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文書管理情報 | |||
文書番号 | JPNIC-00907 | 無効となった文書 | JPNIC-00886 |
発効日 | 2004/4/19 | 最終更新日 | 2004/1/16 |
文書名 | ドメインネームサーバの設定手続きについて(IPアドレス管理指定事業者用) |
ドメインネームサーバの設定手続きについて(IPアドレス管理指定事業者用) 社団法人 日本ネットワークインフォメーションセンター *目次* 1. はじめに 2. 逆引きネームサーバ設定にあたって 2.1 JPNICが管理する IPネットワークアドレスとその逆引き設定について 2.2 /24よりも小さな IPネットワークアドレスに対する逆引き設定について 2.3 ルートサーバ設定ファイル 2.4 UUCP 3. 逆引きネームサーバの設定手続きについて 1. はじめに ドメインネームシステム(DNS)は、インターネット上でホスト名からIPネット ワークアドレスを検索する、あるいは、逆にIPアドレスからホスト名を検索す ることに加え、メールの配送経路を決定する上でも重要な役割を果たしています。 JPNICなどから割り当てられたIPネットワークアドレスに関するDNSのネームサー バの設定を、上位ドメインのネームサーバに登録することでインターネットか らホスト名やIPアドレスの相互情報参照が可能になります。 このドキュメントでは各組織で設置したネームサーバの設定を APNIC、または JPNICが管理するネームサーバに登録する方法についてまとめています。 2. 逆引きネームサーバ設定にあたって 2.1 JPNICが管理するIPネットワークアドレスとその逆引き設定について JPNICでは、「JPNICがネームサーバの管理をしているIPアドレス」で示され ている範囲内のIPネットワークアドレスについて逆引きネームサーバを管理 しています。 『JPNICがネームサーバの管理をしているIPアドレス』 http://www.nic.ad.jp/ja/dns/jp-addr-block.html また、APNICのアドレスプールから直接IPアドレス管理指定事業者、もしく はプロバイダ非依存アドレス利用者へ割り振り・割り当てが行われたIPアド レスについては、一部例外を除き、APNICが逆引きネームサーバの管理を行っ ています。APNICネームサーバの管理を行っているIPアドレスの一覧はこち らをご参照ください。 『APNICがネームサーバを管理しているIPアドレス一覧』 http://www.nic.ad.jp/ja/dns/ap-addr-block.html JPNICデータベースには「ネットワーク情報」として登録されていても、こ のリストには含まれないIPネットワークアドレスの情報が存在します。歴史 的経緯により、現在のIPネットワークアドレス割り当てルールが確立される 以前に直接InterNIC などから割り当てを受けていた場合などがそれに該当 します。JPNICでは、これらのIPネットワークアドレスの逆引きネームサー バ設定を行っていません。この条件に該当するIPネットワークアドレスにつ いて逆引き設定を希望する場合は、直接ARINへ変更申請を行ってください。 ERXプロジェクトによりARINからAPNICへ移管されたアドレスについては、直 接APNICへ変更申請を行ってください。また、JPNICがメンテナーとなってい るアドレスについては、JPNICへお問い合わせください。 JPNICが管理するネームサーバへの実際の登録は、JPNICデータベース登録完 了の通知が発行された翌日午前5時頃に、JPNICのプライマリサーバに対して 機械的に行われます。APNICプールから直接割り振りが行われたIPアドレス は、JPNICデータベース登録完了の通知が発行された翌日午前8時頃に、 APNICのプライマリサーバに対して機械的に行われます。DNSの仕組み上、イ ンターネット上に情報が行き渡るには時間がかかるため、登録された情報が すぐに利用できるようになるとは限りません。あらかじめご了承ください。 JPNICでは原則的に、申請内容そのものに不備がない限り、申請内容をその まま設定します。設定依頼したネームサーバ情報の誤りや、そのネームサー バ内のデータの誤りによってネットワークの接続性に影響がでたりメールな どが失われた場合は、設定依頼者・該当ネームサーバ管理者の責任となりま す。ネームサーバの設定内容が適切であるかどうかに関しては、接続してい るネットワークサービスプロバイダにご相談ください。 