Internet Week 2006

 
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プログラム委員長挨拶

Internet Week 2006 〜これまでの10年を振り返り今後の10年を考える〜

従来から関係組織との連携をとりつつ作り上げてきたInternet Weekではありますが、 今年は新たな試みとしてプログラム間の連携性を高め、 各カンファレンスを通して参加者の皆様が一連のストーリー性を感じられるようなプログラム作りを進めるために、 編成についてはプログラム委員会が積極的にコーディネイトを行いました。

具体的には、4日間にわたり開催されるカンファレンスを、 初日のIP Meetingではトピックスレポートと問題提起を行い、 各テーマ毎のカンファレンスを経て、 最終日のインターネットフォーラムで総括を行うという構成としました。 そして、今年で10年目を迎えるInternet Weekのテーマとして、 参加者がインターネットの歩んできた10年を振り返り、 これからの10年を見据えて何をすべきかを考える場となって欲しいという思いを込め、 「これまでの10年を振り返り今後の10年を考える」と設定しました。

また、 チュートリアルでは広範囲な技術分野の中から参加者のニーズを満たす多数のチュートリアルを用意しました。 講師には、高度の知識や多数のノウハウ、 さまざまな経験を有する最先端の技術者を迎え、 Internet Weekでしか受講できないようなプログラムも開講する予定です。

このような取り組みの結果、今年のInternet Weekにおいては、 より皆様にご満足いただけるような質の高いプログラムを提供することができていると確信しております。 今回、Internet Weekに参加していただく皆様が、 各プログラムを通して我々がプログラムに込めた思いを受け止めていただければ幸いです。

江崎 浩

Internet Week 2006 プログラム委員長
江崎 浩

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Internet Week 2006 カンファレンス

問題提起

C1 : IP Meeting 2006

主催:社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター

IP Meetingは技術者がインターネットの円滑な運用と順調な発展を目指し、 年に一度、基盤技術の様々な問題を議論し合う場として生まれました。 1990年の第1回開催から数えて今年で16回目を迎えます。

Internet Weekが開催10周年の節目を迎える今年、 Internet Week中で開催される全てのカンファレンスで「今までの10年、 これからの10年」を考えることになっています。
IP Meetingは、そのオープニングとして、 各カンファレンスで「これからの10年」を考えるための問題提起を行うという役割を受け持ちます。
具体的には、以下のようにプログラムを構成します。

  • 午前中は、今年の動向を振り返る「2006年 Technical Issue」
    ネットワーク基盤に関わるいくつかのテクニカルなテーマについて、 2006年の動向を振り返り、今後の展望についてレポートします。 これに参加すればこの1年のインターネット技術動向をクイックに把握することができる、 というものを目指します。
  • 午後のテーマは、「Internet2.0 に向けて」
    この10年を振り返ると、 通信業界にはいまだかつてないほどの大きなパラダイムシフトが起こっています。 シフトのただ中にいる関係者による講演やパネルディスカッションを通じて、 我々が次の世代をどのように築いていくべきなのか、 それを共に考える場とします。

また、この10年の節目に「Internet Week 2.0」を考察する場としても機能したいと考えています。

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各テーマ毎により深く問題を考え議論する

C2 : DNS DAY 〜DNSにおけるセキュリティ再考〜

主催:社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター

DNS DAYでは、 インターネットの基盤であるDNSに関する話題や最新情報を提供し、 DNSの運用手法などについて議論します。 プログラム前半では DNS updateとして2006年のDNSの動向をお知らせし、 後半ではDNSオペレータにとって関心の高いトピックについて議論を行います。 DNSサーバの運用管理に携られている方やDNSに関心のある方のご参加をおすすめします。

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C3 : インターネット上の法律勉強会 「IP Worldの見えざる戦いを振り返って」 〜Abuseとネットワーク運用者の日々の苦悩とその解決とは?〜〔午前の部〕

