B7 インターネットにおける自由とデジタル主権について語るBoF

2016年に国連でオンラインの自由が保護されるべき基本的人権であるとする決議が採択される一方で、 インターネットの監視と統制こそが国家の義務であるとして、 それら強化している国々の動きは近年ますます加速しているように見えます。

これまで比較的インターネットの自由が保たれてきたとされる日本の2019年現在においても、 海賊版対策の名の下、ブロッキング、リーチサイト規制、 スクショ違法化等などが続出していく中、 初期のある意味牧歌的に実現されていたインターネット上における個人活動の自由は、 ゆっくりと、しかし確実に変化しています。 その流れを変えようとする試み、 例えば政策に関するパブリックコメントなどは、 いくつかの組織によって行われているものの、 国際的かつインターネットカルチャー側からの議論は、 なかなかされにくくなっているのが実状です。

技術の力だけではなく、 技術と現状を踏まえたコミュニティとしての活動を基に、 インターネットカルチャーの良き、残すべき部分を残し、 変えるべき部分は変え、より強固にしていくために、 現状の課題をベースに議論をしていくBoFを開催したいと思います。

※本BoFは「チャタムハウスルール」の下で開催を予定しています。 BoF参加者はそこで得た情報を自由に使うことができますが「誰の発言か」また「誰が参加していたか」については他言無用に願います。