BoF 開催報告書:グリーンICTの実践:IEEE1888の開発と運用
BoF名 | グリーンICTの実践:IEEE1888の開発と運用 |
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BoF開催団体 | 東大ICTグリーンプロジェクト |
開催日時 | 2011年11月30日(水) 18:45〜20:15 |
参加者数 | 8名 |
BoFの概要 |
資料に基づいてグリーンICTの事例や技術を紹介しながら、 インタラクティブな話合い形式で行われた。 高圧電力(6600V)の「見える化」の効果について東京大学で、2011年夏に実施した、 5キャンパスの電力見える化について、その経験を共有した。
「見える化」の効果については、様々な意見があるが、 見える化による主体的な電力制御の方が、 機械による自動制御よりも有益なケースが多々あることが判明している。 IEEE1888の技術2011年2月にIEEEの規格となった、IEEE1888-2011について、 その技術概要を紹介。 GW、Storage、APPで構成されるアーキテクチャから、 WRITE、FETCH、TRAPの通信手順、 そして、実際の通信文まで踏み込んで、その内容を紹介。 IEEE1888ソフトウェア開発キットGUTP(http://gutp.jp/)から、 IEEE1888 ソフトウェア開発キット(SDK)が公開されている。 これを使うことで、 IEEE1888のゲートウェイ(GW)やアプリケーション(APP)の製品開発ができる。 GUTP内部向けに講習会を実施したときには、30社・団体が参加。 一般向けの講習会は、現在、検討中。 IEEE1888通信ボードIEEE1888のゲートウェイ(GW)の高速プロトタイピング・プラットフォームとして、 IEEE1888通信ボード(名刺よりも小さい)が、開発された(6900円)。 これを使うことで、ZigBee、Modbus(RS232C, RS485)、 電力メータ、温度センサ、照度センサなどの各種センサ情報を、 IEEE1888に乗せることができるようになる。 Arduinoをベースとしているため、 開発効率がとても良いものとなっている。 |
総括/所感 | 参加人数が少なかったが、 逆に全員が参加して議論ができる状態になり、 非常に中身の濃いBOFとなった。 ありがとうございました。 |