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IPv4アドレスの移転とは

IPv4アドレスの移転とは、 自組織で分配を受けたIPv4アドレスを他の組織に譲る行為を指します。 現在のJPNICアドレス管理ポリシーでは、 IPv4アドレスの移転は企業の吸収合併時等に限定して認め、 利用しないIPアドレスは上位のレジストリに返却することを原則としています。 しかし、IPv4アドレス在庫枯渇後の状況に備えて、 APNIC、ARIN、RIPE NCCにおいては、 IPv4アドレスの移転を認めるポリシーの施行を決定しました。

2010年2月現在JPNICでは、 日本国内のポリシーを検討しているオープンポリシーフォーラム*から、 上位組織であるAPNICと同様のポリシーをJPNICで施行する要請を受け、 施行に関する検討を行っている段階です。 提案では、 JPNICの役割を移転後の分配先等に関するレジストリデータベースの更新と定義し、 金銭的な取引の有無をはじめとする移転手段そのものには関与しないとしています。

* オープンポリシーフォーラム
   http://jpopf.net/opf-jp/

参考:JPNIC 管理下にあるIPv4アドレスの移転提案
   http://jpopf.net/opf-jp/proposals/p017-03.html

オリジナル:JPNIC News & Views vol.720(2010年2月15日発行)より

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