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文書管理情報 | |
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本文書番号 | JPNIC-01010 |
文書名 | IPv4ネットワークにおけるドメインネームサーバの設定手続きについて(IPアドレス管理指定事業者用) |
発効日 | 2005/3/22 |
最終更新日 | 2005/5/30 |
この文書によって無効となった文書 | なし |
この文書を無効とする文書 | JPNIC-01072 |
IPv4ネットワークにおけるドメインネームサーバの設定手続きについて(IPアドレス管理指定事業者用)
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター
*本文書について*
逆引きネームサー バの設定にあたっての解説、逆引きネームサーバ設定のフォーム、及びその記述方法について解説しています。
フォームの記入にあたっては、本文書をよく読み、誤りのないようにしてください。
*目次*
1. はじめに2. 逆引きネームサーバ設定にあたって 3. ネームサーバ設定手続きについて
1. はじめに
ドメインネームシステム(DNS)は、 インターネット上でホスト名からIPアドレスを検索する、あるいは、 逆にIPアドレスからホスト名を検索することに加え、 メールの配送経路を決定する上でも重要な役割を果たしています。
JPNICなどから割り当てられたIPアドレスに関するDNSのネームサーバの設定を、 上位ドメインのネームサーバに登録することでインターネットからホスト名やIPアドレスの相互情報参照が可能になります。
このドキュメントでは各組織で設置したネームサーバの設定をAPNIC、 またはJPNICが管理するネームサーバに登録する方法についてまとめています。
2. 逆引きネームサーバ設定にあたって
2.1 JPNICが管理するIPv4アドレスとその逆引き設定について
JPNICでは、「JPNIC が逆引きの管理を行っているアドレス一覧」で示されている範囲内のIPv4アドレスについて逆引きネームサーバを管理しています。
また、APNICのアドレスプールから直接IPアドレス管理指定事業者、 もしくはプロバイダ非依存アドレス利用者へ割り振り・割り当てが行われたIPアドレスについては、一部例外を除き、 APNICが逆引きネームサーバの管理を行っています。 APNICネームサバの管理を行っているIPv4アドレスの一覧はこちらをご参照ください。
『JPNIC 管理下で、APNICが逆引きの管理を行っているIPアドレス一覧』
JPNICデータベースには「ネットワーク情報」として登録されていても、 このリストには含まれないIPv4アドレスの情報が存在します。 歴史的経緯により、 現在のIPv4アドレス割り当てルールが確立される以前に直接InterNIC などから割り当てを受けていた場合などがそれに該当します。 これらの条件に該当するIPv4アドレスについて逆引き設定を行う場合は、 手続きが異なりますので、 JPNICまでお問い合わせください。
JPNICが管理するネームサーバへの実際の登録は、 JPNICデータベース登録完了の通知が発行された翌日午前5時頃に、 JPNICのプライマリサーバに対して機械的に行われます。 APNICプールから直接割り振りが行われたIPアドレスは、 JPNICデータベース登録完了の通知が発行された翌日午前8 時頃に、 APNICのプライマリサーバに対して機械的に行われます。 DNSの仕組み上、インターネット上に情報が行き渡るには時間がかかるため、 登録された情報がすぐに利用できるようになるとは限りません。 あらかじめご了承ください。
JPNICでは原則的に、申請内容そのものに不備がない限り、 申請内容をそのまま設定します。 設定依頼したネームサーバ情報の誤りや、 そのネームサーバ内のデータの誤りによってネットワークの接続性に影響がでたりメールなどが失われた場合は、 設定依頼者・該当ネームサーバ管理者の責任となります。 ネームサーバの設定内容が適切であるかどうかに関しては、 接続しているネットワークサービスプロバイダにご相談ください。
2.2 /24よりも小さなIPv4アドレスに対する逆引き設定について
/24よりも小さなIPv4ネットワーク情報に対しては、 JPNICのデータベースに対してネームサーバを登録することはできません。 JPNICではこれらのネットワーク情報に関するネームサーバの管理については、 割り当てを行ったネットワークサービスプロバイダにお願いしています。 詳しくは、 接続先のネットワークサービスプロバイダにお問い合わせください
