Wi-fiとは
Wi-Fi(ワイファイ)とは、米国Wi-Fi Allianceによって相互接続性を認証された無線LAN機器に対する名称です。 また、同団体の登録商標でもあります。 認証された機器はWi-Fiロゴを使えるようになり、 原則としてWi-Fiロゴのある機器ならメーカーを問わず接続が可能です。 このWi-Fi認証プログラムは、無線LAN普及初期に、同じIEEE 802.11に準拠しているのに、 メーカーが違うと接続できない例があったことから始まりました。
2020年現在、一般ユーザー向けの無線LAN機器はほぼ例外なくWi-Fiの認証を受けていて、 無線LANの代名詞ともなっています。 ただ、無線LANにもいくつかの規格があります。 そしてWi-Fiは、広く普及したIEEE 802.11シリーズの規格に沿ったものを対象としています。 また、IEEE 802.11シリーズの規格に沿っていても、 Wi-Fi Allianceの認証を受けなければWi-Fiを名乗れません。 もっとも、Wi-Fiの認証を受けていなくても、実際には問題なく接続できる製品もあります。 規格が同じなら原則として接続できるはずだが、Wi-Fiであればテスト済みで安心、ということです。
なお、2018年までは規格によらず、すべてWi-Fiとしていました。 2019年からは規格ごとに番号をつけ、Wi-Fi 4 (IEEE 802.11n)、Wi-Fi 5 (IEEE802.11ac)、Wi-Fi 6 (IEEE 802.11ax)としています。 機器購入時に、より判断が付きやすくなることが期待されています。