IPv4アドレス在庫が枯渇を迎えた今、ネットワークのみでなく、 サービスを構成する各種アプリケーションでも枯渇対応が急務となっています。 アプリケーション開発は、 特定の分野を除けば一般的に上位レイヤだけのものと見なされることが多く、 下位レイヤの問題である枯渇対応・IPv6への移行とは無縁のものと考えられがちです。 しかしながら、 現実にはネットワーク環境に依存したプログラムは多く存在し、 これから本格的に到来するIPv4/IPv6共存期において、 さまざまな問題が生じることが考えられます。 本セッションでは、 IPv4アドレス枯渇対策がアプリケーション開発にもたらす影響や、 プロトコル非依存プログラミング等、 IPv4アドレス枯渇時代のアプリケーション開発のポイントを解説します。

16:00〜16:45	1) 枯渇ネットワーク・IPv6概論 講演者: 廣海 緑里(株式会社インテック) 内容: アプリケーション開発とIPv6の関係を解説します。
16:45〜17:30	2) プロトコル非依存のソケットプログラミング基礎 講演者: 加藤 淳也(NTTサービスインテグレーション基盤研究所) 内容: プロトコルに依存しないアプリケーションを作成するためのソケットプログラミングの基礎を解説します。
17:30〜18:00	3) Lightweight LanguageとIPv6 講演者: 関根 佳直(社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター) 内容: Perl等の言語についてのIPv6対応状況を紹介します。
18:00〜18:30	4) IPv6対応Webアプリケーション開発作法 講演者: 谷口 公一(株式会社ライブドア) 内容: Webアプリケーション開発者向けにIPv6に対応すべきポイントを解説します。