BoF名 | 迷惑メール対策BoF |
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BoF開催団体 | (一財)インターネット協会 迷惑メール対策委員会 |
開催日時 | 2014年11月20日(木) 19:00~20:30 |
参加者数 | 27名 |
BoFの概要 |
以下の議案に関して議論した
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総括/所感 |
本BoFでは、 迷惑メール対策カンファレンス(2014/10/8,9)で網羅的に取り上げたテーマの中から、 二つのテーマに絞り込んで議論を行った。 最初のテーマは「ドメイン名不正使用問題」である。 この背景として、新gTLD導入等により、 ドメイン名取得が容易となった反面、 ドメイン名の使い捨て利用による迷惑メール送信事例も出てきているということである。 ドメイン名事業者の代表として、 日本レジストリサービス(JPRS)が新gTLDの動向を解説し、 実際に新gTLD導入と使い捨てドメイン利用の関係をドメイン取得数等のデータを元に検討した。 新gTLD導入そのものの問題というよりも、 導入当初のディスカウントセール等によって、 安くドメイン名を取得できたことが、 ドメイン名の不正使用にも有利に働いた傾向はあったようだ。 今後もドメイン名事業者との情報交換を継続する予定である。 二つ目のテーマは、 日本国内におけるドメインレピュテーション(ホワイトリスト・ブラックリスト)運用である。 送信ドメイン認証技術の普及に伴い、 ドメイン名評価を実現できる段階へ進んでいるが、 ドメイン名使い捨てによって、 ブラックリストの有用性に疑問が出始めているため、 信頼できるドメイン名を管理するホワイトリストの提供に注力していくという議論を行った。 この議論を受け、 迷惑メール対策委員会の次年度の活動として、 ホワイトリストサービスの試験運用を検討・実施する予定である。 |