D2-2 運用現場が変わるDevOpsツール活用術2016

本セッションをJPNIC Blog で紹介しました。

日時 2016年11月30日(水)13:15~15:45
場所 2Fホール
参加料金 [1日券]事前11,000円/当日16,000円
[4日通し券]事前20,000円/当日32,000円
※このセッションはD2-1D2-3とあわせて1日券での取り扱いになります
内容

自動化、省力化による品質向上(Q)、コスト削減(C)、 納期短縮(D)を実現する、 DevOpsツールを用いた先進の運用を学びます。 実際の運用現場への取り入れを目的とし、 ツールを用いた運用の姿と、 具体的な活用手法を運用者の目線で紹介します。 本セッションでは文化形成と言った、 DevOpsそのものの取り組み方は取り扱いません。

時間 内容
13:15 ~ 13:55

もしも、明日からDockerで運用してね!と言われたら

写真:前佛氏

講演者
前佛 雅人(さくらインターネット株式会社)

Dockerが公開されて3年半。 日々、機能の追加や改善が行われており、 そろそろ実サービスでも使ってみようかという機運も高まりつつあります。 Dockerコンテナを利用するにあたり、 運用担当の視点でDockerコンテナのライフサイクルと設定パラメータに対する理解を深めます。 また、運用上欠かせないDockerデーモンの設定方法や、 基本的な管理用コマンドの紹介に加え、 現時点における監視の考え方についても共有いたします。

13:55 ~ 14:35

実践 Infrastructure as Code - 2016

写真:齊藤氏

講演者
齊藤 秀喜(株式会社インターネットイニシアティブ サービス基盤本部 シニアエンジニア)

ここ数年、 注目されている?DevOpsというコンセプトは、 組織改革や業務改善、 オペレーションの高度な自動化を推進することで、 システムの開発者と、運用担当者が、 相互に協調しつつ、 円滑に業務を遂行できるような環境を作ろうという考え方です。 このコンセプトを実現するための重要な要素の一つがInfrastructure as Code と呼ばれる、 従来は手作業で行ってきたサーバ構築やネットワーク機器設定をコード化して、 さらに上位にあるオーケストレータからの管理を可能にしたり、 テストの自動化や、 コードレビューの仕組みをシステム化するためのアプローチです。 本セッションでは、OSSを活用した、 オペレーションのコード化と、それをレビューし、 テストするためのシステムの構築、さらに、 これらの運用上の課題を中心に、 Infrastructure as Codeの実現手法を紹介します。

14:40 ~ 15:20

国立情報学研究所におけるクラウド運用のJupyter NotebookとAnsibleによる機械化とその効能

写真:谷沢氏

講演者
谷沢 智史(国立情報学研究所 クラウド研究開発センター / 株式会社ボイスリサーチ)

国立情報学研究所(NII)では、 所内研究者向けにベアメタルクラウドを運用しています。 NIIのクラウドにおいては、 学術研究機関という性格上、 さまざまなソフトウェアが異なるライフサイクルで利用されます。 これらのソフトウェアをいかに少人数で効率的にサービス提供するかという課題に対して、 NIIのクラウド運用チームでは、 Literate Computing for Reproducible Infrastructureと銘打ち、 Jupyter NotebookとAnsibleを活用したインフラ運用の機械化(自動化)を試みています。

本講演では、実際のNIIでの運用例を挙げながら、 これまでの手順書ベースの作業がJupyterを使ってどのように機械化できるのか、 運用手順がNotebookという形で保存、 共有可能になることで得られる知識共有、 手順効率化の促進などの効果についてお話しします。

15:20 ~ 15:45

StackStormによるイベントドリブンな運用自動化

写真:谷氏

講演者
谷 茂俊(ブロケード・コミュニケーションズ・システムズ株式会社)

Stackstormは、 複数のシステムやツールをまたがって利用できる自動化ツールです。 イベントドリブンな自動化とは、 「センサー」をきっかけに「アクション」を動かすという形で組み合わせるものです。 コミュニティがスタートしてから、2年ほどでAWS、 vSphere、Docer、Github、Slack、 Ansibleなど1000を超えるセンサーやアクションのプラグインがコミュニティに集まっており、 それをダウンロードしたり、編集したりしながら、 自動化が実現できます。 本セッションでは、イベントドリブン自動化の概要、 基本的なツールの使い方、 そして応用例としてインフラまわりの自動化の事例を紹介します。

対象者
  • インフラエンジニア、仮想化技術・クラウド基盤に興味がある方

※時間割、内容、講演者等につきましては、 予告なく変更になる場合がございます。 あらかじめご了承ください。

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