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    /P▲   ◆ JPNIC News & Views vol.586【臨時号】2008.10.30 ◆
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◆ News & Views vol.586 です
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本号から、2008年11月25日のInternet Week開始までの間、数号にわたり、
「Internet Week 2008のあるきかた」と題し、今年の注目セッションをご紹介
します。

各セッションの「コンセプト」「見どころ」など、なかなかWebページ上の紹
介文からだけではわかりづらい部分を、Internet Week 2008プログラム委員で
ある山賀正人さんが、同じくプログラム委員であるそのセッションのメイン
コーディネーターの方々にインタビューしてお伝えします。

第1弾は、「HTTP Meeting ~Webサービスの明日を見つけよう~」です。日本
UNIXユーザ会の法林浩之さんに、お話をうかがいました。

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◆ Internet Week 2008のあるきかた [第1弾] 
      「HTTP Meeting ~Webサービスの明日を見つけよう~ 編」
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[山賀]
今回ご紹介いただく「HTTP Meeting 2008 ~Webサービスの明日をみつけよう~」
を企画した目的や背景は、どういったものでしょうか?

[法林]
Internet Weekの中軸プログラムともいえるIP Meetingは、インターネットに
関するあらゆる事柄を扱い、最新動向を知る場として機能しており、現在でも、
全体動向を把握するためにIP Meetingだけは参加するという方が少なくありま
せん。

その一方で、現在のインターネットはWebによる情報流通が主体となり、まさ
にWeb全盛時代とでもいうべき発展を見せています。しかしながらWeb分野で
行われているイベントは、ベンダー主導のものや特定の技術領域を対象とした
ものは多いのですが、Webに関するあらゆる事柄を扱い、最新情報が得られる、
それこそIP Meetingのような場は存在しないのが実状だと思います。こうした
状況は、技術者が自らの専門領域のことばかりを考え、周辺動向が見えなくな
るという断絶現象を生み出し、バランスの悪いシステムが構築される温床にな
ります。

そこで、Webに関する包括的な情報共有や議論の場を形成したいという思いで
用意したプログラムが、今回ご紹介する「HTTP Meeting ~Webサービスの明日
をみつけよう~」です。インターネットに関するあらゆる事象を扱うのが「IP
Meeting」ですから、Webに関するあらゆる事柄を扱うプログラムの名称は
「HTTP Meeting」しかないだろうと、イベント名称を先に決めてからセッショ
ンの構成に入りました。

[山賀]
セッションの編成にあたっての基本コンセプトやセッションの内容についてご
紹介ください。

[法林]
まず、IP Meetingと同様に最新動向がわかるようにしたいと思ったので、Web 
を構成する要素技術を列挙し、それぞれについて専門家に最新事情をお話しし
ていただくことにしました。これが午前と午後に分けて行う「Web関連技術の
最新動向」です。要素を列挙してみると相当な数があるため個々の発表時間は
短いですが、できるだけ広く網羅できるように設定してみました。

加えて、昨年から今年にかけて注目されたサービスや技術テーマもいくつか取
り上げます。特にIPv4在庫枯渇問題がWebサービスに与える影響は、Webサービ
ス開発に携わる方々にはぜひ聞いていただきたいので、このプログラムの中で
講演していただくことにしました。また、memcachedとブラウザについてはパ
ネルディスカッションを用意しました。それぞれ代表的な実装の関係者をお招
きしています。


[山賀] 最後に読者の皆さんに一言。

[法林]
このような Webを包括的に扱うイベントというのは初めての試みなので行き届
かない面もあると思いますが、試行錯誤を繰り返しながら、多くの人に関心を
持ってもらえるプログラムに育てていきたいと考えています。そして、Webに
携わる人々が自分の専門領域だけでなく周辺の動向にも関心を持つとともに、
参加者の間に領域を超えた交流が生まれ育つことを願っています。

HTTP Meetingに、ぜひ足をお運びください。ご参加をお待ちしています。


○HTTP Meeting プログラムの詳細
  https://internetweek.smartseminar.jp/public/session/view/50

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 JPNIC News & Views vol.586 【臨時号】

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