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BoF開催報告:「○○の歴史プロジェクト」を進める人たちのBoF

BoF名 「○○の歴史プロジェクト」を進める人たちのBoF
BoF開催団体 tech@サイボウズ式編集部 & JPNIC
開催日時 2013年11月26日(火) 18:45~20:15
参加者数 25名
BoFの概要
  1. 司会の、風穴江氏(tech@サイボウズ式編集部)より、 今回のBoFの趣旨は、歴史そのものを語るというより、 「○○の歴史」というテーマに関心を持つ人々で集まり、 歴史の記録や保存を継続的に行っていくためのアイデアを出し合うことだ、 という説明がありました。
  2. その後、以下のプロジェクト等が、 自己紹介も兼ねて紹介されました(記載は、 紹介された順)。 この紹介では、 各プロジェクトがプロジェクトを進めていくにあたっての問題点や課題の披露なども行われました。
    1. IIJ 加藤雅彦氏のコンピュータコレクションについて (JPNIC 根津智子)
    2. Network History BoF@IETF の状況について(JPRS 森下泰宏)
    3. APNIC History Projectの紹介 (JPNIC 前村昌紀)
    4. JNIC~JPNICへ (統計数理研究所 丸山直昌)
    5. Oral Historyについて(東京大学 一井信吾)
    6. NTT歴史資料館について(インターネットマルチフィード 本橋健)
    7. FLOSS開発の歴史について(Masayuki Hatta)
    8. Asia Internet History by Kilnam Chonについて(慶應義塾大学 砂原秀樹)
    9. JPNICにおける歴史編纂活動について (JPNIC 是枝祐)
      https://www.nic.ad.jp/ja/history.html
  3. これらのプロジェクトの紹介後、 このメンバーでの情報共有・協力のため、 どのようなツールを使っていくのがよいか、 という話がありました。 その場で一つに決めきれるものでもなかったため、 取り急ぎはメーリングリストを作成し、 そこで引き続き議論をしていこうと締めくくられました。
総括/所感

当初は「自己紹介/プロジェクトの紹介」「共通の問題点、 課題の披露」の後、 「共通の課題を整理、解決法の議論、 協力体制の構築」などまで話をしたいという野望がありましたが、 時間が1時間半と限られていたこと、 また多くのプロジェクトの紹介をいただいたことから、 そこまでの内容には時間内には進めませんでした。

しかし、それぞれの歴史プロジェクトがぶつかる課題はある程度共通のところもあり、 そうしたプロジェクトに関わるもの同士が協力し合えたら良い、 という意識は共有されたので、 メーリングリストを作って、 話を継続していくことになりました(すでにメーリングリストは作成されまして、 状況共有がなされています)。

これからどのように進めていけるのか、 というのはありますが、 この場に集まってくださった縁を感じ、 緩くても役に立つ協力関係が作っていけたら、、 と考えています。

なお、当日のTogetterは次の通りです。

また期せずして、BoFの模様がInternet Watchの記事になりましたので、 合わせて記載します。