H9 3時間でわかるこれからの電子認証
日時 |
2009年11月25日 14:00〜17:00 |
参加料 |
<半日セッション券 事前料金 ¥6,000 当日料金 ¥8,000> |
内容 |
インターネットにおける電子認証技術というと、
SSLのサーバ証明書を入れておしまい、
と思われてはいないでしょうか。
しかし「インターネットを通じて実現している電子認証」
という視点で国内外の動向を見てみると、
SSL/TLSの利用方法だけでなく、
いくつかの大事な課題が見えてきます。
本セッションは、参加者がこれらの課題を乗り越え、
適切に電子認証技術を使っていくための「知識と心得の3時間」です。
具体的には、
はじめに国内外の動向をおさらいし基本的な知識を共有します。
次に電子認証技術を利用する上での課題と、
その解決に取り組むいくつかの国内の動きを見ていきます。
セッション1:テーマ「電子認証にかかわる国内外の動向」(14:00-15:30)
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14:05〜14:30 |
1) SSLサーバー証明書の動向
講演者:
秋山卓司(一般社団法人日本電子認証協議会(JCAF))
内容:
EV SSLを含むSSLサーバー証明書の現状と課題について紹介します。
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14:35〜15:00 |
2) 暗号アルゴリズムの動向
講演者:
黒川貴司(独立行政法人 情報通信研究機構)
内容:
電子認証技術にかかわる暗号アルゴリズムの動向とCRYPTRECの活動状況を紹介します。
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15:05〜15:30 |
3) 海外における電子認証の動向
内容:
電子政府の先進国各国の事例を紹介し行政の効率化やサービス利用者中心の行政システムを支えるPKIに向けた課題を示します。
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セッション2:テーマ「運用の現状と課題」(15:30-17:00)
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15:35〜16:00 |
4) TLS/SSLの暗号利用に関する現状と課題
講演者:
神田雅透(NTT情報流通プラットフォーム研究所)
内容:
httpsで使われる暗号アルゴリズムは、
その設定によって運用者の意図通りになっていないことがあります。
本発表では、
国内Webサーバの調査結果を踏まえて今後の課題と対策を示します。
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16:05〜16:30 |
5) 全国の大学をつなぐ認証基盤「UPKI」
講演者:
島岡政基(国立情報学研究所 学術ネットワーク研究開発センター)
内容:
UPKI事業の一環で取り組んできたサーバ証明書プロジェクトや学術認証フェデレーションを踏まえて、
全国の大学をつなぐための課題と今後の方向性を概観します。
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16:35〜17:00 |
6) 我が国における電子署名認証基盤のあり方
内容:
我が国には現在、官の電子署名認証基盤と民の電子署名認証基盤が存在します。
社会基盤として、官民それぞれの基盤がどのように関連していくのが良いかを検討します。
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対象者 |
インターネットのサーバ運用者、セキュリティ関連の技術者
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※時間割、内容、講演者等につきましては、
予告なく変更になる場合がございます。
あらかじめご了承ください。