2.2 /24よりも小さな IP ネットワークアドレスに対する逆引き設定について /24よりも小さなネットワーク情報に対しては、JPNICのデータベースに対し てネームサーバを登録することはできません。JPNICではこれらのネットワー ク情報に関するネームサーバの管理については、割り当てを行ったネットワー クサービスプロバイダにお願いしています。詳しくは、接続先のネットワー クサービスプロバイダにお問い合わせください。JPNICでは、以下の文書で /24より小さなIPネットワークアドレスに対する逆引き設定について解説し ていますので、こちらもあわせてご参照ください。 『/24より小さい割り当てに対する、ネームサーバの逆引きの設定方法』 2.3 ルートサーバ設定ファイル ルートサーバの設定ファイル (named.root, named.ca または root.cache) は、以下のいずれかから入手可能です。 ftp://ftp.nic.ad.jp/internet/rs.internic.net/domain/named.root ftp://rs.internic.net/domain/named.root 2.4 UUCP UUCPなどのような常時接続ではないサイトへのメール配送を中継する必要が ある場合、そのドメインのためのネームサーバも設定する必要があります。 設定内容はSOAレコード、NSレコードおよびメールゲートウェイを指すMXレ コードのみになります。 3. ネームサーバ設定手続きについて IPネットワークアドレスの逆引きドメインのネームサーバに設定する場合は、 逆引きネームサーバ設定フォームを作成し、JPNICネームサーバ窓口 apply@dns.nic.ad.jp宛に送ることで行います。 JPNICネームサーバ窓口には、JPNICネームサーバ設定フォームを必ず一つだ け送付するようにしてください。複数のフォームが含まれている申請や、他 の登録フォームは受理されません。 - IN-ADDR.ARPAドメイン(IPアドレスの逆引き) ???.???.IN-ADDR.ARPA ネームサーバの設定完了通知は、データベース登録完了通知をもってかえさ せていただきます。JPNICの管理するネームサーバに設定された内容は、dig コマンドやnslookupコマンドなどを使用して確かめることができます。問い 合わせ先ネームサーバには、JPNICがネームサーバの管理をしているIPアド レスについては、a.dns.jpを、APNICがネームサーバの管理をしているIPア ドレスについてはns1.apnic.netを指定してください。また、問い合わせる 資源レコードにはNS項目を指定してください。 また、設定フォームはJPNICデータベース内の ネットワーク情報に反映され ますので、WHOISなどを利用することにより確認することもできます。 ネームサーバの設定手続きに関する質問は、 query@ip.nic.ad.jp宛にお 送りください。 IPアドレスに関するお問い合わせ先: query@ip.nic.ad.jp このドキュメント中の各種申請フォームは、apply@dns.nic.ad.jp宛にお送 りください。 JPNICネームサーバ窓口(JPNICネームサーバ設定フォームの送信先): apply@dns.nic.ad.jp 3.1逆引きネームサーバの設定手続きについて 逆引きネームサーバの設定を行うには、逆引きネームサーバ設定フォームを 使用する必要があります。ここではその記入方法について説明します。 -- 逆引きネームサーバ設定フォーム -------------------------------------- 指定事業者認証情報: [指定事業者ID] [申請業務パスワード] # NS-NET-3.0 a. [IPネットワークアドレス] p. [追加するネームサーバ] p. [削除するネームサーバ] n. [追加する技術連絡担当者] n. [削除する技術連絡担当者] y. [追加する通知アドレス] y. [削除する通知アドレス] ------------------------------------------------------------------------ ○各項目の記入上の注意 ・[指定事業者ID]は、JPNICが指定した指定事業者IDを記入してください。 指定事業者IDは指定事業者略称とは異なります。 ・[指定事業者パスワード]は、上記指定事業者IDに対応するパスワードを 記入してください。