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------------------------------------------------------------------------- | JPNIC公開文書著作権表示 (Copyright notice of JPNIC open documents) | | | | この文書はJPNIC公開文書であり、著作権は社団法人日本ネットワーク | | インフォメーションセンター(JPNIC)が保持しています。JPNIC公開文 | | 書は誰でも送付手数料のみの負担でJPNICから入手できます。また、こ | | の著作権表示を入れるかぎり、誰でも自由に転載・複製・再配布を行 | | なって構いません。 | | 〒101-0052 東京都千代田区神田小川町1-2 風雲堂ビル1F | | 社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター | ------------------------------------------------------------------------- JPNIC データベース:ホスト情報への IPv6 アドレス登録ガイド http://www.nic.ad.jp/jp/regist/db/doc/db-guide-v6.html ftp://ftp.nic.ad.jp/jpnic/dbase/db-guide-v6.txt 社団法人 日本ネットワーク インフォメーションセンター 最終更新:2001年 1月 1日 施行日 :2001年 4月 1日 有効期限:2001年 6月 30日 ※ このドキュメント中のドメイン名とは、属性型(組織種別型)・地域型 JP ドメイン名を指します。このドキュメントでは汎用JPドメイン名をホスト名 に持つホスト情報への IPv6アドレス登録については記載しておりませんの でご注意ください。 ▼ はじめに 1. この文書は、グローバルな IPv6 アドレスが割り当てられているネッ トワークの管理者を対象に、JPNIC データベースの [ホスト情報] へ IPv6 アドレスを登録する方法を解説しています。 [ホスト情報] の登録に関する一般的な情報は「JPNIC データベー ス登録ガイド」(*1)に記述されていますので、まずそちらを先にお読 みください。 2. JPNIC データベースの [ホスト情報] へ、IPv6 アドレスを登録す ることにより、whois において [ホスト情報] に [IPv6アドレス] 項 目が表示されるようになります。 また、登録された IPv6 アドレスは、JPNIC が管理するネームサーバに AAAA 資源レコードとして設定されます。(参考技術文献[2]) 3. JPNIC データベースの [ホスト情報] に登録しようとするネームサー バには、IPv4 アドレスか IPv6 アドレスのどちらかが割り当てられ ている必要があります。 また、IPv4 と IPv6 の両方のアドレスを持つホストも登録できます。 4. [ホスト情報] への登録手続き一般に関するお問い合わせは query@db.nic.ad.jp 宛に、また IPv6 に関するお問い合わせは ipv6-support@nic.ad.jp 宛にお願いします。 5. このドキュメント中のドメイン名とは、属性型(組織種別型)・地 域型 JP ドメイン名を指します。このドキュメントでは汎用JPドメイ ン名をホスト名に持つホスト情報への IPv6アドレス登録については 記載しておりませんのでご注意ください。 ------ *1: http://www.nic.ad.jp/jp/regist/db/doc/db-guide.html ▼ IPv6 アドレスを持つ [ホスト情報] の登録フォーム [ホスト情報] へ IPv6 アドレスを登録するためには次のフォーム を用います。 Host Information: [ホスト情報] a. [ホスト名] b. [IPアドレス] c. [IPv6アドレス] n. [技術連絡担当者] y. [通知アドレス] ここで、c.[IPv6アドレス] が追加された項目です。アドレスの表記 法に関しては、次項を参照してください。 ・[ホスト情報] には b.[IPアドレス] もしくは c.[IPv6アドレス] のどちらかの項目が存在する必要があります。 ・IPv6 アドレスを複数登録したいホストの場合は、c.[IPv6アドレス] をアドレスの数だけ記述してください。 ・a.[ホスト名]、n.[技術連絡担当者]、y.[通知アドレス] の各項目は 省略することができません。必ず記入してください。 上記のフォームに記入しましたら、 apply@db.nic.ad.jp 宛に送付 してください。 ▼ 申請書サンプル(以下の情報は実在しません) サンプル1:IPv4 アドレスと IPv6 アドレスの両方を持つホスト +------------------------------------------------------------ |Host Information: [ホスト情報] |a. [ホスト名] ns.nic.ad.jp |b. [IPアドレス] 202.12.30.33 |c. [IPv6アドレス] 3ffc:1::1 |n. [技術連絡担当者] YM057JP |y. [通知アドレス] secretariat@nic.ad.jp +------------------------------------------------------------ サンプル2:IPv6 アドレスのみを持つホスト +------------------------------------------------------------ |Host Information: [ホスト情報] |a. [ホスト名] ns-v6.nic.ad.jp |c. [IPv6アドレス] 3ffc:1::1 |n. [技術連絡担当者] YM057JP |y. [通知アドレス] secretariat@nic.ad.jp +------------------------------------------------------------ ▼ 受け付け可能な IPv6 アドレスの表記について IPv6 アドレスは 128 ビットからなるアドレス体系で、その表記方 法は IPv4 とは異なり、128ビットを16ビットずつ8つに分け、それぞ れをコロンで区切った16進表記で表すのが標準です。 例: 00AB:1200:0340:EF45:0000:0000:1234:89AB また、IPv6 アドレスには表記を省略できる場合があります。まず、 4桁の16進数の先頭が 0 の場合は省略できます。先の例では 00AB は AB となります。0000 は 0 と書きます。したがって次のように書く ことができます。 例: AB:1200:340:EF45:0:0:1234:89AB 次に、連続した 0 のブロックはコロンを2つ重ねて書くことで省略 できます。先の例では5番目と6番目の値が 0 なので、次のように書 きます。 例: AB:1200:340:EF45::1234:89AB 連続した 0 のブロックがいくつでも、コロンは2つです。 例: 0:0:0:0:1:2:3:4 → ::1:2:3:4 1:2:3:4:0:0:0:0 → 1:2:3:4:: また、アドレスの中で2ヶ所以上の連続した 0 のブロックがある場 合は、コロンで省略できるのはどちらか片方のみです。 例: 0:0:0:1:2:0:0:0: → ::1:2:0:0:0 → 0:0:0:1:2:: この例の場合、::1:2:: とは書くことができません。 ▼ IPv6 アドレスの whois 出力 whois では、IPv6 アドレスを完全表記で出力します。すなわち、 コロンで区切られた8つの4桁16進数です。 ▼ 関連技術文献 [1] RFC2460 … Internet Protocol, Verion 6(IPv6) Specification [2] RFC1886 … DNS Extensions to support IP version 6 [3] RFC1887 … An Architecture for IPv6 Unicast Address Allocation [4] RFC2373 … IP Version 6 Addressing Architecture 以上の文献は ftp://ftp.nic.ad.jp/rfc/ から取得できます。