逆引きネームサーバの適切な設定に関するお知らせ
取り組みの対象
IPv4アドレスまたは IPv6アドレスの割り振り・割り当て情報のネットワーク情報中で、 p. [ネームサーバ](または[ネームサーバ])に登録されたネームサーバに対して、 適切に設定されているかどうかの確認を行います。
(ご注意)IPv6アドレスでは、 割り振りアドレスに関するネットワーク情報(割り振り情報)と、 その割り振りアドレスから割り当て・再割り振り・再割り当てを行ったアドレスに関するネットワーク情報のそれぞれにネームサーバが登録されている場合、 割り振り情報に登録されたネームサーバを対象に調査を行います。
実施方法
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対象となる逆引きネームサーバに対して、
以下の基準に沿って適切に設定されているかどうかの確認を1日1回実施します。
- UDPポート53番へのDNSクエリに回答すること
- 委任されたゾーンのSOA問い合わせに対して、ネームサーバからSOAレコードの回答があること
- SOAレコードについての問い合わせの回答が、Authoritative Answer(権威つき回答)であること
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JPNICでは、
該当するネームサーバが持つ逆引きゾーンが15日間継続してlame
delegationの状態である場合に、
誤検知・ネットワーク障害・一時的なサービス停止などによるものではなく、
定常的にlame delegationの状態にあるネームサーバと判断します。
ネットワーク情報に登録されたネームサーバが持つ逆引きゾーンが、
lame delegationの状態であると判断される場合には、
該当する割り振り・割り当て情報に技術連絡担当者として登録された担当グループ(担当者)情報中の電子メールアドレス宛に通知します。
(ご注意) ネットワーク情報に登録されたネームサーバに対象となる逆引きゾーンが複数あり、 かつ、適切に設定されていない逆引きゾーンが複数ある場合には、 15日よりも前に電子メールによる通知が行われる場合があります。 -
45日間連続でlame
delegationの状態にあることが確認された場合には、
当該ネームサーバへの逆引きゾーンの委任を停止します。
また、JPNIC WHOISにはlame
delegationの状態にあるネームサーバである旨を表示します。
(ご注意) ネットワーク情報に登録されたネームサーバに対象となる逆引きゾーンが複数ある場合には、 45日よりも前にJPNIC WHOISでの表示が行われる場合があります。 - 逆引きゾーンが正しく設定されていることをJPNICで確認した場合、 当該逆引きゾーンの委任が再開されます。
WHOISでの表示例
lame delegationの状態が一定期間続いたことにより、 逆引きゾーンの委任が停止された場合、 JPNIC WHOISでは以下の例のように表示します。 ネームサーバの設定を修正する、もしくは、 ネットワーク情報に適切に設定されたネームサーバを登録することで、 WHOISには表示されないようになります。
* JPNIC WHOISでの表示例 Network Information: [ネットワーク情報] a.[IPネットワークアドレス] 192.0.2.0/24 b.[ネットワーク名] SUBA-001-AB2 f.[組織名] XYZ インターネット g.[Organization] XYZ Internet m.[管理者連絡窓口] AB012JP n.[技術連絡担当者] XY987JP p.[ネームサーバ] ***LAME***_test-a.example.ad.jp_2006/9/12 p.[ネームサーバ] test-b.example.ad.jp [備考] ***LAME***と表示されているネームサーバが適切に設定されていません。 [備考] http://www.nic.ad.jp/ja/dns/lame/about.html をご覧のうえ、このネームサーバの [備考] 設定を再度ご確認ください。ネットワーク情報中で、一部の逆引きゾーンのみが [備考] 適切に設定されていない場合にも***LAME***と表示されます [割当年月日] 2007/06/01 [返却年月日] [最終更新] 2007/06/01 14:46:41(JST)
電子メールによる通知の内容
lame delegationの状態であることが疑われる場合にJPNICから電子メールをお送りします。 お送りするメールの内容は以下をご確認ください。