T16 実践! netmapとDPDKによるパケット処理プログラミング

本セッションをJPNIC Blog で紹介しました。

日時 2016年12月1日(木)16:15~18:45
場所 3F Room3
参加料金 事前5,500円
当日8,000円
内容

最近になってユーザーランドのプログラムによって高速にパケット処理を行うようなフレームワークが充実してきました。 例えば「とにかく大量のパケットを送受信しなければならないプログラム」や「受信したパケットのあるビット列を見て送信先を切り替えるようなプログラム」を、 カーネルプログラミングをすることなく、 ユーザーランドのプログラムで高速に実現することができるようになっています。 本プログラムではこのようなパケット処理を行うためのフレームワークとしてnetmapとDPDKを例に取り上げ、 実際にそれぞれを用いたプログラムを開発されているお二人から、 これらのフレームワークを用いる際のコツや注意点を説明していただきます。

時間 内容
16:15 ~ 16:35

導入

講演者
吉野 純平(株式会社ミクシィ)

パケットを作って送りたい。 そんな衝動にかられることが多いと思います。 従来ならtun/tapデバイスの活用が手段の一つだったと思います。 導入としてtun/tapを使った時の開発を振り返りたいと思います。

16:35 ~ 17:25

netmapによる実践パケット処理プログラミング

写真:清水氏

講演者
清水 了(株式会社インターネットイニシアティブ)

netmapとはNIC (Network Interface Controller)とユーザーランドプログラムとの間で高速/軽量にパケットを受け渡しするためのAPIです。 既存のネットワークAPIはなぜ遅いのか、 netmapがどのようにして高速なパケット処理を実現しているのかを解説すると供に、 実際のnetmapプログラムを例に、 netmap APIの使い方や、 その応用についてを解説します。

17:35 ~ 18:25

作って覚えるDPDKプログラミング

写真:沖氏

講演者
沖 勝(株式会社インターネットイニシアティブ)

DPDKはDataPlane Development Kitの略で、 インテルによって開発された、 高速パケット処理フレームワークです。

DPDKの応用例の紹介とともに、 DPDKが従来のソケットプログラミングによるパケット処理と比較してどのような違いがあるか、 および利用に関する前提条件や制約などについて解説します。 また、簡単なサンプルプログラムを例にとりDPDKを使ったプログラムの書き方について解説します。

18:25 ~ 18:45

まとめ

講演者
吉野 純平(株式会社ミクシィ)

対象者
  • これからパケット処理をするプログラムを書こうと思っている方
  • すでにパケット処理をするプログラムを書いているが遅くて困っている方
  • 以前netmapやDPDKを使ったプログラムを書こうとして挫折した方
  • なんとなくnetmapやDPDKに興味がある方

※時間割、内容、講演者等につきましては、 予告なく変更になる場合がございます。 あらかじめご了承ください。

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