ドメイン名の登録回復とは
ドメイン名の登録回復とは、 ドメイン名の更新手続きをうっかり忘れてしまったなどの理由で登録期限が過ぎてしまいドメイン名が廃止されてしまった場合に、 所定の期間内に手続きを行えば登録状態を回復できることを指します。
例えばgTLDの場合は、 「削除済ドメイン名のための請戻猶予期間(RGP: Redemption Grace Period)」という仕組みがあり、 廃止から一定期間内に手続きをすることによって、 ドメイン名の登録を回復して再び利用可能な状態にすることができます。 また、JPドメイン名の場合にも類似の制度があり、 廃止の状態となった日から一定期間「登録回復期間」が設けられています。
いずれの場合も、登録の回復ができる期間は限られていますので、 具体的な手続き方法など詳細についてはご利用になっているレジストラなどにお問い合わせください。 また、登録しているのがこれらのTLDでない場合は、 ドメイン名の登録回復が可能であるかをご利用のレジストラにお問い合わせください。
登録回復の制度があるとしても、対象期間を過ぎてしまった場合は、 基本的には再び先願登録が可能な状態になるのを待つしかありませんが、 再び自らが登録できるとは限らないため、 そもそも必要なドメイン名を失効させないこと、 万が一に備えて登録回復のしくみについて事前に十分理解しておくことが重要です。
■参考
- 削除済ドメイン名のための「請戻猶予期間」
- https://www.icann.org/resources/pages/errp-2017-01-24-ja