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インターネットの運用が、 その管理・運用にたずさわっている人々の協調によって支えられていることは、 今も昔も変わりはありません。 我が国でインターネットが学術・研究目的で使われるようになってほどない1990年に、 そうした人々が参集して、様々な問題を議論し、 解決していこうという会合が初めて開かれました。 JEPG/IPの呼びかけによる IP Meetingと名付けられたこの会議は、 その後も毎年開催され、第1回には40人程だった参加者は、 インターネットの拡大と共に増加し、 この数年は500名を超すまでになっています。 インターネットにかかわる技術者の急増に対応して、 1994年からは全体会議とワークショップに加えて、 最新技術のキャッチアップに役立つチュートリアルも開催されています。 インターネットは日々変化しており完成されたものではありません。 それをうまく動かしていくためには、 ネットワークにかかわる人々が最新の情報を知り、 より良い方向をめざして協力をしていくことが欠かせません。 また、インターネット利用の質的・量的な拡大とともに、 セキュリティやアプリケーションなど、 新しい技術について知っておかなければならない範囲もますます広くなっています。 こうした背景から、 狭い意味でのネットワーク管理者という枠をこえて、 広くインターネットにかかわる技術の研究・開発、構築、運用、 利用に関わる人々が一同に会して、関連するテーマについて議論し、 理解を深め、問題の解決をめざす場として、 インターネットに関する各種会合を集中して開催するイベントとして Internet Weekが企画されました。 Internet Weekは、 かねてよりIP Meetingを主催してきたJEPG/IPに加えて、 JPNICをはじめとしたインターネットにかかわりの深い団体が参加し、 1997年より開催されました。 本年でInternet Weekは第3回目の開催ということもあり、 前年の経験を踏まえて、よりよいプログラムとするつもりです。 こういった次第で、 Internet Week99は1999年12月14日(火)から12月18日(土)まで、 JPNICの主催により横浜パシフィコにて開催されます。 お忙しい時期ではありますが、 インターネットの現在を知り未来を語るために、 是非ご参加いただきますようにお願いいたします。
Internet Week 99 実行委員長
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