2.3 ルートサーバ設定ファイル
ルートサーバの設定ファイル(named.root, named.caまたはroot.cache)は、 以下のいずれかから入手可能です。
ftp://ftp.nic.ad.jp/internet/rs.internic.net/domain/named.root
ftp://rs.internic.net/domain/named.root
2.4 UUCP
UUCPなどのような常時接続ではないサイトへのメール配送を中継する必要がある場合、 そのドメインのためのネームサーバも設定する必要があります。 設定内容はSOAレコード、 NSレコードおよびメールゲートウェイを指すMXレコードのみになります。
3. ネームサーバ設定手続きについて
IPv4アドレスの逆引きドメインのネームサーバに設定する場合は、 逆引きネームサーバ設定フォームを作成し、 JPNICネームサーバ窓口ip-service@nir.nic.ad.jp宛に送ることで行います。
JPNICネームサーバ窓口には、 JPNICネームサーバ設定フォームを必ず一つだけ送付するようにしてください。 複数のフォームが含まれている申請や、 他の登録フォームは受理されません。
ネームサーバの設定完了通知は、 データベース登録完了通知をもってかえさせていただきます。 JPNICの管理するネームサーバに設定された内容は、 digコマンドやnslookupコマンドなどを使用して確かめることができます。 問い合わせ先ネームサーバには、 JPNICがネームサーバの管理をしているIPアドレスについては、 a.dns.jpを、 APNICがネームサーバの管理をしているIPアドレスについてはns1.apnic.netを指定してください。 また、問い合わせる資源レコードにはNS項目を指定してください。
また、 設定フォームはJPNICデータベース内のネットワーク情報に反映されますので、 WHOISなどを利用することにより確認することもできます。
JPNICネームサーバ窓口(JPNICネームサーバ設定フォームの送信先):
IPアドレスに関するお問い合わせ先:
3.1 逆引きネームサーバの設定手続きについて
IPv4ネットワークにおいて逆引きネームサーバの設定を行うための申請は電子メールおよびWeb申請システムのどちらからも手続きを行っていただくことが可能です。 本文書では電子メールによる申請フォームとその記入方法について説明します。
以下の「IPv4逆引きネームサーバ設定フォーム」を利用する際は、 原則としてこのフォームには一切変更を加えず、 複数記入する必要がある項目は、 当該項目をコピーして記入してください。
-- IPv4逆引きネームサーバ設定フォーム -------------------------------------- 指定事業者認証情報: [指定事業者ID] [申請業務パスワード] # NS-NET-3.0 a. [IPネットワークアドレス] p. [追加するネームサーバ] p. [削除するネームサーバ] n. [追加する技術連絡担当者] n. [削除する技術連絡担当者] y. [追加する通知アドレス] y. [削除する通知アドレス] ------------------------------------------------------------------------各項目の記入上の注意
項目 | 記入要否 | 記入内容 |
---|---|---|
[指定事業者ID] | 必須 | JPNICが指定した指定事業者IDを記入してください。 指定事業者IDは資源管理者略称とは異なります。 |
[申請業務パスワード] | 必須 | 上記指定事業者IDに対応するパスワードを記入してください。 パスワードは指定事業者パスワード(管理者用)と申請業務パスワード(担当者用)がありますが、 ここでは申請業務パスワードを記入してください。 |
a.[IPネットワークアドレス] | 必須(一つだけ記入) |
必ずピリオドで区切った4つの10進数(dotted-notation)で記述してください。
一連のIPv4アドレスを記述する際には、
<最初のネットワークアドレス>-<最後のネットワークアドレス> という形で記述します。
また、<ネットワークアドレス>/<ネットマスク長>のような(ここでは、
これを便宜上「CIDR的記述」と呼びます)記述も可能です。
CIDR的記述の/場合には、
<ネットワークアドレス>/<ネットマスク長> という形で記述してください。
