IW2019

B4「ソフトウェアルータ・スイッチBoF」開催報告

BoF名 ソフトウェアルータ・スイッチBoF
BoF開催団体 Lagopus Users Community
開催日時 2019年11月27日 19:00~20:30
参加者数 約50名
BoFの概要

ソフトウェアスイッチ/ルータの開発者、 ユーザーから技術トレンドについて共有してもらい、 BoF参加者とともに今後のソフトウェアスイッチ/ルータの方向性について議論する。

主な議論内容

  • P4/Stratumによるカスタムデータプレーンの制御(ebikenさん)
  • eBPF、XDPについて(仮)(hayakawaさん、LINE)
  • SONiC近況報告(仮)(okiさん、IIJ)
  • DPDKによる高速IPsecルータ: Lagopus Router (hibi or ichikawa、NTT)
  • ディスカッション(モデレータ: Itohさん、STUDIO Bookmark)
総括/所感

昨年に引き続きおよそ50名の方に参加いただき、 インターネット業界におけるソフトウェアルータ・スイッチへの関心は高いことが感じられる。 昨年度は新しいソフトウェアデータプレーンを使い始めたステータスで会ったため、 今年度の講演でもソフトウェアルータ・スイッチのデータプレーンに話題を絞り、 さまざまなデータプレーンのアップデートについて4名の講演者に講演いただいた。 どの講演も国内、海外を含めても最新の情報であり、 貴重な情報共有、および技術者間の議論の時間をとれたと思う。

ディスカッションでは、 実際のソフトウェアデータプレーンを扱っているエンジニアから具体的なアーキテクチャ、 ソフトウェアの構成に関しての質疑が多く出た。 ソフトウェアデータプレーンを自分たちで作っていく、 OSSを自分たちで活用していく流れが着実に進んできており、 本分野への関心はさらに高まっていくものと思われる。 今後も機会があれば、 Internet WeekでのBoFの開催を継続していきたい。