BoF名 |
エンドツーエンドNAT他、IPv4アドレス節約技術 |
BoF開催団体 |
モバイルブロードバンド協会 |
開催日時 |
2009年11月26日 17:30〜19:30 |
参加者数 |
最大時約45名 参加資格は設けずウェブサイトとDMで勧誘した |
BoFの概要 |
- MBA の紹介
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モバイルブロードバンド協会(MBA)について、同事務局より組織や活動について紹介した。
- テーマ解説
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1時間程をかけてポート制限IPについて太田昌孝(モバイルブロードバンド協会理事・東京工業大学大学院)が、実演を交えて解説した。
- 3つの方式(A+P、エンドツーエンドNAT、PE-ARP)の透過性
- ポート制限IPのエンドツーエンド透過性
- ftpのアクティブモードやechoコマンドがそのまま動くこと(実演)
- 多段ネスティングが可能なこと
- レガシーNATとも共存できること
- ポート番号も含めたDNS逆引き
- マルチキャスト、モビリティ、IPSECとの組み合わせ
- ポート制限IPによりIPv4アドレス節約が可能なこと
- 討議
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先ず前半の解説に関する質疑応答が幾つか行われた。これにはIPv6の実現性に関する質疑も含む。特に、PPPoEを使用した場合のサービス
形態について、盛んな議論が展開された。19時20分頃に討議を終わり、今後の研究・普及活動について説明した。
- 今後に向けて
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本テーマの研究推進の為にメーリングリストを開設している。参加は、本文にsubscribe FamilyName GivenName(半角英文氏名)と書いたメールを下記宛に送信。
日本語: e2enat-ja-ctl @ mobile-broadband.org
英語: e2enat-en-ctl @ mobile-broadband.org
前半のテーマ解説で用いられたスライドは、下記で公開している。
http://www.mobile-broadband.org/j-services/material.html#091126
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総括/所感 |
本テーマについて、現場で実際に使ってみるには、という立場からの議論が盛んに行われ、手ごたえが感じられた。質疑応答では、
質問者に対して、別の参加者から指定電気通信設備運用者の最新動向に関する注意発言があるなど、プロバイダーの最前線での苦労が察せられた。 |