S4 標的型攻撃の現状と対策 2015~知らなかったでは済まされない。~

本セッションが Scan NetSecurity で紹介されました。

日時 2015年11月17日(火)13:15~15:45
場所 5F アキバホール
参加料金 事前料金 5,500円、当日料金 8,000円
内容

2015年になってから、 「クラウディオメガ」や「ブルーターマイト」と呼ばれる日本を標的とした大規模な攻撃活動が話題になっています。 その被害にあった組織は数十を超え、 現在も被害を収束させるための対応が各所で行われています。

本セッションでは、 攻撃活動の発見・調査を行う立場、 提供された情報を元に被害組織と調整を行う立場、 実際に対応を行う立場など、 それぞれの立場で一連の攻撃活動への対応についてご講演いただきます。 この攻撃活動に対応するためには関係者全体の認識と協力が必要であること、 被害者にならないための・被害者になった場合の対応の心得をぜひ知っていただければと思います。

時間 内容
13:15~13:50

日本を襲った大規模な攻撃活動の実態

写真:政本憲蔵氏

講演者
政本 憲蔵(マクニカネットワークス株式会社 セキュリティ研究センター センター長)

世間で大きく報道された情報漏えい事件の裏には、 武器(マルウェア)を開発する組織、 その武器を使って攻撃を実行する組織が暗躍しています。 彼らも、人間であり、組織であり、 ゆえにさまざまな行動特性を示し、 時にはミスをします。 対策を考える前に、まずは、 攻撃者の取る行動を具体的に知る必要があります。 今日現在も発生している日本に対するサイバースパイ活動を例に、 攻撃者の素性や行動について解説します。

13:50~14:25

標的型攻撃インシデント対応の中で見た現実

写真:久保啓司氏

講演者
久保 啓司(一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター インシデントレスポンスグループ マネージャ)

JPCERT/CCでは、 2012年から高度な標的型攻撃について、 調査・対応ガイドライン策定などの取り組みを行い、 現在では、さまざまな情報収集を行いながら、 認知した被害組織への連絡、 対応協力などの被害拡大防止への対応をおこなっています。

このセッションでは、 特に2014年春から急増した国内の組織を標的とした一連の標的型攻撃について、 攻撃者の行う典型的な横断的侵害の手法などの攻撃活動について紹介します。

14:25~15:00

標的型攻撃を受けた企業の実態と対応策

写真:高松啓氏

講演者
高松 啓(株式会社ラック サイバーセキュリティ本部 サイバー救急センター インシデントマネージメントグループ グループリーダー)

ラックサイバー救急センターでは、 年間300件以上の緊急対応を行っていますが、 標的型攻撃の緊急対応は、 年々増加しています。

標的型攻撃は、 被害発生・影響範囲の特定が困難なため、 攻撃を受けた企業は、 長期間にわたり対応に苦慮する傾向にあります。 このセッションでは、 実際の標的型攻撃の事例をもとに、 被害状況、対策の難しさ、 対策方法について紹介します。

15:05~15:45

パネルディスカッション

写真:久保正樹氏 写真:政本憲蔵氏 写真:久保啓司氏 写真:高松啓氏

モデレーター
久保 正樹(一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター/Internet Week 2015プログラム委員)

講演者

政本 憲蔵(マクニカネットワークス株式会社 セキュリティ研究センター センター長)

久保 啓司(一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター インシデントレスポンスグループ マネージャ)

高松 啓(株式会社ラック サイバーセキュリティ本部 サイバー救急センター)

対象者
  • 企業のシステム管理者の方
  • 公開サーバを運用している方
  • インシデント対応を行う立場にある方

※時間割、内容、講演者等につきましては、 予告なく変更になる場合がございます。 あらかじめご了承ください。


 ハッシュタグは、#iw2015jp

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