本セッションを
JPNIC Blog 1 (piyokangoインタビュー)、
JPNIC Blog 2 (金子康行インタビュー)
で紹介しました。
日時 |
2017年12月1日(金) 09:30 ~ 17:30 |
場所 |
2Fホール |
参加料金 |
<事前12,000円/当日18,000円>
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内容 |
IP Meetingは、Internet Weekを総括するプレナリ、メインプログラムとして、
インフラとしてのインターネットの動向に興味のある方、
運用に携わる方を対象に、その年のネットワークの状況を総括し、
最新動向を伝え、今後に向けた議論を行う会合として機能してきました。
午前中のセッションでは「Internet Today!」と題し、
技術的な側面および社会的側面の両面から、
今年のインターネット動向を振り返ります。
午後には、「向き合おう、"グローバル"インターネット」と題し、
自律・分散・協調で成り立つインターネット、
さまざまな課題や揺らぎがある中で、
このグローバルという特性を今一度見据え、
一つのインターネットをどうやってともに運営していくのかを考えるセッションを展開していきます。
このようにIP Meetingは、「現在」について把握し、
「今後」について考え共通理解を作ることで、
あらためてインターネットをとらえなおす機会とします。
※IP Meetingは、Internet Weekの母体とも言うべき会議で、JEPG/IP
(Japanese Engineering & Planning
Group/IP)によって1990年に第1回が開催され、以来毎年開催され、
今回は27年目を迎えます。
午前の部:Internet Today! ~2017年のインターネット動向~
時間 |
内容 |
09:30 ~ 11:00 |
2017年インターネット運用動向 + セキュリティ動向まとめ ~2017年を少し早いけどまとめてみた~
講演者
吉田 友哉(NTTコミュニケーションズ株式会社)
piyokango (セキュリティインコ)
「2017年インターネット運用動向」では今年のルーティング・トポロジ・トラフィック・DNS・セキュリティ等の運用の動向を総括し、
これからの運用の方向性を提示します。
「セキュリティ動向まとめ」は今年、
セキュリティの文脈で発生したインシデントや傾向について2017年をインコが少し早めに振り返ります。
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11:10 ~ 12:30 |
2017年、社会とインターネット
2017年も、
インターネットそのものやその使われ方が社会において注目を浴びたことは多くありましたが、
そのうち、特に注目して おきたい「働き方改革と地方創生」「災害からの復旧」「インター ネット/ICTの教育」の最前線からお話いただきます。
時間 |
内容 |
11:10 ~ 11:30 |
新しい働き方と地方創生の取り組み
講演者
山崎 雅人(株式会社KDDIウェブコミュニケーションズ 代表取締役社長)
安倍政権による働き方改革の推進で「テレワーク」がいよいよ本格的に始動し始めた感があります。
これは「地方創生」の可能性も 広げていくものです。
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11:30 ~ 11:50 |
災害時における通信インフラ復旧 ~九州での大規模災害を通じて~
講演者
安川 寛昭(株式会社QTnet 執行役員 技術部長)
九州では、2016年の熊本地震の余波も残る中、
博多駅前の陥没事故、そして集中豪雨、台風と、
通信事業を脅かす災害の発生が頻発しています。
こうした災害対策について「通信インフラのいち早い回復」と「被災地支援」の両側面であらためてインターネットの重要性を考えます。
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11:50 ~ 12:20 |
インターネット/ICTの教育現場から
講演者
中村 めぐみ(つくば市立並木中学校教務主任)
教育の分野では、
2020年に小学校でのプログラミング授業が必修化し、
教育の現場も変わってきているようです。
つくば市の中学校の先進的な取り組みと、
直面する課題についてもお話しします。
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午後の部:2018年に向けて、向き合おう、"グローバル"インターネット
時間 |
内容 |
13:30 ~ 13:45 |
iNTERNET magazine Reboot発刊記念: プロバイダーマップはどうやってできたのか?
講演者
井芹 昌信(株式会社インプレスR&D 代表取締役社長)
プロバイダーマップを含め、
日本のインターネット黎明期の面白エピソードを紹介します。
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13:45 ~ 14:45 |
アジアと日本のインターネットを考える
講演者
Paul Wilson (APNIC事務局長)
白畑 真(株式会社 企)
コーディネーター
奥谷 泉(JPNIC)
アジア地域は経済成長を遂げている地域(*)として、
インターネットを取り巻く状況も、日々めまぐるしく変化しています。
* アジア開発銀行の予測によると2017~2018年は5.7%、
日本の成長率は1%前後
国内で事業・運用を行っていると、
アジア地域を意識して活動することはあまりないかもしれませんが、
この機会に、
地域内で日本のインターネットがどのような位置づけにあるのかを知ってみませんか。
このように常に変化するアジアに身を置く3人から、
ビジネス・セキュリティ・教育などの観点で、
現在のリアルな状況についてお話しいただきます。
日本に拠点を置くエンジニアとして、地域内の状況を通して、
今後のインターネットと 国内の事業・運用を考える一つの指針となるようなセッションをめざします。
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14:55 ~ 15:25 |
基調講演:"グローバル"インターネットを考える ~インターネットの殿堂入りに寄せて~
講演者
後藤 滋樹(早稲田大学 理工学術院 基幹理工学部 情報理工学科 教授/JPNIC理事長)
本基調講演では、
「グローバルコネクター」として、
2017年選出の「インターネットの殿堂(Internet Hall of
Fame)」入りを果たした後藤より、
インターネットのグローバルな特性についてお話しさせていただきます。
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15:30 ~ 17:30 |
パネルディスカッション:
今そこにある「グローバル」インターネット 私たちは繋がっている
当初「手のひらの中の小さな地球」のような存在であったインターネットは、
いつの間にか人々の生活に深く入り込み、あらゆる情報と知識を蓄え、
「リアルな地球を包み込むもう一つの巨大な地球」となりました。
インターネットの実験的で理想郷的精神も、
現実社会との接点が広がりその影響力を増すにつれ、
さまざまな軋轢を生み、悪意、不寛容、分断に蝕まれているように感じます。
インターネットはこれからどこへ向かうのでしょうか。
私たちは「自律・分 散・協調」の理念や、グローバルで、
オープンで、フラットなインターネットの在りようを維持できるのでしょうか。
分断や過干渉の脅威を乗り越え、より良い世界を築けるでしょうか。
このセッションでは、
「テクノロジー」「ソーシャル」「ガバナンス」「コミュニティ」「ビジネス」「セキュリティ」などのさまざまな切り口からインターネットの現状を概観し、
パネリストの議論を加えることで、
向かい合う課題に対峙するきっかけをつかむ場にしていきます。
- モデレータ
- 金子 康行(株式会社グローバルネットコア/JANOG運営委員)
- パネリスト
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クロサカタツヤ(株式会社企 代表/慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特任准教授)
津田 大介(ジャーナリスト/メディア・アクティビスト)
土屋 大洋(慶應義塾大学教授)
宮川 晋(NTTコミュニケーションズ株式会社)
前村 昌紀(JPNICインターネット推進部部長、ICANN理事)
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対象者 |
- Internet Weekに参加したすべての方
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インターネットの基盤技術の動向に興味のある方
(ネットワーク技術者、ISP事業者、サーバ事業者、コンテンツ事業者、
セキュリティ技術者、研究者、学術関係者、学生)
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※時間割、内容、講演者等につきましては、
予告なく変更になる場合がございます。
あらかじめご了承ください。