プログラム委員長挨拶

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集い、語り、拓く、インターネットの4日間 〜検索で明日はみつからない〜

開催に寄せて

現在、インターネットが直面している大きな問題の一つに、 「来たるIPv4アドレス在庫の枯渇をいかに乗り切るか」ということがあるでしょう。

2011年頃に、地域インターネットレジストリにおける未分配のIPv4アドレスの在庫がなくなると言われています。 その時に、 それまでのインターネットが止まるわけではないとしても、 IPv4アドレスを利用した新規サービスの立ち上げや事業の拡大が困難になり、 ビジネス/ユーザー共に与える影響は多大といわざるを得ません。

この枯渇期をスムーズに乗り切るには、 技術/経営の両面に下支えされた計画の立案と実行が必要です。 また、これらの計画は、 一部の事業者のみが行えば済む性質のものではなく、 全てのインターネットに携わる者が同じ方向を見据え、 足並みをそろえて進んでいくことが必須となります。

「インターネットコミュニティにおける『人との連携』を促進」という今回のInternet Weekのコンセプトには、 こうした問題の解決に向け、インターネットに携わる我々が、 いかに対峙するべきかという決意と姿勢を示したつもりです。

今回のプログラムでは、この枯渇期を乗り越えるにあたり、 情報を共有し、最善を議論し、 また具体的に克服に向けた技術を学ぶセッションを数多く用意しています。 Internet Weekを一つの大きな機会ととらえ、「集い、語り、拓く、 インターネットの4日間」を共に過ごそうではありませんか。 我々の、より良い明日を一緒に見つけるためにも。

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