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InterNICとは

InterNICとは、もともと全米科学財団(National Science Foundation:NSF)が、NSFNETにおけるネットワークインフォメーションセンター(NIC)機能強化のために、1993年に開始したプロジェクトの名称であり、同時に、このプロジェクトによって提供されることになった各種サービスの総称でもありました。

具体的には、ディレクトリ&データベースサービスをAT&Tが、情報サービスをGeneral Atomicsが(※契約途中で解約になり、後にAT&Tが担当)、そして登録サービスをNetwork Solutionsが、それぞれNSFからの委託を受けて行っていました。

Network Solutionsは、InterNICという名のもと、.com/.net/.orgなどのドメイン名登録やIPアドレスの割り当てを行ってきましたが(後にIPアドレスの割り当て業務はARINへ移管)、1999年にドメイン名登録にレジストリ・レジストラモデルが導入されるようになってからも、「internic.net」というドメイン名を使い続けていたことに対して批判が起きるようになりました。

これは、レジストリ・レジストラモデルによって、複数のレジストラによる競争環境が整ったにもかかわらず、Network Solutionsが認知度の高いInterNICの名称を使ってレジストラビジネスを行うのは不公平であると思われたためです。

このため、internic.netはNetwork Solutionsから米国商務省に移管されることになり、InterNICのウェブサイトは中立的な情報を提供するために使用されるようになりました。

現在では、米国商務省から「InterNIC」というサービスマークの使用権を供与されたICANNによって、ドメイン名登録に関する情報サイト(http://www.internic.net)として利用されています。

JPNIC News & Views vol.164(2004年4月16日発行)より

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