L6 DNSの弱点を振り返り、今後の針路について考える - ランチのおともにDNS -

日時 2022年11月29日 12:00~12:45
提供 株式会社日本レジストリサービス
講演者
写真:森下 泰宏 写真:月東 健人
森下 泰宏(株式会社日本レジストリサービス 技術広報担当・技術研修センター)
月東 健人(株式会社日本レジストリサービス システム部)
森下 泰宏(株式会社日本レジストリサービス 技術広報担当・技術研修センター)
1988年 独立系SIerに就職後、JUNETゲートウェイの管理運用、社内ネットワークの構築・運用に従事。
1990年~ WIDEメンバーとして、日本のインターネット構築に当初から参画。
1993年 ~ 1997年 東京理科大学情報処理センターにて、キャンパスネットワークの構築、教育用システムの構築・運用に従事。
1998年 ~ 2001年 JPNICにて、JP DNS・レジストリシステムの構築・運用業務に従事。
2001年 ~ 2006年 JPRS設立に伴い転籍。DNSおよび関連技術の調査・研究、IETFでの標準化活動に従事。
2007年~ JPRS技術広報担当として、ドメイン名・DNS・サーバ証明書に関するプロモーション活動全般を担当(現職)。
2021年~ 同社技術研修センター主任講師として、教育・研修を通じた社内外の人材育成を担当(兼務・現職)。
月東 健人(株式会社日本レジストリサービス システム部)
2021年 ~ 2022年 株式会社日本レジストリサービス(JPRS)入社。 技術研修センターに配属。
2022年~ 1年間の技術研修を経て、システム部に配属。 BGPに利用されるネットワーク機器のメンテナンス、 JP DNSの運用などに従事(現職)。
概要

近年、NXNSAttack・SIGRed・SAD DNS・DNSpooq・NAME:WRECK・tsuNAMEなど、 DNSの実装に関する脆弱性が相次いで報告されています。 それらの原因はさまざまですが、 そのいくつかはDNSの設計に起因する実装・運用の難しさに由来しており、 2022年7月に公開されたRFC 9267ではDNSデータの処理に関する脆弱性を分析することで得られたアンチパターン、 言わば、DNSの「弱点」の一部が解説されています。

今年のランチタイムセミナーではそれらのアンチパターンを含む、 DNSの実装・運用に影響を及ぼす設計上の弱点を紹介し、 それらの弱点が関連するプロトコル・実装・運用に及ぼしている影響の内容について解説します。

そして、そうした状況に対応し、今後のDNS、 引いてはインターネットをよりよいものにするために進められている活動を紹介し、 今後我々がDNSと共に目指すべき方向(針路)について考えます。

対象者
  • インターネット技術者、特にDNSの運用に携わられている方歓迎

※時間割、内容、講演者等につきましては、 予告なく変更になる場合がございます。 あらかじめご了承ください。