パスワードは指定事業者パスワード(管理者用)と 申請業務パスワード(担当者用)がありますが、ここでは申請業務パス ワードを記入してください。 ・[IPネットワークアドレス]を記述する場合には、必ずピリオドで区切っ た4つの10進数(dotted-notation)で記述してください。一連のアドレス を記述する際には、<最初のネットワークアドレス>-<最後のネットワー クアドレス> という形で記述します。また、<ネットワークアドレス>/< ネットマスク長> のような(ここでは、これを便宜上「CIDR的記述」と 呼びます)記述も可能です。特に、/24より小さなアドレスを登録する場 合、<ネットワークアドレス>/<ネットマスク長> という形で記述してく ださい。単独のアドレスを記入する場合でも、CIDR的記述をすることを 推奨します。 例: 172.16.0.0 192.168.0.0/16 192.44.196.0-192.44.199.0 202.12.30.128/26 ・[IPネットワークアドレス]は一つだけ記入してください。複数の記述が ある場合や、JPNICデータベース内に「ネットワーク情報」として登録 されていないIPネットワークアドレスの記述がある場合は、エラーとし て扱われます。 ・[追加するネームサーバ]には、当該IPネットワークアドレスの逆引きネー ムサーバとして追加したいネームサーバのホスト名を記述してください。 ・[追加するネームサーバ]には、.comや.netなどのJPドメイン名でないホ スト名を持つネームサーバを設定することも可能です。 ・割り当てを受けたアドレスの一部分に対してのみネームサーバを設定し たい場合には、[追加するネームサーバ] 項目に、<ホスト名>/<ネーム サーバを定義するアドレス(範囲)> と記述してください。 例: a. [IPネットワークアドレス] 255.100.0.0-255.100.2.0 p. [追加するネームサーバ] ns1.thisissample.ad.jp/255.100.0.0 p. [追加するネームサーバ] ns2.thisissample.ad.jp/255.100.1.0 p. [追加するネームサーバ] ns3.thisissample.ad.jp/255.100.2.0 ・[削除するネームサーバ]には、当該IPネットワークアドレスの逆引きネー ムサーバとして削除したいネームサーバのホスト名を記述してください。 「ネットワーク情報」に登録されていないネームサーバの記述があった 場合は、申請全体がエラーとして処理されます。 ・[追加する技術連絡担当者]には、技術連絡担当者として追加したい「個 人情報」の JPNICハンドルを記入してください。記入のあった JPNICハ ンドルが存在しない場合や、JPNICハンドルの記述として誤りがある場 合は申請全体がエラーとして処理されます。 ・[削除する技術連絡担当者]には、当該ドメイン名に関する技術連絡担当 者から外したい「個人情報」のJPNICハンドルを記入してください。記 入のあったJPNICハンドルが「ネットワーク情報」に登録されていない 場合や、JPNICハンドルの記述として誤りがある場合は申請全体がエラー として処理されます。 ・[追加する通知アドレス]には、通知アドレスとして追加したい電子メー ルアドレスを記入してください。電子メールアドレスとして認められな い記述がなされている場合は、申請全体がエラーとして処理されます。 ・[削除する通知アドレス] には、「ネットワーク情報」から削除したい 通知アドレスを記入してください。「ネットワーク情報」に登録されて いない通知アドレスの記述がある場合は、申請全体がエラーとして処理 されます。 ・追加したい項目と同じ内容がすでに当該情報に登録されている場合は、 申請全体がエラーとして処理されます。 ・申請の中に矛盾する項目がある場合は、申請全体がエラーとして処理さ れます。 例: p. [追加する技術連絡担当者] XX9999JP p. [削除する技術連絡担当者] XX9999JP ▼関連情報 「JPNICデータベース登録・変更ガイド」 「JPNICがネームサーバの管理をしているIPアドレス」 「APNICがネームサーバの管理をしているIPアドレス」 ルートサーバ設定ファイル ftp://ftp.nic.ad.jp/internet/rs.internic.net/domain/named.root ftp://rs.internic.net/domain/named.root
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