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ICANN DNSO ドメイン名評議会 (Names Council)

日時:2002年6月26日(水)14:00~17:00
会場:Bucharest Marriott Grand Hotel(ルーマニア、ブカレスト)
司会:Philip Sheppard(NCチェア)
出席者:NCメンバー19名(3名欠席)+聴衆約40名
内容:1. 予算委員会からの報告
   2. WHOISタスクフォースからの報告
   3. Transferタスクフォースからの報告
   4. 「削除済みドメイン名の請戻し猶予期間」および「ウェイトリスティングサー
     ビス(WLS)」について
   5. ICANNの発展と改革に関する各部会からの報告
   6. .org再委任について
会議の模様 [jepg,88KB]
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<概要報告>

- 2002年3月開催のアクラ会議では、ドメイン名評議会が形骸化しつつある印象を受けた
 が、今回の会合ではアジェンダも多く、ICANN改革に関しては各部会からの積極的報告
 が続いた
- ただし、ドメイン名評議会はDNSO内の意思決定機関であるにもかかわらず、今回は
 報告と若干の議論のみで一件の決議も行われなかった

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<詳細記録>

■1. 予算委員会からの報告
- NC電話会議の費用をICANNへ返済するため$8,000余りの拠出を承認
- 拠出金を滞納している部会については、NCが制裁措置(支払い完了までNCでの投票権
 を剥奪)を執行することを要請。
 (非商業ドメイン名所有者部会(NCDNHC)は2001年度の拠出金滞納。2002年度分の拠
  出を済ませているのは2部会のみ)

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■2. WHOISタスクフォースからの報告

   ※午前に開催したGAでの報告と同内容

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■3. Transferタスクフォースからの報告

   ※午前に開催したGAでの報告と同内容

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■4. 「削除済みドメイン名の請戻し猶予期間」および「ウェイトリスティングサービス
   (WLS)」について

●勧告(案)
次回のNC会合にて採択し、理事会に提出の予定

- 理事会は早急に「削除済みドメイン名の請戻し猶予期間」 のポリシーおよび実施案
 の実装を進めるべき
- 理事会はVeriSignからの要請(WLS導入のための契約改訂)を却下すべき
- 理事会はVeriSignからの要請(12ヶ月間のWLS試用期間導入の要請)を却下すべき
他

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■5. ICANNの発展と改革に関する各部会からの報告

●ccTLDレジストリ部会
- 文書「改革に向けての青写真」に示されている提案の多くを支持
- 「ccSO」の名称継続を希望
- 資金拠出についてはいくつかのobservationが必要
- 我々はccTLDに関係する業務に対しては資金提供を喜んで行う
- gTLD空間とccTLD空間では資金確保の構造が異なる
- GACとの合同ワーキンググループを定期的に実施することに合意

●レジストラ部会
- 指名委員会設置のコンセプトを支持
- 25%のドメイン名料金の提案についてはさらなる検討が必要
- 現在ICANNと契約関係にある組織により高い地位を与えるべき

●非商業ドメイン名所有者部会
- ICANNにおける非商業ドメイン名所有者の存在は縮小傾向にある
- 我々の声を継続してICANNに届けることが重要
- 非商業ドメイン名所有者の参加が少ないことがICANNへの関心が薄いということを意味
 するわけではない
- 会合出席のための資金源が貧弱
- 原則
 + 個人がICANNポリシーの策定に重要な役割を持つ
 + ボトムアップなコンセンサス形成が重要
- 「改革に向けての青写真」については懸念が多い
  + 個人ユーザーからのインプットが含まれていない
  + ICANNポリシープロセスでの正式な役割がない

●レジストリ部会
- ICANNとの契約関係にあるレジストリ、レジストラ部会はICANNに対してよりまとまった
 形でのアプローチをとることができる
- gTLD問題だけでなく、すべての事項について検討していくことが重要

●知的財産権保持者部会(IPC)
- CNSOの創設を支持
- 商標権保持者、知的財産権保持者はICANNに対して資金提供を行う意思がある

●ISP部会
- 15名の理事会というコンセプトを支持
- 指名委員会は公益を反映させる形にすべき
- カウンシルのメンバーを指名委員会が選出することは反対(理事会レベルならよいが、
 支持組織レベルでの関与は反対)
- 「改革に向けての青写真」での資金確保の案は全面支持

●ビジネス部会
- ビジネスユーザーはICANNの安定性に多大な影響を受けている。資金の2/3はgTLDが拠出
 すべき
- ICANNは技術的調整に伴うポリシー策定の責務を負うべきであるという点を支持
- ccSOの独立を支持。その上で、他の組織と相互の対話を継続していくことが重要
- 各支持組織からの理事会への代表選出は3名とすべき(多様性を反映させるため)
- 政府の参加について:GACのリエゾン設置ではなく、GACとの定期的な協議の場を持つこ
  とが重要

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■6. .org再委任について

#NCメンバーより、.org再委任に関する意見がいくつか出された

参考会議録 http://log.does-not-exist.org/
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