2005年12月27日
ICANNはWSISチュニス宣言を歓迎
2005年11月18日、チュニス:ICANNは、 世界情報社会サミット(WSIS) の第二フェーズにてインターネットの現行の技術的な調整に関して採択されたチュニス宣言を歓迎します。 ICANNの既存のマルチステークホルダーモデルを認めるWSISの決議は、 インターネットのネーミング・アドレッシングシステムの安定性と整合性が今後も維持されることを保証するものです。
ICANNの理事長でありCEOのPaul Twomeyはサミットの決議について触れ、 多くのインターネットユーザーが現在のインターネットに信頼を寄せていることが分かり、 また継続して取り組んできたICANNの国際化とその使命が重要であると認識されたことは喜ばしく、 インターネットオペレーションが政治的影響にさらされていないことが認識されたことを歓迎する、 と述べました。
幅広いステークホルダーの参画が、 国際的に技術的調整を行う組織としてICANNが有効性を発揮するカギであり、 それがまさに現行の改善し発展している組織の仕組みとプロセスです。 WSISプロセスは、インターネットに関わる公共政策の問題で政府が果たすべき重要な役割を浮き彫りにしており、 発展途上の組織として、 ICANNは政府の参画に関する既存のメカニズムの進展についての対話を歓迎します。
ICANNは、バンクーバー会合での対話に期待しており、 そこではICANN政府諮問委員会(GAC) の役割が既存のマルチステークホルダーメカニズムの中で如何に改善されるべきか、 また協力関係をより効果的にするには開発途上国の参加を保証することを含め、 どんな手段が必要かというような議論が行なわれる予定です。
ICANNからのアナウンス(2005年11月21日)
以上