ドメイン名パーキングとは
ドメイン名パーキングとは、 ドメイン名の登録だけを行いWebサイトなどで利用せずに保持する行為や、そ のようなドメイン名の保持だけを望むユーザー向けにレジストラ(登録事業者)やリセラ(再販事業者)などが提供しているサービスを指します。
通常、ドメイン名を登録した後は、 ネームサーバの設定をしてWebサイトやメールアドレスなどで用いることが一般的ですが、 登録後もしばらく利用しない場合や、 ドメイン名を保持することだけを目的に登録される場合もあります。
そのような場合、登録管理に利用しているレジストラやリセラによっては、 管理ページなどから設定をすることで、当該ドメイン名にWebブラウザでアクセスした際に、 あらかじめ用意された広告を表示したり、 特定のページを表示したりできるサービスを提供しているところがあります。 主な目的は、広告などの収入により、ドメイン名の登録料をまかなうためなどです。
なお、ドメイン名の登録だけをする行為自体は問題ありませんが、 登録や使用にあたって商標権利者の権利侵害などを目的とするような「不正の目的」が認められた場合は、 ドメイン名紛争処理方針(DRP)に基づく申立ての対象となることがありますので注意が必要です。
また、ドメイン名パーキングの対象となっているドメイン名については、 パークドメイン名などと呼ばれます。
■参考
ドメイン名紛争処理方針(DRP)
https://www.nic.ad.jp/ja/drp/