Week 2007プログラム委員長
パネリスト:
谷脇 康彦/総務省総合通信基盤局事業政策課長
Internet Week 2007 プログラム委員
 秋山 卓司/JCAF/[PKI Today!] コーディネーター
 井芹 昌信/IAjapan/[Enterprise2.0]コーディネーター
 宇井 隆晴/JPRS/[DNS Day]コーディネーター
 佐野 晋/JPNIC/[デジタルコンテンツと著作権]コーディネーター
 立石 聡明/JAIPA/[事業者がやっていいこと悪いこと]コーディネーター
 前村 昌紀/JPNIC/[IPv4アドレス在庫枯渇問題を見通す]コーディネーター
 向井 将/JANOG/[The Internet Operation] コーディネーター

内容: 今年のInternet Weekの副題は「東京でディープに語る4日間」です。 これには「今年のInternet Weekでは、 インターネットに関わる人達が一堂に集まり、今、 自分達が解決しなければならないと考えている諸問題こそ、 深く議論したい」という思いが込められています。
まず各々のプログラム委員が、 主担当でコーディネートしたセッションのコンセプトを語ります。 その後、実際のセッション内容の総括を行い、 そこから得られた現状の問題提起を行います。 そこには、 以下のような様々な観点が含まれるはずです。

  1. 認証、セキュリティ、相互接続の観点から
  2. デジタルコンテンツと著作権の観点から
  3. インターネットの資源管理の観点から 〜 v4在庫枯渇がやってくる〜
  4. 通信事業者のオペレーションの現場から
  5. 地域を考える立場から
  6. 企業のユーザーの立場から

その後、総務省の事業政策課長である谷脇氏を加えて「これからのネットワークはどうあるべきなのか」を議論していきます。

参加者は谷脇氏寄稿の 「インターネットが変える、インターネットを変える−インターネットを巡る七つの視点−」 を事前にお読みください。

江崎 浩/東京大学/Internet Week 2007プログラム委員長
江崎 浩
谷脇 康彦/総務省総合通信基盤局事業政策課長
谷脇 康彦
対象者 ISP、および通信事業者に関わる法律やセキュリティ問題・対策に関心のある方全般
問い合わせ先

※プログラムは都合により変更になる可能性があります。 あらかじめご了承ください。