インターネットが、その管理・運用にたずさわる人々の協調によって支えられていることは今も昔も変わりはありません。我が国でインターネットが学術・研究目的で使われ始めてほどない1990年に、そうした人々が参集して様々な問題を議論し、解決していこうという会合が開かれました。それがInternet
Weekの前身である IP Meeting の始まりです。
インターネットは常に進化を遂げあらゆる領域へと拡大しております。新しく生まれる課題に対して的確に対応していくには、関係者が最新の情報を共有し、協調的に作業することが必要となってきます。そのような背景から、インターネットに関わる様々な団体の会合を集中的に開催するイベントとして、1997年にInternet
Week がスタートいたしました。
Internet Week とはインターネットに関する技術の研究・開発、構築・運用・サービスにかかわる人々が一堂に会して関心を持つテーマについて議論し、理解と交流を深めるためのイベントです。7回目を迎える今年は、定番のプログラムをアップデートする一方で、最新の技術動向をキャッチアップしたテーマを追加して、皆さまのニーズにお応えできるよう幅広いラインナップをご用意しております。
インターネットが私たちの生活に深く浸透している今日、Internet Weekで議論されるテーマは技術はもとより、社会的なテーマにまで及んでいます。今後もますますその範囲は広まっていくことでしょう。Internet
Week にご参加いただくことで知識を得られたり、何かに興味を抱いたり、同じ問題を抱える者同士で議論したり、疑問を投げかけたりしていただきたいと思います。そのような「場」であることがInternet
Week のミッションであると信じています。
2003年7月
(社)日本ネットワークインフォメーションセンター
理事 佐野 晋
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