F1 インターネットをとりまく政策と規制の最新動向
日時 |
2009年11月25日 9:30〜12:30、14:00〜17:00 |
参加料 |
<1日セッション券 事前料金 ¥12,000 当日料金 ¥16,000> |
内容 |
インターネットが社会インフラとして浸透するに従い、
もはやかつてのような自由なものではなくなりつつあります。
昨年は青少年ネット規制法の導入や迷惑メール対策法改正、
帯域制御に関するガイドラインの制定などが話題となりましたが、
インターネット上の情報流通に規制を行おうという動きはあちこちでみられるようになり、
もはやその全体像を把握できなくなりつつあります。
このセッションでは、
そのような動きを何とかまとめて俯瞰してみたいと思います。
9:30〜10:30 |
1)インターネットにおける著作権をめぐる最新動向
講演者:
- 著作権法の改正とインターネットについて
秋山 卓也(文化庁 長官官房 著作権課 法規係長)
- ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策について
小山 覚(ファイル共有ソフトを悪用した著作権侵害対策協議会(CCIF) 株式会社 NTTPCコミュニケーションズ 執行役員 ネットワーク事業部 事業企画部長)
ミニパネルディスカッションパネリスト(講演者に加えて):
- 和田 潔(JAIPA行政法律部会)
内容:
2009年の通常国会で著作権法が改正され、
違法なファイルのダウンロードを違法化し(ただし罰則なし)、
またネットワーク上における送信の効率化等のためのものや検索エンジンが行うキャッシュを合法化しました。
一方、権利者団体とISPが共同し、
Winny等ファイル共有ソフトによる著作権侵害に対し、
ISPが利用者に対して警告等を行う試みも行われています。
本セッションではこのような動向について概括します
(最後にミニパネルディスカッションを行います)。
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10:40〜11:40 |
2) フィルタリング提供義務とブロッキング
講演者:
- フィルタリング提供義務の現状
木村 孝(社団法人日本インターネットプロバイダー協会)
- 中国におけるフィルタリング導入政策
Jack YS LIN(一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター)
- 児童ポルノのブロッキングに関する法律問題
森 亮二(弁護士法人 英知法律事務所)
ミニパネルディスカッションパネリスト(講演者に加えて):
- 野口 尚志(JAIPA行政法律部会副部会長/EditNet株式会社代表取締役)
内容:
今年から携帯電話では青少年保護を目的とした有害情報等のフィルタリングの導入が義務化されました。
一方中国では今年、
全てのPCにフィルタリングソフト導入規制が決められたものの、
さまざまな問題により直前になって中止されるということがありました。
世界ではさらに、
児童ポルノの流通防止のためにはフィルタリングを超えてネットワーク上でブロッキングしようという動きがあり、
日本でも研究が進められています
(最後にミニパネルディスカッションを行います)。
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11:50〜12:30 |
3) 出会い系サイト規制法強化とインターネットへの影響
講演者:
- 出会い系サイト規制法強化による影響
高橋 誠(株式会社ライブドア カスタマーサポートセンター長)
- インターネットの健全な利用方法について〜モバゲータウンを参考にして〜
渡辺 文恵(株式会社ディー・エヌ・エー カスタマーサービス部)
内容:
出会い系サイト規制法は、
出会い系サイト事業者のみならず
SNSに対しても実務上さまざまな影響をもたらしています。
その現状について先進的な取組みをしている事業者の例を紹介します。
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14:00〜15:00 |
4) 帯域制御ガイドラインと通信の秘密
講演者:
- 帯域制御ガイドラインから見る通信の秘密の考え方
木村 孝(帯域制御ガイドライン検討協議会 社団法人日本インターネットプロバイダー協会)
- 帯域制御の現状とガイドライン解説
立石 聡明(帯域制御ガイドライン検討協議会 社団法人日本インターネットプロバイダー協会)
ミニパネルディスカッションパネリスト(講演者に加えて):
- 吉井 一雄(JAIPA行政法律部会副部会長)
内容:
ISPが行うWinnyなどのP2Pソフトウェアに対する帯域制御に対し、
一定の歯止めをかけるべく、
2008年に業界団体で帯域制御のガイドラインを策定しました。
ガイドラインの検討を行った協議会が、
帯域制御の現状やガイドラインの解説をまとめましたので、
一般に対し今回初めて発表します
(最後にミニパネルディスカッションを行います)。
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15:10〜16:10 |
5) 重くなる事業者の義務−消費者保護の強化と事故報告
講演者:
- 通信ログ保存義務のその後の動向
木村 孝(社団法人日本インターネットプロバイダー協会)
- 電気通信事業法の消費者保護ルールに関するガイドラインの改正
村田 光由(総務省 総合通信基盤局 消費者行政課 補佐)
- 安全・安心なIPネットワーク利活用の実現に向けて― 電気通信事故等に関する情報通信審議会一部答申―
川村 一郎(総務省 総合通信基盤局 電気通信技術システム課安全・信頼性対策室長)
ミニパネルディスカッションパネリスト(講演者に加えて):
- 木内 宏幸(JAIPA行政法律部会)
内容:
電気通信の安全・信頼性に関する規制は、
いままで音声電話を中心に定められてきました。
昨今はインターネットやメールが電話に代わる通信インフラ、
手段として重要になっていることから、
従来は規定が余りなかったこれらのサービスについても規定や基準が設けられることになりました
(最後にミニパネルディスカッションを行います)。
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16:20〜17:00 |
6) 本日の総括として参加者によるパネルディスカッション
講演者:
司会:木村 孝(社団法人日本インターネットプロバイダー協会)
パネル:本日の参加者
内容:
参加者によるパネルディスカッションを実施します。
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対象者 |
インターネットのサービス開発や企画に関わる人 |
※時間割、内容、講演者等につきましては、
予告なく変更になる場合がございます。
あらかじめご了承ください。