例: 192.168.0.0/16 192.44.196.0-192.44.199.255 202.12.30.128/26 複数の記述がある場合や、 JPNICデータベース内に「ネットワーク情報」として登録されていないIPアドレスの記述がある場合は、 エラーとして扱われます。 |
p.[追加するネームサーバ] |
当該IPv4アドレスの逆引きネームサーバとして追加したいネームサーバのホスト名を記述してください。 .comや.netなどのJPドメイン名でないホスト名を持つネームサーバを設定することも可能です。 割り当てを受けたアドレスの一部分に対してのみネームサーバを設定したい場合には、 [追加するネームサーバ]項目に、 <ホスト名>/<ネームサーバを定義するアドレス(範囲)> と記述してください。 例: a. [IPネットワークアドレス] 255.100.0.0-255.100.2.255 p. [追加するネームサーバ] ns1.thisissample.ad.jp/255.100.0.0/24 p. [追加するネームサーバ] ns2.thisissample.ad.jp/255.100.1.0/24 p. [追加するネームサーバ] ns3.thisissample.ad.jp/255.100.2.0/24 |
|
p.[削除するネームサーバ] | 当該IPv4アドレスの逆引きネームサーバとして削除したいネームサーバのホスト名を記述してください。 「ネットワーク情報」に登録されていないネームサーバの記述があった場合は、 申請全体がエラーとして処理されます。 | |
n.[追加する技術連絡担当者] | 技術連絡担当者として追加したい「担当者情報」(担当者情報)のJPNICハンドル、 または「担当グループ情報」のグループハンドルを記入してください。 記入のあったJPNICハンドル、 またはグループハンドルが存在しない場合や、JPNICハンドル、 またはグループハンドルの記述として誤りがある場合は申請全体がエラーとして処理されます。 | |
n.[削除する技術連絡担当者] | 当該ドメイン名に関する技術連絡担当者から外したい「担当者情報」(担当者情報)のJPNICハンドル、 または「担当グループ情報」のグループハンドルを記入してください。 記入のあったJPNICハンドル、 またはグループハンドルが「ネットワーク情報」に登録されていない場合や、 JPNICハンドル、またはグループハンドルの記述として誤りがある場合は申請全体がエラーとして処理されます。 | |
y.[追加する通知アドレス] | 通知アドレスとして追加したい電子メールアドレスを記入してください。 電子メールアドレスとして認められない記述がなされている場合は、 申請全体がエラーとして処理されます。 | |
y.[削除する通知アドレス] |
「ネットワーク情報」から削除したい通知アドレスを記入してください。
「ネットワーク情報」に登録されていない通知アドレスの記述がある場合は、
申請全体がエラーとして処理されます。 追加したい項目と同じ内容がすでに当該情報に登録されている場合は、 申請全体がエラーとして処理されます。 例: y. [追加する通知アドレス] notify@example.jp y. [削除する通知アドレス] notify@example.jp |
- 申請の中に矛盾する項目がある場合は、申請全体がエラーとして処理されます。
-
技術連絡担当者]、[ネームサーバ]、
[通知アドレス] 等を複数登録する場合には、
項目識別子を含めて、繰り返し記述してください。
例: p. [ネームサーバ] ns1.thisissample.ad.jp
p. [ネームサーバ] ns2.thisissample.ad.jp
※ この場合、ns1.thisissample.ad.jp, ns2.thisissample.ad.jpの二つのネームサーバが登録されます。
*関連文書*
- 「JPNIC が逆引きの管理を行っているアドレス一覧」
- http://www.nic.ad.jp/ja/dns/jp-addr-block.html
- 「JPNIC 管理下で、APNICが逆引きの管理を行っているIPアドレス一覧」
- http://www.nic.ad.jp/ja/dns/ap-addr-block.html
- ルートサーバ設定ファイル
- ftp://ftp.nic.ad.jp/internet/rs.internic.net/domain/named.root
- ftp://rs.internic.net/domain/named.root
以上
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