ICANN 一般討論会(Public Forum)3日目
日時:2002年6月28日(金)7:30~8:30
会場:Bucharest Marriott Grand Hotel(ルーマニア、ブカレスト)
司会:Vint Cerf(ICANN理事長)
出席者:理事会メンバー17名+約40名
内容:WHOISシステムについての報告
-------------------------------------------------------------------------------
●Whoisシステムについての概要報告
- WHOISの利用者グループ別にどのような点に関心があるかを説明
- 「Thin」モデル(com, org, net)と「thick」モデル
- 今後の検討事項:
+ データの正確性
+ データへのアクセス
+ リアルタイムで無料での利用のままとするのか
+ 第3者による大量アクセスの問題
+ gTLD vs ccTLD
+ データプライバシー
他
- ユニバーサルWHOIS
gTLDとccTLDで統一したWHOISを提供するのか
●.NAME WHOISについて(by .NAME レジストリ)
- 2001年12月の運用開始後、WHOISに関する問題に直面してきた
+ プライバシー保護
+ データマイニング(data mining)
+ 不正防止のための技術的方法
+ 利用者への責任
- 登録情報のうち、登録者のEメールアドレス等については、Eメールでの開示請求
に応えるシステムをとっている
- 我々の目標は、正確性を維持しつつプライバシー保護を目指すこと
具体案:
- 課金システムによりcasual userの利用記録を作る
- 技術的・財政的なspeed bumpにより不正利用を減らす
他
●David Small氏(OECD)による報告
自身の経験したサイバースクワッティングによる被害を報告。
レジストラに問題解決を要請したが、対応が消極的であったとのことで、レジストラ
はビジネス上の責任をわきまえるべきと主張
●DNSO WHOISタスクフォースからの報告
WHOISに関する調査結果を報告。
(26日のDNSO総会、ドメイン名評議会での報告と同内容)
-------------------------------------------------------------------------------