BoF名 |
IPv4アドレスの移転を本音で語る − ジェフ ヒューストンとビールを飲む会 |
BoF開催団体 |
Geoff Huston/藤井 美和 |
開催日時 |
2008年11月26日 17:30 - 19:30 |
参加者数 |
約70名 |
BoFの概要 |
IPv4アドレスの移転に関するポリシーのプロポーザルの筆者である
Geoff Hustonをかこみ、フランクに本音で、
日本の各ステークホルダーのみなさんと意見交換することをめざし、
本BoFの開催にいたりました。
IPv4アドレスの移転に関しては2007年7月に、
prop-050 version 1が発表されて以来、
APNICコミュニティーで活発な議論が行われていますが、
いまだこのプロポーザルの可否については結論がもちこされた状態になっています。
いままでのいくつかのAPNICミーティングでもたれたディスカッションを聴く中、
プロポーザルの筆者である、
Geoffの真意といったものが伝わりきっていないし、
このプロポーザルを受け止めているコミュニティーのみなさんの真意もまた、
筆者であるGeoffに伝わりきっていないのではないかという印象がありました。
伝わりきっていない要素には、
単にIPv4アドレスのあり方に関する理解の違いにのみならず、
自主規制ポリシーへの対応に関する文化的な違いといったようなこともあるような印象を持っています。
この際、このプロポーザルの可否はさておき、
お互いに本音で語りあってみることは、
お互いの理解を深める上で、良いことなのではないかなと思い、
本BOFの開催の運びとなりました。
パワーポイント等一切なしで、気楽に、意見交換できる場として、
このBOFを設定しました。
本音でアドレス移転ポリシーについて
Geoffを含む参加者みんなで語り合うことをめざしたBoFです。
参加いただいた方のうち5名の方に、
思うところをのべていただき、
議論のきっかけを出していただきました。
5名の方はあいうえお順に伊賀野さん、白畑さん、鈴木さん、
中川さん、中西さんです。
各位、それぞれにユニークな切り口から、
思うところを述べてくださり、議論の幅が大きくひろがりました。
5名の方に感謝申し上げます。
また、参加いただき、
活発に意見をだしていただいた多くの方にも心からの感謝を申し上げます。
このBoFで語られた内容について
PDF
にまとめました。
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総括/所感 |
とても活発で、オープンな議論を持つことができ、
Geoff自身、日本のコミュニティーのみなさんの懸念、
疑問を直接受け止め、リスポンスできたことを、
心からうれしく思っています。
また、日本のコミュニティーのかたからも、
自分たちの意見をオープンにGeoffにぶつけ、
建設的な会話をもつことができたことをうれしく思っているとの、
コメントをいただきました。
このBoFの翌日(2008年11月27日)には、JPOPM15が開催され、
このBoFで共有した、建設的議論をさらに、
具体的に展開することができました。
このような機会を与えてくださった関係者の方々に、
あらためて心からの感謝を申し上げます。
また、特にGeoffの英語を日本語にしてコミュニティーのみなさんと共有してくださった
JPNICの奥谷 泉さんに感謝申し上げます。
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