S8 インターネット上のブロッキング問題を検証する
日時 |
2010年11月25日(木) 9:15〜11:45 |
参加料 |
事前料金 ¥5,000、当日料金 ¥7,000 |
内容 |
政府の犯罪対策閣僚会議が今年7月に打ち出した児童ポルノ排除総合対策の中には、
児童ポルノ画像等のISPによるブロッキングの自主的導入の推進が含まれています。
ブロッキングインターネット利用者の、通信の秘密や表現の自由に対する影響があるものですが、
3月末に業界団体で法的整理がなされ、その後ISP数社がブロッキング導入を表明しました。
このセッションでは、主にブロッキングを巡る技術的な課題について検討したいと思います。
9:15〜9:45 |
1) ブロッキングの動向と課題
内容:
ブロッキングの概要、海外での問題の事例、弊害、検討の経緯、
ブロッキングの論点、限界、
ISP競争環境への影響などを紹介します。
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9:45〜10:15 |
2) ブロッキングの法律問題
内容:
安心ネットづくり促進協議会児童ポルノ対策作業部会が6月に公表した、
最終報告書中の法的問題検討サブワーキング報告書について報告します。
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10:15〜10:45 |
3) ISPにおける児童ポルノ情報流通防止の技術と課題
講演者:
北村 和広(NTTコミュニケーションズ株式会社)
内容:
ブロッキングの各手法(DNSポイズニング・パケットフィルタリング・プロキシ・
ハイブリッドフィルタリング)について、
ISPアンケート調査結果(設備投資コストの試算・採用可能な手法・実施までに要する時間など)を元に検討してみます。
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10:45〜11:45 |
4) パネルディスカッション
講演者:
司会: 木村 孝(社団法人日本インターネットプロバイダー協会)
パネリスト:楠 正憲(マイクロソフト株式会社)
森 亮二(英知法律事務所)
北村 和広(NTTコミュニケーションズ株式会社)
内容:
上記3名の登壇者に司会を加えてのパネルディスカッションを行います。
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対象者 |
- ISPの運用やブラックリストに興味があるエンジニア
- 通信の秘密の問題などに興味のあるインターネットの利用者
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※時間割、内容、講演者等につきましては、
予告なく変更になる場合がございます。
あらかじめご了承ください。