昨今、大規模なデータセンターのネットワークでは、
より局所最適解を実現するための新たな技術が登場しつつあります。
RIFT/SRv6などのキーワードが代表的ではありますが、
これらのプロトコルの詳細、実装や標準化の動向、
ユースケースなどについて、
日本語で整理された情報はほとんど無いのが現状です。
これら最新の今熱いプロトコルを、
実際に利用を進めている方の実例と共にご紹介したいと思います。
日時 |
2019年11月26日(火) 13:15 ~ 15:45 |
場所 |
3F Room0 |
参加料金 |
<事前5,600円/当日8,500円>
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内容 |
時間 |
内容 |
13:20 ~ 13:50 |
SRv6 ~ネットワークプログラマビリティの実現~
講演者
宮坂 拓也(KDDI総合研究所)
本プログラムでは、近年大きな盛り上がりを見せており、
データセンターネットワークへの適用も検討されているSRv6
(Segment Routing over IPv6)について紹介いたします。
Segment RoutingはRFC8402で標準化されている新しいソースルーティング技術であり、
SRv6はIPv6の拡張ヘッダーを活用してSegment
Routingを実現する手法です。
SRv6を用いることで、
Service Function ChainingやNetwork
Programmingといった新しいユースケース・アプリケーションを実現することが期待されています。
そんなSRv6の基本概念・動作方法について詳細に説明した後に、
データセンターネットワークへの適用へのユースケースについて説明を行います。
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13:55 ~ 14:25 |
LSVR
講演者
鎌田 徹平(シスコシステムズ合同会社)
近年データセンター等で注目を集めているclosネットワークにおけるL3でのルーティングプロトコルの一つとして、
Link-State Vector Routing
(LSVR) がIETFにて提案されています。
本プログラムではLSVRの動作概要と従来のIGP/BGPによるRoutingと比較してLSVRのPros/Consを解説します。
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14:30 ~ 15:00 |
新たなデータセンタープロトコル RIFT (Routing in Fat Tree)のご紹介
講演者
塚本 広海(ジュニパーネットワークス株式会社)
データセンターで利用されるclosネットワーク・トポロジーをより効率的に利用できる新たなルーティングプロトコルとして、
RIFT (Routing in Fat Tree)がIEFT draftとなっています。
BGPやIGPをデータセンタで利用した場合にどのような課題があり、
RIFTはどのように解決することができるのか、また、
どのような機能を利用することができ、
どのようなユースケースで利用することができるかなどを一部デモも含めてご紹介させていただきます。(予定)
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15:05 ~ 15:35 |
LINEのデータセンターネットワークについて
講演者
城倉 弘樹(LINE株式会社)
LINEではのSRv6を使って構築した次世代データセンター上でサービスを提供しています。
本プログラムではLINEの次世代データセンターネットワークアーキテクチャを網羅的に説明します。
具体的にはインフラとしてどのような機材を利用しているか、
SRv6のSIDをどのように設定しているか、
SIDの広報をどのように行っているか、
をSRv6 Network Programmingの観点(D-plane)と、
OpenStack Neutronの処理の流れの観点(C-plane)に分けて説明します。
また現状のディプロイメントで浮き彫りになる課題、
そして課題解決のために現在検討している新たな挑戦に関しても説明します。
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対象者 |
- ISP、NIer、コンテンツ事業者のネットワーク担当、データセンターのネットワーク担当
- 組織内でネットワーク設計構築の中心的な立場にあり、基礎的なことを理解している方
- データセンターネットワークやプロトコルの技術動向に興味がある方
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※時間割、内容、講演者等につきましては、
予告なく変更になる場合がございます。
あらかじめご了承ください。