ユビキタスコンピューティングとは
ユビキタス(ubiquitous)とは、「同時に至るところに存在する」という意味であり、 ユビキタスコンピューティングとは、社会や生活の至る所にコンピュータが存在しており、 ユーザがコンピュータの使用を意識することなく、いつでもどこでも情報にアクセス できる環境のことをいいます。
これは、1989年にゼロックス社のパロアルト研究所が提唱した概念です。当時は情報機器が 小型化されておらず、またあらゆる場所で手軽にネットワーク接続できるような社会環境で はなかったため、実現への動きはありませんでしたが、近年のモバイルコンピューティングと インターネットの急激な普及に伴い、この概念が大きな注目を集めるようになってきています。