Internet Week 2006

 
T15 : ISPバックボーンネットワークにおける経路制御設計 〜実践編〜
日時 12月6日(水)15:00-18:00
主催 Internet Week 2006 プログラム委員会
講師

NTTコミュニケーションズ株式会社
吉田 友哉

略歴
1998年  日本電信電話株式会社入社
OCNバックボーンや対外接続部の運用構築を担当
1999年 NTTコミュニケーションズへ
現在に至るまで、同ネットワークの運用・構築・設計に従事
2000年〜  Networld+Interop NOCメンバ
2002年〜 JPNIC IPアドレス検討委員
2004年〜 JPNIC IRR企画策定専門家委員Chair
2004年〜 NSP-SEC-JP Moderator
2005年〜 番号資源利用状況調査研究専門家委員
2006年〜 JPNIC IPアドレス検討委員長
参加料 事前料金 \15,000 当日料金 \18,000
内容 インターネットの利用はますます広がり、 それを支えるISPバックボーンに要求される規模や安定性もますます厳しくなっている。 ネットワークの発展には、 事前にスケーラビリティを考慮した経路制御設計が必要不可欠となっている。


また、回線やルータの配置設計だけでなく、 BGPとIGPなどのプロトコルの特性を理解した経路制御設計が重要である。


本チュートリアルでは「ISPバックボーンネットワークにおける経路制御設計 〜理論編〜」における基本事項の習得に引き続き、 それらを用いた具体的な局面に触れ、 その場面における実際のコンフィグ例を紹介しながらより実践的な設計、 運用手法の習得を目指す。 またマルチベンダ環境における実装の差異や留意点、 セキュリティを考慮した設計など実際のケースを交えながら解説する。


以下予定の内容(一部)
  • 全般
    • ハードウエア設計
    • アドレス設計
    • 冗長性設計
    • 論理網設計と物理網設計
  • OSPF
    • エリア設計
    • コスト設計
    • デフォルトルートの広告と扱い
    • 内部経路と外部経路
    • DR/BDR設計
    • 安定性
    • OSPFv3
  • BGP
    • ポリシー設計
    • ローカルプリファレンス/MED設計
    • RR階層化、クラスタID設計
    • ローカル経路の広告と安定性
    • ホットポテト、コールドポテト
    • BGPコミュニティ網制御設計
    • BGPマルチパス、BGPマルチホップ
    • BGPダンプニング
    • BGP4+
    • BGP Max Prefix、Prefix Limit
    • Unicast RPF(uRPF)
    • Black Hole、Sink Holeルーティング
    • IRRと経路フィルタ
    • マルチベンダ関連
    • フローモニターからの設計へのフィードバック
      (netflow、cflow、sFLOW)
なお、「T11 : ISPバックボーンネットワークにおける経路制御設計 〜理論編〜」 は本チュートリアルと関連性の深いチュートリアルになっておりますので、 併せて受講されることをお勧めします。
対象者 ISPのバックボーンや大規模なネットワークの運用設計に関わっている(関わろうとしている)方々。またTCP/IPに関する基礎的な知識やある程度経路制御プロトコルの知識を有した方々。なお、本講義の前編にあたる「 ISPバックボーンネットワークにおける経路制御設計 〜理論編〜」または過去のInternet Weekにおける同等の講義を受講されているとより望ましい。
キーワード AS、BGP、CIDR、EGP、IGP、IRR、Layer3、Network、OSPF、TCP/IP、トポロジー、トラフィックエンジニアリング、ネットワーク設計、バックボーン、プロトコル、ポリシ、ルータ、ルーティング、ルーティングプロトコル、レイア3、経路、経路制御、経路情報、冗長化、設計、網制御設計
問合せ先 Internet Week 2006事務局
E-mail:iw2006-info@nic.ad.jp