Internet Week 2014

T2 TCP/IP再認識~忘れちゃいけないUDP、ICMP~

本Tutorialを JPNIC News & Views vol.1244 で紹介しています。

日時 2014年11月18日(火) 13:15~15:45
場所 6階 セミナールーム6
参加料金 事前料金 5,500円、当日料金 8,000円
内容

TCP/IPは、 今日のインターネットの根幹のプロトコルであることは周知の事実です。 ところが、TCP/IPといったくくりの中には、 UDPやICMPなどの技術要素もいっしょになって語られていることが多くの場面で存在します。

果たして、UDPやICMPはTCP/IPの"オマケ"なのでしょうか。 実際にUDPやICMPはTCPほど丁重に扱われていない現状があり、 そういったことが、 UDPをベースにしたプロトコルを踏み台としてDDoS攻撃の温床になったり、 深く考慮せずにICMPを止めてしまいIPv6の通信を阻害することになってしまっているのではないでしょうか。

本プログラムでは、 基本のTCP+UDP+ICMP/IPをあらためて解説します。 最近は原始的なTCPをそのまま使うわけではなくさまざまな拡張がなされていることがあり、 そのようなトピックについてもわかりやすく説明します。 また、Path MTU問題などの実際やUDPが何故DDoSの踏み台となりやすいかの説明を事例を交えて解き明かします。

時間 内容
13:15~14:15

1) 基本のTCP+UDP+ICMP/IP

写真:高田

講演者:
高田 寛(一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター 理事/Internet Week 2014実行委員長)
岡田 雅之(一般社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター)

  • TCP・UDP/IPが作成された背景
    • IPの役割
  • トランスポートプロトコル
    • TCP詳細
    • UDP詳細
  • 最近の使われ方
    • TCP Fast Open(TFO) Quick
    • TCP Sync Cookie
    • Multi Path TCP
    • TCP Cookie Transaction
    • Reliable UDP
    • UDP Hall Puncing
14:20~15:35

2) UDPとICMPの深いぃ話

写真:松平氏 写真:國武氏

講演者:
國武 功一(スカイリンクス株式会社)
松平 直樹(富士通株式会社)

UDPやICMPを適当に扱っていると大変なことになってしまいます。 ICMPのフィルタを閉じてしまって発生する問題や、 逆にUDPなど開いていて何もケアしていないときに今インターネットで起こっているインシデントのそもそもの原因について説明します。 今回はIPSecなどのトンネルにも関係するUDPと最終的にあらゆる問題が関係するICMP Path MTU-Disoveryについて深く深く説明します。

対象者
  • ネットワーク入門者、TCPだけでなくUDPとICMPについて理解したい初学者
  • そのほかTCP/IPの最新動向を把握したい技術者
※時間割、内容、講演者等につきましては、 予告なく変更になる場合がございます。 あらかじめご了承ください。

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