IP Meetingは、Internet Weekを総括するプレナリ、
メインプログラムとして、
インフラとしてのインターネットの動向に興味のある方、
運用に携わる方を対象に、
その年のネットワークの状況を総括し、最新動向を伝え、
今後に向けた議論を行う会合として機能してきました。
午前中のセッションでは「Internet Today!」と題し、
インターネットの現在を見抜くようなセッションを揃え、
技術的な事柄や社会的動向も含め、
「今年のホットトピック」を総括します。
午後には、「見抜く力を!」と題し、
まずInternet Weekを総括するセッションにおいて、
各テーマにおける見抜く力をまとめていきます。
次に、より人々の暮らしに密接になっていくインターネットにおいて、
さらに人々の暮らしの質を高めていくために、
インターネットはどうすれば良いのか、
多角的な視点から議論するセッションを行います。
※IP Meetingは、Internet Weekの母体とも言うべき会議で、
JEPG/IP (Japanese Engineering & Planning
Group/IP)によって1990年に第1回が開催され、
以来毎年開催され、今回は26年目を迎えます。
午前の部 9:30~12:00(150分) ※途中休憩含む
Internet Today!: Internet Operational Issues 2016
時間 |
内容 |
09:30 ~ 10:45 |
2016年インターネット運用動向 + インターネット新技術の標準化動向
講演者
吉田 友哉(NTTコミュニケーションズ株式会社)
関谷 勇司(WIDEプロジェクト/東京大学)
「2016年インターネット運用動向」では今年のルーティング・トポロジー・トラフィック・DNS・セキュリティ等の運用の動向を総括し、
現在注目すべきポイントを解説します。
「インターネット新技術の標準化動向」では、
IETFにおける技術標準化動向のうち、
主なものの総括を行い、
現在注目すべきポイントを解説します。
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10:55 ~ 11:25 |
インターネットの社会的動向ピックアップ
講演者
実積 寿也(九州大学 教授)
兼保 圭介(LINE株式会社)
インターネットの社会的動向の中でも、
特に注目を集めているネットワーク中立性に関して解説します。
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11:25 ~ 12:00 |
2016年のセキュリティまとめ!
講演者
西本 逸郎(株式会社ラック 取締役 最高技術責任者)
2016年のセキュリティインシデント等を総括します。
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午後の部 13:30~17:30(240分) ※途中休憩含む
見抜く力を!
時間 |
内容 |
13:30 ~ 15:00 |
IW2016セッション総括!~各分野で何が見抜けた?~
今回のInternet Weekで開催した、
全有料セッションを、
「IPv6」「セキュリティ」「ネットワーク運用管理」 「社会派」「DNS」「最新技術」の6分野に分け、
プログラム委員がそれぞれの分野の総まとめを各10分間程度で紹介し、
各分野において何が見抜けたのか、
どのような見抜く力を得たのか、
まとめていきます
(持ち時間の関係上、
すべてのプログラムを紹介するわけではありません。
あらかじめご了承ください)。
モデレータ 中津留 勇(Internet Week 2016プログラム委員長)
タイトル |
講演者 |
「IPv6」(プログラム番号:T2、T4、T8) |
中川 あきら |
「セキュリティ」(プログラム番号:D1-2、D1-3、D3-1、T1、T7、T9、T11、T17) |
阿部 慎司 |
「ネットワーク運用管理」(プログラム番号:T6、T12、T14) |
山口 勝司 |
「社会派」(プログラム番号:D1-1、T13) |
佐藤 友治 |
「DNS」(プログラム番号:D3-2、T10) |
藤原 和典 |
「最新技術」(プログラム番号:D2-1、D2-2、D2-3、T3、T5、T15、T16) |
吉野 純平 |
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15:15 ~ 17:30 |
インターネットが作る、未来の暮らしを考える~これからを豊かにするための八つの視点~
モデレータ:
砂原 秀樹(慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科/WIDEプロジェクト)
パネリスト:
社会的観点 |
岡村 久道(弁護士法人 英知法律事務所) |
人材育成の観点 |
曽根 秀昭(東北大学 サイバーサイエンスセンター) |
IoTの観点 |
田中 邦裕(さくらインターネット株式会社 代表取締役社長) |
災害復旧の観点 |
辻井 高浩(奈良先端科学技術大学院大学) |
AIの観点 |
中島 秀之(東京大学 / 公立はこだて未来大学) |
女性・子どもの観点 |
花田 経子(岡崎女子大学/慶應義塾大学大学院KMD研究所) |
アプリケーションの観点 |
藤川 真一(BASE株式会社 取締役CTO) |
ヒトはこれまでの歴史の中で、
より豊かで幸福な生活を求め、
さまざまなモノを生み出してきました。
原始から現代に至るまで多くの革新的な技術が開花し、
人々の暮らしを支えてきましたが、
その中でもインターネットは今現在も大きな可能性を秘めた大輪です。
既に我々の日常にインターネットはなくてはならないものとなっており、
その重要性はインフラという性質を帯びるまでとなりましたが、
更なる伸び代に人々は大いに期待を寄せています。
今後もヒトは色とりどりな発想で、
インターネットを進化させ、
人々の暮らしを便利にするために知恵を絞っていくことでしょう。
そして、暮らしへの関わりが増すにつれて、
インターネットの質の向上が求められ、
それは暮らしの質を向上させることにも直接的に関与してくるのではないでしょうか。
ここでは、今後の暮らしをより豊かにするために、
インターネットを多角的側面から考え、議論し、
これからのインターネットを見抜くセッションをお送りしたいと思います。
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