主催:社団法人日本インターネットプロバイダー協会

インターネット上での様々な問題に対して、法律からの見解を識者たちのディスカッションにおいて皆様にお伝えする。

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C4 : インターネット上の法律勉強会 「IP Worldの見えざる戦いを振り返って」 〜通信の秘密とのジレンマ〜〔午後の部〕

主催:社団法人日本インターネットプロバイダー協会

インターネット上での様々な問題に対して、法律からの見解を識者たちのディスカッションにおいて皆様にお伝えする。

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C5 : Web2.0 ワークショップ

主催:日本UNIXユーザ会

このイベントでは、Web 2.0に関するいくつかのテーマを取り上げ、 その分野の識者による講演と、 参加者との質疑応答を通じて今後の方向性について活発な議論を行いたいと考えております。 皆さん奮ってご参加ください。

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C6 : Security Day 2006 あなたの出番です! 〜市民権を得たセキュリティ対策〜

主催:特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会
    有限責任中間法人JPCERTコーディネーションセンター
    財団法人日本データ通信協会 Telecom-ISAC Japan

ITセキュリティは技術と共に運用のフェーズに入ってきていて、 ネットワークの向こうには人間が見え隠れしています。 セキュリティ対策も専門家の技術対応だけではなく、 一般の人のフォローアップも重要なテーマになってきています。 そのような中で、 現在のインシデント状況や攻撃内容について鳥瞰的な把握を行い、 これからの10年を熱く考えてみる1日にぜひご参加ください。

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C7 : 第11回JPNICオープンポリシーミーティング

主催:JPNICポリシーワーキンググループ

IPアドレスやAS番号の分配管理ポリシー(分配に関する基準やルール)は、 実際の利用状況に合わせて随時見直しを行っており、 ルール変更の提案や議論への参加も、 興味のある方であればどなたにでもオープンとなっています。

JPNICオープンポリシーミーティングはIPアドレス、 AS番号の分配ルールについて公募された提案をもとに参加者が議論を行うミーティングです。 ここでポリシーに関する提案に対して参加者によるコンセンサス(総意)が確認された場合、 その後定義されたプロセスを経て、JPNICのポリシーに反映されます。

また、必要に応じて本ミーティングでの議論に基づきアジア太平洋地域のIPアドレスポリシーを検討する場であるAPNICミーティングで報告・提案が行われることもあります。

プログラムはプレゼンテーションを公募のうえ選定するため、 現時点では未定ですが、 2006年11月頃に決定次第本ページにてご紹介いたします。

参考:第10回JPNICオープンポリシーミーティング

http://venus.gr.jp/opf-jp/opm10/opm10-program.html

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総括〜未来を展望〜

C8 : インターネットフォーラム・ジャパン 「次世代インターネットの課題はこれだ!!〜IW2006を総括して〜」

主催:財団法人インターネット協会

本年4月に開催した「IETFフォーラム・ジャパン」を、 今回より「インターネットフォーラム・ジャパン」として開催いたします。

「インターネットフォーラム・ジャパン」は、 インターネットに関連する技術研究、運用に携わる人をはじめ、 関連する活動に携わる人々が今後のインターネットをどのようにしていくべきかをさまざまな観点から議論する場として開催されます。 この議論の中では、 インターネットに関連する多くの団体や有識者を交えて議論することで、 多様な役割の人々の間での有機的な結びつきを向上させ、 インターネットが抱えるさまざまな問題を解決していくことを目的とします。

Internet Week 2006(IW2006)においては、 初日に「IP Meeting」が開催され、この場で一年の総括と、 IW2006で議論すべき課題/問題が提起される予定です。 IW2006では、 この課題/問題提起を受けてカンファレンスの場で様々な議論が行われます。

「インターネットフォーラム・ジャパン」では、 これらカンファレンスで議論された結果を総括し、 インターネット全体の問題に関して今後の活動の方向性や目標を議論する予定です。

Internet Week 2006チュートリアル

インターネットの最新技術動向について、 3時間の講義形式のチュートリアルを開講します。

今年、人気のチュートリアルについては、 プログラムページにて「Internet Week 2006 おすすめチュートリアル」としてご紹介しております。