H10 一歩進めるインターネットルーティングセキュリティ
日時 |
2009年11月25日 14:00〜17:00 |
参加料 |
<半日セッション券 事前料金 ¥6,000 当日料金 ¥8,000> |
内容 |
2008年から2009年においては、Youtubeハイジャック事件や、
長大なAS-PATHがもたらした問題など、
インターネットのルーティングを脅かす問題が毎年発生しています。
ルーティングを維持するためのルーティングセキュリティについて、
過去の事例と取り組みを振り返り、
現在できることを参加者と共有します。
また、将来の見通しとしてRPKI+ROAや
IRRに関する将来の取り組みについて紹介し、
ルーティングセキュリティに関する現状を把握することを目的とします。
14:00〜14:50 |
1) ルーティングセキュリティへの道
講演者:
松崎吉伸(株式会社インターネットイニシアティブ ネットワークサービス部 シニアエンジニア)
内容:
今日、ルーティングセキュリティという概念・言葉は広く使われています。
しかしながら、その内容を系統だてて分類、
説明された資料は多く存在しません。
今回のプログラムでは、
ルーティングセキュリティの全体概要を説明し、
特にBGPとAS間ルーティングのルーティングセキュリティについてを主題とします。
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14:50〜15:40 |
2) インターネットルーティングセキュリティに関する取り組みと事例の紹介
講演者:
渡辺英一郎(財団法人日本データ通信協会 Telecom-ISAC Japan/インターネットマルチフィード株式会社)
吉田友哉(NTTコミュニケーションズ株式会社)
岡田雅之(社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター)
内容:
ルーティングセキュリティ維持の試みとして現在行われている世界の取り組みを紹介します。
中でも日本国内の取り組みである、
経路ハイジャック検出の取り組み、
「経路奉行」の現状を紹介し、
今できることや事例を、ハイジャック検出者、台帳維持管理、
ISPのそれぞれの立場から説明し、
現状と将来への備えを共有します。
- 経路ハイジャック検出、監視の取り組み
- ISPの事例、取り組み
- 台帳整備の取り組み
- 不正なBGP属性に関する問題等、2009年度に発生したルーティングセキュリティに関する事例の紹介
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15:40〜15:50 |
休憩
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15:50〜17:00 |
3) ルーティングセキュリティの未来、RPKIとインターネットルーティングセキュリティ
講演者:
川村聖一(NECビッグローブ株式会社)
吉田友哉(NTTコミュニケーションズ株式会社)
木村泰司(社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター)
ミニパネル:パネリスト
松崎吉伸(株式会社インターネットイニシアティブ)
渡辺英一郎(財団法人日本データ通信協会 Telecom-ISAC Japan/インターネットマルチフィード株式会社)
吉田友哉(NTTコミュニケーションズ株式会社)
川村聖一(NECビッグローブ株式会社)
木村泰司(社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC))
岡田雅之(社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター(JPNIC))
内容:
IPアドレスの利用権利を示す電子証明書を実現するResource
PKI(RPKI)の構築が国際的に進められています。
RPKIはルーティングセキュリティにどう影響するのか、
標準化の動向などから読み解きます。
ミニパネルでは講演者の全員が登壇し、
講演者のそれぞれが持つ思いを会場へ伝えつつ、
参加者の皆様からの質問を受け付けます。
参加者からの質問への回答と合わせて、
ルーティングセキュリティを一歩進めるためには何が必要であるかのディスカッションを行います。
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対象者 |
AS運用者、BGPオペレータ、ネットワーク構築に携わる方 |
※時間割、内容、講演者等につきましては、
予告なく変更になる場合がございます。
あらかじめご了承ください。