IPアドレス登録管理業務について
IPアドレス登録管理業務とは
IPアドレス登録管理業務とは、 JPNICからIPアドレス管理の委任を受けている IPアドレス管理指定事業者(以下、指定事業者)が行う以下の業務を指します。
指定事業者はJPNICと契約締結を完了した時点で、 管理下IPアドレスの委任を受けます。 指定事業者は自らの管理下 IPアドレスの中から実際のネットワークへアドレスの分配を行い、 不足した時点で再度JPNICへ管理下アドレスの補充申請を行います。 なお、管理下アドレスからネットワークへのアドレスの分配を行った場合、 またはアドレスを分配したネットワークに関する情報が変更した場合、 JPNICデータベースへの登録/更新作業が必要となります。 以上がIPアドレス登録管理業務の概要です。
(注:2011年4月15日以降に新たに委任を受けられるIPv4アドレスサイズは/22(1,024個)です。)
初めて業務を担当される方は 「IPアドレス管理の基礎知識」 もあわせてご覧ください。
IPアドレス登録管理業務における各種申請
目的に応じて利用する申請フォームは下記の表よりご確認ください。
手続きの目的 | 申請手続き | |
---|---|---|
JPNICから管理の委任を受けるIPアドレスの補充 | IPアドレス割り振り申請 | |
IPアドレスの分配を行ったネットワークに関する情報の登録 | JPNICへの分配サイズ確認(一部) | IPアドレス割り当て審議申請 |
分配先ネットワークの情報登録 | IPアドレス割り当て報告申請 | |
ネットワークに関する登録情報から参照する連絡先担当者の登録 | 担当グループ(担当者)情報登録申請 | |
逆引きDNSの登録 | ネットワーク情報登録と同時 | IPアドレス割り当て報告申請 |
ネットワーク情報登録後別途 | 逆引きネームサーバの登録 | |
登録を行った情報の更新 | 各種登録情報変更申請 | |
IPアドレスの返却 | 委任空間からの登録アドレスの返却 | 割り当て済IPアドレス返却申請 |
委任を受けたアドレスのJPNICへの返却 | 割り振りアドレス返却申請 |
各ケースにおける申請の概要は 「IPアドレス管理指定事業者が行う申請・業務について」 をご覧ください。
データベースへの登録情報と公開
JPNICデータベースへ登録を行ったIPアドレスの分配先に関する情報は WHOISと呼ばれる検索サービスとして一般に公開され、 だれでもその分配先に関する情報を参照することが可能となります。 WHOISを利用して、 ネットワークトラブルの発生しているIPアドレスを検索することにより、 ネットワークの分配先と連絡先担当者を特定することが可能であり、 解決に向けて直接連絡をとることができます。 WHOISはインターネットの世界における電話帳のようなものとしてご理解ください。
IPアドレス登録管理業務にて登録を必要とする情報は [ネットワーク情報]と[担当グループ情報(担当者情報)]の2種類があります。 ネットワーク情報はIPアドレスの分配を行ったネットワークに関する情報であり、 担当グループ情報(担当者情報) はネットワーク情報から参照される連絡窓口に関する情報です。 参照関係は 「JPNIC WHOISに公開される情報」 の図をご覧ください。
WHOIS検索サービスについては 「WHOISとは」 をご覧ください。
各種登録情報の公開項目一覧および IPアドレス登録管理業務における情報の取り扱いについては 「情報の取り扱いについて」 をご覧ください。
IPアドレスの分配にあたって
ネットワークへのIPアドレスの分配は指定事業者が適切なサイズの判断を行い、 JPNICのデータベースへ登録を行います。 ただし、指定事業者のアサイメントウィンドウを越えるサイズの割り当てを行う場合は事前にJPNIC担当者が「審議」と呼ばれる、 アドレスの利用状況の確認作業を一緒に行います。 アドレスの利用状況の確認方法はIPv4、IPv6それぞれにおいて異なりますので、 詳しくは以下のページをご覧ください。
申請手続きの流れ・申請における認証
手続き全般の流れは 「申請手続きの流れ」 でご案内しています。 個々の申請手続きの詳細については目次よりリンクされている該当する申請手続きページよりご確認ください。
また、申請に必要な電子証明書については 「申請における認証について」 をご覧ください。
ドキュメント・申請フォーム一覧
「ドキュメント・申請フォーム一覧」 では、契約書、ポリシー、 そして申請に必要な手続き文書や申請フォームを一覧にまとめています。